- 1二次元好きの匿名さん26/04/26 23:46:05
- 2二次元好きの匿名さん26/04/26 23:55:30
はー待て待て明日月曜なのにこんな夜中に立てるなアホ!!!
- 3二次元好きの匿名さん26/04/27 00:07:14
虎日!!!虎日スレじゃないか!!!!!!
- 4二次元好きの匿名さん26/04/27 00:11:53
こういうスレ待ってた
- 5二次元好きの匿名さん26/04/27 00:18:28
とりあえず10まで埋めるか
- 6二次元好きの匿名さん26/04/27 00:20:16
すげー楽しみ
- 7二次元好きの匿名さん26/04/27 00:22:22
- 8二次元好きの匿名さん26/04/27 00:22:45
- 9二次元好きの匿名さん26/04/27 00:24:14
そうなんや!ありがとやで
- 10二次元好きの匿名さん26/04/27 00:25:37
5まで埋まればなのは深夜だからで10埋まらないまま朝8時迎えたらすぐ落ちるから危ないけどね
- 11二次元好きの匿名さん26/04/27 01:31:52
珍しいヤンデレ虎杖?何それワクワクすんじゃん
- 12二次元好きの匿名さん26/04/27 06:47:45
そわそわ
- 13二次元好きの匿名さん26/04/27 07:27:59
ほとんど拘束もないようなもんじゃん、ってのが全く悪びれてなくて怖くて良い
日車何歳くらいなんだろ?おじさんならいいって訳じゃないけど学生とかショタならグッと絵面的な犯罪度数が上がるな - 14二次元好きの匿名さん26/04/27 10:34:43
何も状況が分かってない日車…虎杖はどうやってここまで連れてきたんだ?合法な手段か?
- 15二次元好きの匿名さん26/04/27 10:44:35
日車「……どうせろくなものではないだろう、何でも構わない」
虎杖「んじゃ和食でいいよな。……あ、焼き魚は焦げ目少なめがよかったっけ」
日車「……なぜ俺の好みを。いや、それ以前に君は『初対面』だと言ったはずだ」
虎杖「さあ?占いとか……まあ、そんな感じ。適当につくったから食べてよ。足枷は外してあげられないけど、ごめんな」
日車「……食事で懐柔できると思っているのか?」
虎杖「別に。普通に腹減るだろ?俺は減る」
日車「……確かに、君は見た目よりも老獪なようだ」
虎杖「そんなことねえって、日車のほうがずっと、……」
日車「……なんだ?」
虎杖「ううん、日車はかっこいいねって話。やっぱ日車のこと、好きだなあ」
日車「……で、ここに持ってきてもらえるのか?」
虎杖「流石にダイニングとかあるって。……飯食ってヒマだったら家の中探検する?」 - 16二次元好きの匿名さん26/04/27 10:52:07
虎杖はこんな警戒心強そうな日車をどうやって拉致ってきたんだ
- 17二次元好きの匿名さん26/04/27 11:01:06
日車「探検、か。呑気だな。……君が食事を作るところが見たいんだが」
虎杖「いいよ。案内する。……あ、でも危ねえから俺のそばにいてな」
~キッチン~
日車「……虎杖。包丁はどこだ?ピーラーも、果物ナイフの類も、影も形もないようだが」
虎杖「ああ、それ。危ねえから全部捨てたんだ。日車がそれで自分を傷つけたり、……外に出ようとしたりしたら嫌だしさ」
日車「正気か?刃物もなしに、どうやってその食材を調理するつもりだ。まさか、素手で引き千切るのか」
虎杖「あはは、そんな野蛮なことしないって。ちょっと見ててよ」
虎杖「――『解』」 - 18二次元好きの匿名さん26/04/27 11:02:50
日車「……ッ!今のは……」
日車「……不可視の斬撃。それは、数世代前に失われたとされる呪術、というものではないのか?」
虎杖「……詳しいんだな、日車」
日車「歴史で調べたからな。かの両面宿儺が使っていた術式だろう?」
虎杖「さあ、どうだったかな。俺にとっちゃ、もうこれしか残ってないんだ。日車を傷つけないで、日車の好きな形にものを切り分けられる、たった一つの道具なんだよ」
虎杖「よし、次は魚!あんま近くにいると汁が飛ぶから、そっから動かないでな!」
日車「……君は、その力を振るうことに何の躊躇もないのか。宿儺の術式を、あろうことか台所仕事の道具に成り下げるとは」
虎杖「えー、便利だよ?ゴミも出ないし。……それにさ、俺の手が汚れるのは、もう慣れっこなんだわ。日車が綺麗でいてくれるなら、それでいい」
日車「……」 - 19二次元好きの匿名さん26/04/27 11:11:20
