餓鬼の遣いの食糧係(上)
学習院大学山岳部 平成3年卒 髙野佐知
はじめに
山の中では常に腹を減らしていた。 非常に飢えていた。 だからどうしても食糧係になりたかった。 なれば何とかなるのかって? もちろんコトはそう簡単ではない。
ただ係として食糧を担当すれば飢えを凌げる献立や工夫を盛り込めるのではと思い上がっていたし、あわよくば食糧ベースを増量してしまおう! などと考えてばかりいたように思う。 実際に四年間の山岳部生活の中で私が各合宿の食糧係に指名されたのは以下の通り。
◇昭和六十年度
新人歓迎合宿(剱沢定着)
※食糧補佐、本務は平澤信一さん…(1)
◇昭和六十一年度
雪上訓練合宿(富士山)(2)
冬山合宿(飯豊山ダイクラ尾根)(3)
◇昭和六十二年度
新人歓迎合宿(内蔵助平定着)(4)
冬山合宿(白馬岳突坂尾根)※伊藤秀明さんと (5)
各合宿の計画書が全て保存されていたので個々に見ていきたい。
昭和六十年度 新人歓迎合宿(剱沢定着)
最初の食糧係は補佐で、新人でもあり「歓迎」される側だったので大した仕事はやってないハズ。 それでも計画書には「レーション(の製作総数が参加OBの分も含めて)六十六セット」などと書き込みがあり、“うへぇ~~”となっていたのが窺える。
実働(計画)五日 予備日 なし
一人一日 九〇〇㌘(レーション含む)
レーション 二五〇㌘(ベース:一三〇㌘)
米 朝:一二〇㌘ 夕:一八〇㌘
昭和六十一年度 雪上訓練合宿(富士山)
初めて務める食糧係。各学年の上級生が揃っていたので一年生の間は装備係や食糧係といった重要な役目は回って来なかったのだ。 しかし恒例の富士山での合宿は日数が短い(四日間)なのでやはり大したことはやっていない。
実働(計画) 四日 予備日 なし
一人一日 九〇〇㌘(レーション含む)
レーション 二五〇㌘(ベース:一三〇㌘)
米 朝:一二〇㌘ 夕:一八〇㌘
ところで計画書に「生米・生肉・生野菜を使用」とわざわざ断っていたのは何でだろう? 「漬物等を加える」とも書いてある。
#学習院大学山岳部 #学習院大学 #学習院山岳部 #学習院山桜会 #学習院高等科山岳部 #学習院高等科 #学習院山桜会 #山桜会 #高野佐知 #平澤信一 #伊藤秀明 #原田昌幸 #米 #α米 #レーション #ペミカン #食糧 #食糧重量 #合宿 #部活の思い出



コメント