救急車で搬送された経験ある男性が遺言「恩返しを」…寄付活用した高規格救急車「たつお号」運用開始
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山口県の宇部・山陽小野田消防局は、同県宇部市に住んでいた男性(故人)の遺族から寄せられた3000万円を活用して購入した高規格救急車の運用を始めた。最新設備を搭載した車両には、男性の名前にちなんで「たつお号」と名付けた。
同局警防課によると、昨年9月、男性の遺言を受けて遺族が寄付を申し出た。遺族によると、男性は救急車で搬送された経験が複数回あり、市内で活用される救急車の購入費用として寄付することで恩返ししたいという意向を示していたという。
同局の宇部中央消防署では常時2台の高規格救急車が稼働。そのうちの1台が今年度に更新の時期を迎えていたことから、購入費用(約4000万円)に充てることになったという。
車両は昨年12月24日に納入された。心電図や人工呼吸器、自動体外式除細動器(AED)、点滴ができる設備などを備え、車体の左側面後方に「たつお号」と表示して今月14日から運用を始めた。遺族には納入された翌日に感謝状を贈った。
同局は「市民の安心安全を守るために有効活用したい」としている。