おおおお重てぇ〜〜!!!(画像略)
- 20二次元好きの匿名さん26/04/27 13:24:57
~ダイニング~
日車「……味は悪くない。皮の引き方、身の厚み、どれも完璧だ。数世代前の呪いすら、君の手にかかればただの便利な調理器具というわけか」
虎杖「だろ?日車、こういうの好きかなーって思って。……あ、お茶。熱いから気をつけて」
日車「……虎杖。食事中に失礼な問いかもしれないが、一つだけ確認させてくれ。……君は、どうやって俺をここへ連れてきたんだ」
日車「俺は一応、周囲の警戒は怠らない質だ。だが、暴行を受けた記憶も、薬を嗅がされた感覚もない。……目が覚めたときには、もうこの部屋で、この足枷を嵌められていた」
虎杖「ああ、それ。普通に後ろから近づいて、キュッとしただけだよ」
日車「……キュッとした?」
虎杖「そう。日車が痛みとか恐怖を感じる隙もないくらい、一瞬で。頸動脈をちょっと圧迫して、そのままおんぶして連れてきた。……ごめんな、驚かせて。でも、日車が普通に『いいよ』ってついてきてくれるとは思わなかったから」
日車「……君のその身体能力、そして呪術。それだけの力があれば、世のため人のために振るう選択肢もあったはずだ。なぜそれを、一人の男を閉じ込めるためだけに浪費する?」
虎杖「……浪費じゃねえよ。俺にとっては、これこそが力の使い道なんだ。……外は危ないんだよ、日車。みんな、オマエを殺しにかかってくるんだ」
日車「……みんな?」
虎杖「そう。……あ、日車。それ、骨あるから気をつけて。あはは、俺が取ってやればよかったな」
日車「俺のスマートフォンや私物はどこに隠した?」
虎杖「まとめて保管してる。日車が一緒に暮らしてくれるつもりになったら、きちんと返すからさ。それまで待っててよ」 - 21二次元好きの匿名さん26/04/27 13:28:35
数世代前って言い方的にモジュロ後っぽそうではあるんだけどなんか端々から不穏を感じるというか…ワンチャン今回の転生が初ではない可能性を予想してる
- 22二次元好きの匿名さん26/04/27 15:46:05
日車の好み知ってんの前世以前の付き合いの記憶なんだろうなって感じだけどとにかく怖
- 23二次元好きの匿名さん26/04/27 16:32:39
~食後~
虎杖「ごちそうさま。日車、綺麗に食べてくれて嬉しいわ。……お茶、淹れ直してくる。淹れたてが一番美味いからさ。日車はそこで、大人しく待っててな」
日車(……リビングダイニングか、そこそこ立派な誂えだが……窓は全て塞がれている。これでは換気もできないだろうに)
日車「……ん?」
日車(サイドテーブルの端に、なにか……メモ、か?)
【日車は俺が】【違う】【守る】【今度こそ外に出さない】
日車(なんだ、これは……やはり、彼は俺を知っているんだろう。ストーカー、か。だがこの文面は――それだけでは説明がつかない)
日車(……いや、違う。同じ紙だ。インクの濃さがばらついている。上から何度も書き直した跡がある)
【今度こそ守る】【今度は外に出さない】【次は失敗しない】 - 24二次元好きの匿名さん26/04/27 16:34:14
虎杖「――日車?」
日車「ッ!!真後ろから声をかけるのはやめてくれ、驚く。君は気配がないな」
虎杖「……何見てんの?それ、ただのゴミだよ。……捨て忘れてただけ」
虎杖「そんなの見ても、何も面白いこと書いてないって。……ほら、お茶。熱いうちに飲もうぜ」
日車「……ああ。それにしても物があまりないな。全体的に古びている……ここはそもそも本当に君の家か?」
虎杖「うーん、ちょっと色々して借りてるというかなんというか。まあでも気にせんでよ!仕事先にもきちんと連絡はしてあるからさ!」
日車「……そうか。ところで、今は何時だ?時計もないから時間間隔が狂うんだが」
虎杖「そのへん気にしなくていいって。腹減ったら飯、眠くなったら寝るでいいじゃん」
日車「しかし、身体がなまってしまう。……少し、動きたいんだ。このままでは思考まで硬直してしまう。君は『探検』と言っただろう。案内してもらえるか」
虎杖「あ、そっか。ごめん、気が回らなくて。いいよ、そんな広い家じゃないけどさ。……でも、俺の側から離れないでな。約束だよ」 - 25二次元好きの匿名さん26/04/27 16:42:54
日車をなにか凄惨な未来から守ろうとしてるって感じのヤンデレ保護監禁虎杖かなこれは
虎杖から日車に対して劣情があるかどうかで怖さの種類がだいぶ違うな - 26二次元好きの匿名さん26/04/27 19:41:52
