病児保育の取り組みですごく注目されてきたフローレンスというNPOの駒崎さん。いろんなところで活躍されているし、影響力もある。
と思って、ツイッターでフォローしてみたものの、なんとなく違和感。
すごい人のはずなのに、なんだろう、なんでだろう。
と思っていました。
でも今回、女子高生サポートセンターColaboの仁藤さんとのやりとりを読んで、その違和感がようやく理解できたように思います。
駒崎さんと仁藤さんのSNS上のやりとりから、仁藤さんについてのデマ拡散に発展したできごと。
それについて、駒崎さんは2度の謝罪文を発表しました。
私は二度目の謝罪を読んで「ああ、よかった」とホッとしました。
でもそのあとに、仁藤さんはさらなる指摘をしました。まだ本質が理解できていない、と。
私は「え?」と驚きました。もう許してもいいんじゃないの?と。
そして、何度か仁藤さんの文章を読み返して、ようやくその意味がわかりました。そして、私自身の弱さや認識の甘さに気付かされることになりました。
ーーー仁藤さんの指摘より
「対話していたら、こんなことにならなかった」と言う人がいますが、それは間違いです。私が駒崎氏の態度をマンスプレイニングと指摘した「上から目線」の態度があったことや、その後デマを拡散されたことのように、「暴力があるから、対話ができない」のです。
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*ここでいう「暴力」は身体的なものだけではなく、言葉による暴力も含まれ、駒崎さんの行為は「言葉の暴力」でした。
私は「対話していたら~」とすぐに思ってしまうタイプ。
傷つけられても、加害者の人とも根気よく対話しないといけないと、ついつい思ってしまいます。それで無理にでも対話してぼろぼろに消耗することもあるし、対話できない自分を責めることもあります。
そうしなくていいんだな、と、仁藤さんの言葉で気づきました。
同時に、私自身が「加害者と対話できない人たち」をどこかで批判的に見ていないか、注意しないといけないなと思いました。
ーーー仁藤さんの指摘より
暴力が起きるのは、相手を下に見て、暴力を振るってもいい人間だと思っているからです。
暴力が起きるのは、相手への尊重がないからです。
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この部分は、まさに自分が少し前に経験したことだったので、「はっ」とさせられました。ご機嫌ななめの先輩や上司に八つ当たりされたり、嫌みを言われたり、無視されたり、必要以上にきつい表現で仕事を批判されたり。
先輩はきっと部長や社長には、そんなふうに感情のままに行動しません。私が部下だから、後輩だから、もしかしたら女性だから、あるいは大した事ないと思っている人だから、許してくれる人だと思うから、そういう態度をとる。
私は「暴力をふるってもいい人間だと思われている」ということなのです。
言葉の暴力に傷つくというのは、言われた言葉に傷つくとういことだけではなくて、自分が「暴力的な言葉を言ってもいい人間だと思われている」ということにもまた、傷つく。
二重に傷ついていたのだ、と理解できました。
これだけ読んでも意味わからない人が多いかもしれないけれど、私の中で大きな気づきだったので書きました。
駒崎氏が「私の発信についての心からの反省とお詫び」という文章をアップされたことについて→https://www.komazaki.net/activity/2018/07/post8441/
この件について考えたり発信したりするのは疲れるし、ものすごい負担なのでなるべく控えて休みたいのだけど、問題の本質を誤解されている方が多いと感じているので、「暴力はなぜ起きるのか?」みなさんに知って欲しくて、書きます。
駒崎氏が、私がどれだけ傷ついたかを知って、反省しようと思っておられるのなら、それはよかったですが、加害したことについて、個人的な経験や感情の問題とするのではなくて、その奥にある、ハラスメントや暴力が起きる構造や、その影響について学んでほしいです。
ご自身でも「まだうまく言語化できず、自己分析も稚拙だと思」うと書かれているように、なぜこういうことが起きたのか、問題の本質には触れられていないですし、お分りでないのかもしれません。
暴力やハラスメントについて、先週末も研修に参加しながら、この件を思い出していたのですが、駒崎氏はさまざまな専門家なども全件共有に反対していた中で、あえて私を「選んで」、名誉を貶めるためにデマを拡散したと思います。その中に、内なる差別意識がないか、自分に問うてみてほしいのです。
