昨秋登板なしの大型右腕が「最速158キロ」で評価急浮上! 春の大学野球で躍動する“ドラ1候補”たち
4月に入り、6月に行われる全日本大学野球選手権出場をかけた大学野球の春季リーグ戦も全国各地で続々と開幕している。ドラフト候補となる選手にとっては極めて重要なシーズンとなるが、この春の有力選手はどんなプレーを見せているのか。またこの春に急浮上してきた選手はいるのか。現状をレポートしたいと思う。 【写真】「彼の方向に飛んだらヒットは無理」と言われているのがこの人 まず今年の大学生で目玉と見られているのが青山学院大の鈴木泰成(投手・東海大菅生)と渡部海(捕手・智弁和歌山)のバッテリーだが、春のリーグ戦でもさすがというプレーを見せている。 鈴木は開幕戦となった4月7日の亜細亜大戦で8回を投げて2失点で今シーズン初勝利をマーク。翌週の中央大戦でも8回を被安打わずか3で無失点に抑え、連勝スタートとなった。 楽に腕を振っても150キロに迫るスピードがあり、緩急の使い方も上手い。走者を背負ってからも落ち着いた投球が光る。この状態を維持できれば、大学生投手で真っ先に名前が挙がる可能性は高いだろう。 渡部もここまで3試合全てに4番、キャッチャーとしてフル出場。昨年秋から明らかに送球の勢いが強くなり、14日の中央大戦では2度盗塁を阻止してみせたが、どちらも余裕をもってアウトというタイミングだった。 捕球から送球の流れのスムーズさは抜群で、安定したキャッチング、ブロッキングも高レベルだ。打撃もここまで3試合で3安打ながら四死球は5あり、出塁率は5割を超えている。大学ナンバーワン捕手という評価は不動と言えそうだ。 東都二部でここまで見事な投球を見せているのが仲井慎(駒沢大・投手・下関国際)だ。 昨年秋は故障の影響もあって明らかに本調子ではなかったが、この春は開幕戦となった7日の拓殖大戦で7回を無失点と好投し初勝利をマーク。中1日で迎えた9日の試合でも7回を投げて不運なタイムリーによる3失点と試合を作り、勝ち点獲得に大きく貢献した。さらに14日の東京農業大戦では延長12回を一人で投げ抜いて1失点完投勝利をあげている。