今の日車は何をしていたんだろう
前世と同様弁護士なのかな - 27二次元好きの匿名さん26/04/27 19:58:18
~ウォークインクローゼット~
日車「……これらすべて、俺が着るために用意したというのか?」
虎杖「そう。日車、安もんは着ないだろ。あ、こっちのパジャマも肌触りいいやつ選んだんだぜ」
日車(……質は悪くない。サイズも合っている。だが……妙だな)
日車(スーツの型が微妙に違う。ラペルの幅、肩のライン……年代ごとの差異が混ざっている)
日車(ネクタイも同様だ。柄の流行が揃っていない。……一度に揃えたものではない)
日車(……だが、それだけでは説明がつかない)
日車(同系統のスーツが、寸法をわずかに変えて複数ある。袖丈、肩幅……誤差と呼ぶには意図的すぎる差だ)
日車(既製品を揃えたのではなく、調整の過程……あるいは、異なる基準に合わせたように見える)
日車(……仮に、長期間にわたって買い集めたとする。ならば通常、体型の変化に合わせて新調するはずだ。古いものは処分される。少なくとも、これほど整然と残す理由はない)
日車(だがここには、残されている。使い込まれたものと、ほとんど袖を通されていないものが混在している……まるで、選別された結果のように)
日車(……サイズは、すべて俺に合う範囲に収まっている。だが完全には一致しない。わずかに違う)
日車(……成長差、ではないな。俺の体格はここまで短期間で変動しない。となると――)
日車(……同一人物だが、同一ではない個体に合わせた可能性……か?)
日車(馬鹿げているな。そんな仮定は成立しない)
日車(……だが、この空間は最初から合理性で説明できる類のものではない)
日車(……虎杖は、俺を初対面だと言った。だが、この準備は明らかに初対面の人間に向けたものではない)
日車(観察か?それとも……繰り返し、か)
日車(……いや、飛躍しすぎだ。根拠が足りない)
日車(だが少なくとも、これは一度きりの用意ではない。時間の連続性が、ここにはない) - 28二次元好きの匿名さん26/04/27 19:59:57
ここまでの描写を見ると何回か失敗(=日車死亡で転生)を繰り返してそうな感じがするんだが
『みんな』が『日車』を殺しにかかってくるっていう虎杖の言葉が気になるな
本当に日車がターゲットにされているのか(だとしたら狙われる理由は何故なのか)
虎杖がターゲットにされているけど日車が毎回虎杖を守ろうとして死ぬ(老獪と言った時に日車の方が、っていうのは守ろうとする日車の思考や行動を指していた)からなのか
それともターゲットとかは無いけどやべえのが跋扈してるから出たらそれらが束になって襲い掛かってくるとかなのか(その場合は日車がそれでも出たがる理由が何かある?) - 29二次元好きの匿名さん26/04/27 20:00:15
様々な日車スーツのコレクション
コワ~… - 30二次元好きの匿名さん26/04/27 20:08:55
日車「……?」
日車(……弁護士バッジ、か。刻印の細部が違う。現行の規格と一致しない。少なくとも、ここ数年のものではない)
日車「虎杖。このスーツは、一体いつのものだ」
虎杖「あ、……それ」
日車(今、一瞬止まったな)
虎杖「……さあ、いつだったかな」
日車(はぐらかしたか)
虎杖「……あんまり古いの見なくていいよ。混ざってるだけだから」
日車(混ざっている……?) - 31二次元好きの匿名さん26/04/27 20:12:36
転生した日車の服、全部もってるのか...?
すごい執念だな - 32二次元好きの匿名さん26/04/27 20:13:21
日車「混ざっている、とは?」
虎杖「今のほうがいいだろ?新しいの、いっぱいあるしさ」
日車「質問の答えになっていない。……時間の特定を避ける理由があるのか?」
虎杖「……別に、避けてるわけじゃねえよ」
日車「なら答えられるはずだ」
虎杖「……昔のもん混ざってるだけだって。気にすんなよ」
日車「昔とは、どの程度を指す」
虎杖「……日車に関係ある範囲じゃねえよ」
日車「……関係があるかどうかを判断するのは、俺だ」
虎杖「……今のほうがいいだろ。ちゃんと着れるし、困んねえし」
日車(……論点をすり替えたな。時間の問題を、機能の問題に置き換えている。……つまり、時間を語れない理由がある、のか) - 33二次元好きの匿名さん26/04/27 21:55:52
年齢バレしそうだから避けてるんかね?