はじめの謝罪文では、ご自身が私に「逆差別」されたとし、「仁藤さんが怒らせたから、怒りでついやってしまった」というようなことを書かれていましたが、DVの加害者と全く同じ反応です。
もし、怒りを感じたとしても、多くの人はその人を貶めるためにデマを流したりしません。暴力は、相手に対して暴力を振るってもいい、何をしてもいい存在なのだと思っているから起きます。実際に駒崎さんは他の識者や専門家(弁護士や、医師、学者、政治家など)には、同じ物言いや、デマ拡散をしませんでした。
「対話していたら、こんなことにならなかった」と言う人がいますが、それは間違いです。私が駒崎氏の態度をマンスプレイニングと指摘した「上から目線」の態度があったことや、その後デマを拡散されたことのように、「暴力があるから、対話ができない」のです。
それなのに、お互いいいことをしているのだから仲良くしたほうがいい、「対話」をするように、などと駒崎氏に近しい方々から次々にメッセージが来たり、謝罪になっていない謝罪を受け入れない私を責めるような発言や連絡をわざわざされる方がいたことにも傷つきました。
今回書かれた文章でも、ご自身が大変なご苦労をされたらしいことが書かれていましたが、それは暴力を振るう理由・原因にはなりません。
「人生を賭けて、社会の女性差別的な構造と、誰よりも闘ってきた」という自負があっても、承認欲求があっても、暴力を振るわない人はいます。暴力が起きるのは、相手を下に見て、暴力を振るってもいい人間だと思っているからです。
暴力が起きるのは、相手への尊重がないからです。暴力を振るわれてもいい人なんていませんが、暴力がない関係性や社会をつくるには、片方が相手を尊重しているだけでは成り立ちません。互いを尊重し、対等な関係性を意識しあえる。そういうことがあってはじめて、対話ができるのです。
もし、駒崎氏が「人生を賭けて、社会の女性差別的な構造と、誰よりも闘ってきた」と思われるのであれば、その自負に縛られるのではなく、むしろご自身の影響力や立場が持つパワーを自覚して、相手を尊重することを大切にしてほしいと思います。
私が知る、人生を賭けて、社会の女性差別的な構造と闘ってきた先輩女性や男性たちの多くは、若輩者の私にも、偉そうな物言いをしません。
こちらに足りないところがあっても、時に教え、共に考え、背中を押して支えてくれますし、
経験豊富なご自身にも「見えていないものがあるかもしれない」と常に自省と学ぶ姿勢をお持ちです。
権力者に対して強く出るのはいいと思いますが、(私に対してだけでなく)現場の支援者をバカにするような言動は見直してほしいと思います。
DVの加害者更生プログラムなども、受講する人が、本当に自分を変えたいと思っていないと効果が出ないといわれていますが、無意識のうちにしてしまっている差別や内なる支配欲求を認めることには高いハードルがあると思います。
私は、これからも子どもや女性の人権に関わるお仕事をされるであろう駒崎さんに、暴力やDVの起きる構造について学び、自分の加害者性と向き合うこと、それを継続することをしてもらいたいと思います。
被害にあったことが報われることはなくても、私に対するマンスプレイニングやデマ拡散が、駒崎さんが反省して学ぼうとするきっかけになるなら、私はそのことを歓迎して応援したいですし、駒崎さんに近しい方々には、ぜひそのためのサポートをしていただけたらと思っています。
「彼はああいう人だから」などとわざわざ言って来る人がいますが、そうやって見ぬふりをすることは駒崎さんにも失礼だと思いますし、暴力のない社会をつくるためにも、私からもお願いしたいです。
人を尊重することの大切さや、暴力が起きる構造やその影響について、理解されていない人が多いのだと改めて感じました。この経験を踏まえて、こうした問題も今後丁寧に伝えていきたいと思っています。
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Satoshi Fujio
駒崎はフローレンスのママたちからも被害者の会を結成されて訴えられていますし、フローレンスの保育士たちを手取り14万で劣悪な労働条件で働かせてさらに恫喝までしています。
本当に卑劣な輩ですよ。
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Sayo Noda replied
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