文科汚職事件、贈賄側有罪確定へ 元大学理事長らの上告棄却
最高裁第3小法廷(平木正洋裁判長)は文部科学省の事業を巡る汚職事件で、便宜を図ってもらう見返りに元同省局長の次男を東京医科大に合格させたとして、贈賄罪に問われた大学の元理事長、臼井正彦被告(85)ら3被告の上告を棄却する決定をした。
27日付。いずれも執行猶予付き有罪とした一、二審判決が確定する。
他に上告が棄却されたのは贈賄罪で起訴された元学長の鈴木衛被告(76)と、受託収賄ほう助罪や贈賄罪で起訴された元医療コンサルティング会社役員の谷口浩司被告(55)。
判決によると臼井被告は2017年、元同省局長で当時は官房長だった佐野太被告(66)=受託収賄罪で控訴審公判中=に私大支援事業の対象校に選ばれるよう助言を依頼。臼井、鈴木両被告が謝礼として次男の入試で加点し、合格させた。
谷口被告は佐野、臼井両被告に会食の場を設けるなどした。〔共同〕