- 34二次元好きの匿名さん26/04/27 22:20:43
~廊下~
虎杖「んじゃ、こんなもんかな。1階はだいたい見ただろ?」
日車「……ああ。生活に必要なものは一通り揃っているな」
日車(――揃いすぎている、と言うべきか。まるで、俺の生活習慣を長年観察し続け、最適解だけを抽出して並べたような空間だ)
虎杖「だろ?ちゃんと暮らせるようにしてるからさ」
日車「……そのちゃんとの基準が、君の中だけで完結しているのが問題だな」
虎杖「あはは、厳し……あ、そうだ。風呂入る?」
日車「風呂?」
虎杖「さっき動いたし、汗かいただろ。さっぱりしたほうがいいって」
日車「……ずいぶんと世話がいいな」
虎杖「一緒に暮らすんだから当たり前だろ」
日車(一緒に暮らす……この狂った前提を、彼は一分一秒たりとも疑っていない) - 35二次元好きの匿名さん26/04/27 22:38:13
何回か同棲した時もあったんだろうか
それぐらいの仲だったのなら喪って過保護になるのもまあ理解はできる - 36二次元好きの匿名さん26/04/27 23:09:08
~洗面所~
虎杖「ここ。タオルと着替えはこっち」
日車(……用意されている。サイズも、おそらく合う。ブランドまで俺が見覚えのあるものだ)
虎杖「シャンプーとかも適当に置いてる。合わなかったら言って」
日車「……至れり尽くせりだな。逆に聞くが、ここまでされて警戒しない人間がいると思うか?」
虎杖「日車はするだろうな。俺でもするもん」
日車「当然だ。毒でも入っているのではないか、とね」
虎杖「あはは!入れてねえって。……危ないことは何もしてない。風呂くらい普通に入れよ。リラックスすんのも大事だぜ」
日車「……鍵は?」
虎杖「外からはかけないよ。安心しろって」
日車(外からは……か。つまり、俺が内側からかけることは想定内であり、同時に無意味だと言いたいのか) - 37二次元好きの匿名さん26/04/27 23:12:29
同棲どころか監禁すらn回目だったりしない?
- 38二次元好きの匿名さん26/04/27 23:49:53
日車がどう思うかは最早気にしてなくてとにかく外界から隔離して死なせない事が第一って感じだけど何回同じようなことしてきたんだろう
- 39二次元好きの匿名さん26/04/28 01:08:03
ミステリー系のノベルゲームみたいで面白い
- 40二次元好きの匿名さん26/04/28 06:43:53
保守
- 41二次元好きの匿名さん26/04/28 11:32:23
~浴室~
日車(……換気扇の隙間から外の光が見える。わずかだが向こうに見える建物の影……あれは、中央ホールの時計塔か。山奥ではない。少なくとも、人の生活圏内だ。逃げ出しさえすれば、誰かに助けを求められる距離……)
日車(完全な隔絶ではない。先ほど確認した玄関は鍵のうえに更に錠をつけられていた。それほどまでして閉じ込めたいというのに、徹底しきれていないのが奇妙だ)
~浴室前~
日車「虎杖」
虎杖「んー?お、さっぱりした?」
日車「君も入ったほうがいい。衛生面の問題だけでなく、疲労も蓄積しているだろう」
虎杖「え、俺?」
日車「見れば分かる。睡眠もろくに取っていないのではないか。……俺を逃がさないために」
虎杖「……まあ、ちょっとはな」 - 42二次元好きの匿名さん26/04/28 11:33:29
日車「では尚更だ。一度身体を休めろ。監視はその後でも遅くない。それとも、俺が浴室で消えてなくなるとでも思っているのか」
虎杖「……日車がそう言うなら、入るか。確かに、ちょっと頭重いしな」
日車(彼の首に銀のチェーン……?首元に……何か通している。あれは、指輪、か?)
日車(なぜ、あれを首に——。誰かとの誓いか?ならばなぜ、俺を攫った?)
虎杖「どうした?」
日車「いや……何でもない」
日車(……見間違い、ではないな。あれは——)
虎杖「じゃ、俺入ってくるわ。ちゃんと体拭いとけよ」
日車「……ああ」
日車(……今なら、動ける) - 43二次元好きの匿名さん26/04/28 11:36:14
描写の感じ弁護士かどうかは不明だけど既に社会人にはなってそうなくらいの大人なんだよなきっと日車は、何歳になるとアウトみたいなタイプの呪いにでもかかってるのか?
