「大手企業出身者は中小企業で使えない」という話はパワーワードとしてよく見るけど、どちらも経験した身からすると、結構雑な見方だと感じます。
また、大手と中小の構造問題というわけでもないです。
ただただ、担っている仕事の焦点が違う。
それだけの話です。
大手は、大人数で中小企業でやってる仕事を処理しているわけでもなく、ただ規模を大きくして流れ作業をしているわけでもありません。
一方で、中小は規模が小さいからといって、レベルの低い仕事をしているわけではなく、大手の下位というわけではありません。
環境やリソーセスの違い。
達成しようとしている目的に対して課題となる分野の差。
違うのは、能力の高低ではなく、仕事の範囲とその制約条件です。
中小には中小の難しさがある。
大手には大手の難しさがある。
ただそれだけです。
それなのに、大手と中小を同じ仕事軸で比較するから、
「大手は現場を知らない」
「中小は仕組みが弱い」
のような雑な話になってしまう。
本来見るべきなのは、会社の規模ではなく、
その環境で何を成果として求められているか。
焦点に当てている仕事の範囲が違うのだから、
そこを合わせずに比較しても、話が噛み合うわけがないんですよね。