- 44二次元好きの匿名さん26/04/28 12:10:46
指輪だとしたら前世で恋人だった可能性高いね
- 45二次元好きの匿名さん26/04/28 14:30:57
虎杖はずっと生きてて、日車は何回か転生してる感じかな?毎回似通ったような死に方で
- 46二次元好きの匿名さん26/04/28 16:43:53
~ダイニング~
日車(……引き出し。先ほどのメモの他にも、何かあるはずだ)
日車(これは……木箱、か?ダイヤル錠だな。なぜ、こんなものを。鍵をかけて隠すほどの何かが、この中にあるのか——)
日車(足枷が邪魔だな……あと少し、指が届けば……)グラッ
日車「ッ……!」
虎杖「日車!」
日車「……っ」
虎杖「……いってぇ……まじで、心臓に悪いわ」
日車「……君が、俺を受け止めたのか」
虎杖「そりゃそうだろ。危ねえじゃん。頭ぶつけたらどうすんだよ、せっかくここまで連れてきたのに」
日車(……この距離。……息がかかるほど近い。なぜ、彼はここまで俺に対して献身的でいられる。なぜ、まるで壊れ物を扱うような目で俺を見る……?)
虎杖「無茶すんなって言っただろ。足枷あるんだからさ。……俺がいない時に勝手に動くなよ」
日車「……すまない。好奇心が勝っただけだ」 - 47二次元好きの匿名さん26/04/28 18:09:11
日車少しだけ警戒心解いたかな?
探索で見つかっていくものが全て自分関連+古いものまで丁寧に保管+諸々覚悟の上の善意からくる行動でこのまま絆されるルートもありそう
それで生き残れるかは別の話だけど - 48二次元好きの匿名さん26/04/28 20:03:00
日車(……首元。……銀のチェーン)
日車(なぜ、それを肌身離さず持っている……?俺には、それを知る権利があるはずだ)
虎杖「……何見てんの」
日車「……いや。少し、目に入っただけだ」
虎杖「ほら、起きれる?つか日車って軽いな。もっと食わせねえと」
日車「……基本的な食事くらいはしているつもりだ」
虎杖「……ったく。ほんと目離せねえな」
日車「ならば、目を離さなければいい。君がずっと俺を見ていれば、このような事故は起きない」
虎杖「……そうしてるつもりなんだけどな。……じゃ、寝室戻ろうぜ。1日目はこれでおしまい」
日車(……あの箱。……あのダイヤルの数字が、この歪なパズルを解く鍵になるはずだ) - 49二次元好きの匿名さん26/04/28 20:07:53
>日車「ならば、目を離さなければいい。君がずっと俺を見ていれば、このような事故は起きない」
相手によってはバドエン待ったなしの発言だぞ日車
虎杖でよかったな
- 50二次元好きの匿名さん26/04/28 22:03:53
~寝室~
虎杖「ほら、着いた。……今日はここで寝ろ」
日車「……随分と手際がいいな。監禁した人間の寝床まで、抜かりなく用意しているとは。シーツの皺一つない」
虎杖「当たり前だろ。一緒に暮らすんだから。……で、寝る?」
日車「断る」
虎杖「即答だな」
日車「当然だ。この状況で無防備に意識を手放すほど、俺は愚かではない」
虎杖「日車。オマエ、まともに寝てないだろ」
日車「……」
虎杖「顔見りゃ分かる。目の動きも鈍いし、思考も少し遅れてる。……今のオマエ、考えてるつもりで思考がループしてるだろ。そのままじゃ考えすぎて知恵熱出すぞ」
日車(……否定しきれない。裁判準備でも、徹夜の資料作りの末に同じ思考のループに陥ったことが何度もある。今の俺は、その時と同じだ)
虎杖「一回リセットしろ。寝て、頭を戻せ」
日車「……その間に何をするつもりだ。俺が眠っている間に、俺をどう作り変えるつもりだ」
虎杖「何もしねえよ。ただ横で見てるだけだ。……今のオマエに、俺から逃げるだけの判断力と体力があると思うか?」 - 51二次元好きの匿名さん26/04/28 22:05:16
日車「……」
虎杖「だろ。だったら一回寝たほうがマシだって。そのほうが、ちゃんと考えられる。……ほら」
日車「……薬か」
虎杖「ちゃんと効くやつ。変なもんじゃねえよ」
日車「市販薬ではないな。形状も色も、俺の知るリストにはない」
虎杖「まあな。入手経路は……気にするなよ」
日車「……一つ確認する。致死性のものではないな」
虎杖「そんなもん飲ませるわけねえだろ。……死なせたくねえから、ここにいんだよ」 - 52二次元好きの匿名さん26/04/28 22:06:18
日車「……いいだろう」ゴクッ
虎杖「……いい判断。やっぱり日車だな」
日車「褒められる筋合いはない。……結果論だ」
日車(……既に、少し。瞼が、重い。効きが……早すぎる。これは、ただの薬理作用か?それとも、彼の『呪力』が混ざっているのか——)
虎杖「ほら、横になれって」
日車「……指図、するな……」
虎杖「おやすみ、日車」
日車「……まだ、話は——……」
日車(……意識が、落ちる。これは……本当に、ただの……睡眠薬……?) - 53二次元好きの匿名さん26/04/28 22:54:30
よし、これで現日車もほぼ弁護士確定だ
裁判書類なら検察もありえるが弁護士バッジのデザイン変更に気付けるなら十中八九弁護士だろう
これによって年齢もある程度推測できる
弁護士資格を取るための一般的な最短ルートは法科大学院を経るものとしたら(法曹コースは除外)年度計算で以下の通り
大学入学(法学部)19歳
大学卒業(法学部)22歳
法科大学院入学23歳
司法試験合格、法科大学院卒業25歳
司法修習開始(1年)、修了26歳
弁護士資格付与、実務開始27歳
※法科大学院は法学既習者は2年、未履修者は3年で司法試験の受験資格を得るため法学部卒の場合は2年で計算
※2023年から法科大学院在学中でも条件を満たせば修了1年前から受験可に資格緩和
※学歴年齢関係なく受けられる予備試験→司法試験→司法修習修了ルートが3年弱で最短だが、わざわざ「法科大学院導入前の旧司法試験を〜」と原作で触れていることから、法科大学院を経ての司法試験で計算
-----------
というわけでどんなに若く見積もっても最低でも27歳
読んでる感じ30歳は超えてそうなイメージかな - 54二次元好きの匿名さん26/04/28 23:41:31
~夢の中~
虎杖「日車!任務お疲れ!呪詛師絡みだとほんと引っ張りだこだな」
日車「まあ、俺の術式は対人特化だからな。君こそ、呪霊相手で忙しいだろう。怪我はないか」
虎杖「んー、しゃあねえよ。俺も戦力だし。……それに、日車が頑張ってると思うと、なんか気合入っちゃうんだよな」
虎杖「……あのさ、日車」
日車「なんだ。報告書を手伝ってほしいのか?」
虎杖「違うんだ。俺さ。……日車のこと、本気で大切にしたいと思ってる。呪術師としてとか、仲間としてとか、そういうんじゃなくて」
虎杖「俺、日車のことが好きなんだ。……一人の男として、ずっと一緒にいたい」
日車「……俺は君が思うほど高潔な人間でもない」
日車「……まあ、そうだな……そこまで言うなら、どうだ。俺への愛を証明するために、給料三か月分の指輪でも買ってくれるか?冗談だが」
虎杖「——っ!指輪!?」
虎杖「そうだよな。……口だけじゃ、信じてもらえねえよな。わかった。次の給料入ったら、まじで探しに行こうぜ。日車に似合うやつ、俺が一生懸命選ぶから」
日車「待て、冗談だと言っただろう。君のような若い子が、そんな大金を……」
虎杖「……うん、わかってる。冗談だろ。でも、俺は本気で考えたい。それくらい本気なんだ。……次の任務、一緒らしいしさ。そこで手柄立てて、一番いいやつ選ぶから!」
日車「虎杖。話を聞け」
虎杖「へへっ……大好きだよ、日車。絶対に、俺が守るから」 - 55二次元好きの匿名さん26/04/29 03:20:59
指輪ってこのタイミングで買った指輪だったの…?いつの時空なんだろうとは思ってたけど、本当に最初の頃だったのかな…虎杖はそれを見ながら生きてきたのか
- 56二次元好きの匿名さん26/04/29 11:25:10
まだまだ分からない事が多くて先が気になりすぎる
- 57二次元好きの匿名さん26/04/29 12:10:15
~日車の寝室~
日車「……っ!」
日車(夢……あれは、ただの幻覚か?だが、あの時彼が言った言葉が、まだ耳の奥で鳴っている……)
日車(……妙だな。目覚めた直後にしては、動悸がない。むしろ落ち着いている)
日車(誘拐犯のいる空間で、安心しているなどあり得ない。……これは、あの夢の影響か)
日車(……感情の残滓。理屈は通る。だが、それをノイズとして切り捨てるには、あまりにも、輪郭がはっきりしすぎている)
虎杖「ん、おはよ日車!ゆっくり眠れた?」
日車「今見つめていたその指輪はなんだ、昨日から気になっていたんだが」
虎杖「……これ?大事なもん」
日車「質問の答えになっていない。……刻印が見えた。何か、文字が入っているな」
虎杖「あはは、厳し。……気にすんなって。今はこうしてるだけ」
日車「指にはめるものだろう。……かつては、誰かの指にあったものか。それとも、誰かに渡すはずだったものか」 - 58二次元好きの匿名さん26/04/29 12:12:16
虎杖「……そういう時期もあったな」
日車「……あった?過去形か」
虎杖「忘れたよ、そんな前のこと。今はこうして、俺の手元にある。それで十分だろ」
虎杖「日車。……夢、見た?」
日車「見たとして、それがどうした」
虎杖「顔に出てる。……懐かしいような、変なもん見たって顔。俺のこと、少しは好きになってくれた?」
日車「不愉快だな。君は、俺の何を知っている。ストーカーにしては熱烈すぎるだろう」
虎杖「……いろいろ?日車の好きな食べ物も、寝言の癖も、全部。……ほら、起きたなら飯にしようぜ。今日は昨日よりちゃんと食わせるからさ」フラッ
日車「!虎杖、君……」
虎杖「平気平気。……ちょっと立ちくらみしただけ。……日車が食い終わるまで、俺は倒れねえよ」スタスタ
日車(……あの指輪。あれが、この状況の鍵であることは間違いない) - 59二次元好きの匿名さん26/04/29 15:18:46
>日車「!虎杖、君……」
こういうさぁ咄嗟に心配しちゃうところがさぁ…
- 60二次元好きの匿名さん26/04/29 15:34:25
日車!弁護士バッジには登録番号あるだろ!それ見てスマホ返ってきたら調べろ!永久欠番だから特定できるぞ!
しかも手元に弁護士バッジがあるってことは死亡時の返還義務(引退、廃業、懲戒免職時)を果たしてない!返還義務を例外的に免除されるのは死亡による登録抹消で、相続人が返還義務免除申請した時のみ!虎杖は相続人扱いだからなにがしかの関係にあったのは確定だ!
これ以降は詳しく知らんけど免除申請出された年月日が分かれば謎が少しは解明されるんじゃないですか!それを知れる方法があるのかは知りませんが! - 61二次元好きの匿名さん26/04/29 18:05:48
~ダイニング~
日車(わからないな……彼は一体なにを考えている……?)
――ガシャーン!!
日車「虎杖!?」
虎杖「……ッ」
日車(鍋がひっくり返って……大惨事だ)
日車「虎杖、大丈夫か」
日車(!……熱い。いや、これは、ただの熱ではない。異常だ。皮膚の温度ではない。内部から焼けているような――)
虎杖「あ……ごめん、日車。……手、滑らせちゃった」
日車「何を言っている、ひどい熱だ。……いいから、一度横になれ。昨日も一晩中起きていただろう」 - 62二次元好きの匿名さん26/04/29 18:07:06
虎杖「平気だって……。飯、作らなきゃ。日車、腹減ってるだろ……?肉じゃがは白滝入りで……」
日車「……馬鹿なことはやめろ。この状態でまともな調理ができるわけがない。……今日はいい。レトルトで済ませよう」
虎杖「え、でも……日車に美味いもん、食わせるって……約束……」
日車「君が目の前で倒れることほど、食欲を削ぐものはない。……座っていろ」ガサゴソ
虎杖「……ごめんな。……情けねえわ。せっかく、完璧にやろうと思ってたのに」
日車「……『完璧』か。君が何を救おうとしているのかは知らないが、その身体は、もう限界を超えているのではないか?」
虎杖「……大丈夫だよ。……日車が、ここにいてくれるなら。俺、いくらでも頑張れるから」
日車「……これを食べ終わったら、あとで片づけをしよう」 - 63二次元好きの匿名さん26/04/29 18:11:03
限界って何だ…?寿命や病気ではないよね呪いか日車を守ることを繰り返すために何か代償を払ってる?
- 64二次元好きの匿名さん26/04/29 21:32:34
寝ずの番してて睡眠不足だったってことは……ないか
- 65二次元好きの匿名さん26/04/29 23:09:24
~キッチン~
虎杖「ごめん、日車……俺がやるから……」
日車「黙っていろ。……君の言う通り、俺は君に生かされている身だ。管理対象が壊れては、君の目的も果たせまい」
虎杖「はは、手厳しい……」
日車「あらかた終わったか。……さて」グイ
虎杖「日車……?どこ行くんだよ……」
日車「寝室だ。君が俺を閉じ込めた、あの部屋だよ」 - 66二次元好きの匿名さん26/04/29 23:11:26
~日車の寝室~
日車(ベッドに寝かせても起きてくるだろうな、この様子だと)
日車「虎杖、そこに横になってくれないか」
虎杖「だめだ……寝たら……オマエ、いなくなる……。また、外、行くんだろ……?」
日車「……逃げはしない。少なくとも、今はな。俺がここにいることは、身体で確かめればいいだろう」
虎杖「……え……?」
日車「こうしていれば、俺が動けばすぐに気づく。……いいから、眠れ。君の言う『完璧』な救済には、君自身の生存も含まれているはずだ」ギュッ
虎杖「……あったかい……いなく、ならない、で……」
日車(……寝たか。……凄まじい熱だ。常識の範囲を逸脱している)
日車(さて……ここからが本番だ) - 67二次元好きの匿名さん26/04/29 23:20:42
逆に密着した方が指輪見やすいからか!
さすが日車頭良い! - 68二次元好きの匿名さん26/04/29 23:37:24
は…?天才…?
- 69二次元好きの匿名さん26/04/29 23:39:18
日車「……」
日車(離れようとするたびに、彼の手が宙を彷徨い、俺のシャツの裾を必死に手繰り寄せる。……すさまじい執着だ。物理的な拘束以上に、この熱に浮かされた哀願の方が、俺の足を止める重石になっている)
日車(だが、立ち止まっている余裕はない。彼の精神と肉体は、今この瞬間も何かによって削り取られている)
日車(……まずはこれだな、一体何が……!?)
『Hiromi』
日車「俺の、名前……」
日車(……偶然、ではないな。発熱、離脱時の反応、そしてこの所持品……状況証拠は揃いすぎている)
日車(となれば、仮定は三つ……単なる執着、精神異常、あるいは——外的な干渉。……いや、その複合か。いずれにせよ、通常の手段ではこの熱は下がらない)
日車「……なら、確かめるしかないか。虎杖……少し、触れるぞ」
日車(まずは反応の確認だ。俺に接触したとき——どう変化する。熱は異常なままか?それとも――)
虎杖「……ッ」
日車(……変化はない、か。心拍がわずかに落ち着くだけで、熱源は依然として彼の内部で燃え続けている。……ピースが足りない。この屋敷そのものが、彼の執着を燃料にしているのだとしたら、核はここではない)
日車(ダイニングのあの箱、そしてあの指輪……それらが示す『過去』へ、一度踏み込む必要がある)
日車「……すぐに戻る。だから、今は死ぬな」 - 70二次元好きの匿名さん26/04/29 23:55:19
結局ワケありの罪人を見捨てられなくて調べ回るの
あぁ日車だなって分かってしまうのが嬉しくもあり悲しくもあるな......
これに加えて転生する度に記憶がないってんだから虎杖も辛いだろう - 71二次元好きの匿名さん26/04/30 04:04:25
指輪わかってたけど日車と買ったものだよねそうだよね
日車はさぁ優しいんだよね
触るぞなんて声かけしないでサッと触ればいいのに
なんでこうも人を見捨てられないんだ
多分前世で死んだのそういうとこも原因になっとるぞ - 72二次元好きの匿名さん26/04/30 08:42:06
保守
- 73二次元好きの匿名さん26/04/30 09:46:48
~虎杖の寝室~
日車(……匂うな。埃……いや、長い間使われていない部屋の独特な匂いだ。窓は塞がれておらず、薄暗い陽光が埃の粒を照らしている)
日車「……」
日車(シーツにしわがない。ピンと張ったまま、崩された形跡も、体温が残った気配もない。……寝ていない。いや、最初からここで寝るつもりすらなかったのか)
日車「……あの男は、どこで眠っていた?俺の寝室の椅子で俺を監視しながら、一睡もせずに夜を明かしていたとでも言うのか」
日車(旅行用のカバン、か。……生活の痕跡がないのに、これだけがある。まるで、いつでもここを立ち去れるように……あるいは、ここが終着点ではないかのように)
日車「……開けるか」
日車(……長く居るつもりの荷物ではない。その割に、1階のクローゼットには俺の服が溢れていた。……この差は何だ?) - 74二次元好きの匿名さん26/04/30(木) 09:47:53
日車「……っ!?」
日車(……これは……俺か?……しかし、見覚えがない。裁判所前で笑っている様子。ベンチで居眠りをしている様子……どれも、カメラを意識しないはずがない近さだ。俺がここまで無防備に他人を近寄せることはない)
日車(つまり、隠し撮りではない……少なくとも、この時の俺は、このカメラの前に立つことを許している)
日車(……枚数が多いな。同じような構図が、微妙に違う場所、違う時間で繰り返されている……)
日車(……だが妙だ。季節が飛んでいる。服装も一致しない。……連続して撮られたものではない)
日車(……それでも、この中の俺は、どれも同じように自然に振る舞っている)
日車「……これは、日付か?」
日車(すべてに×印がついている、随分と古い西暦のものもあるな……一体、何を表している?)