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縮小社会に生きる

人口減少や高齢化問題に直面し、縮小する地域社会。それを受け入れて力強く、しなやかに生きる人々の息づかいを記者がルポします。

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「旧制一中」名門進学校が定員割れ 元校長「県民に申し訳ない」

自分の受験番号を指して記念撮影をする合格者たち=鳥取市の県立鳥取西高で2026年3月16日午後0時15分、阿部浩之撮影
自分の受験番号を指して記念撮影をする合格者たち=鳥取市の県立鳥取西高で2026年3月16日午後0時15分、阿部浩之撮影

 藩校の流れをくみ、旧制鳥取一中を前身とする県内屈指の進学校・県立鳥取西高校(鳥取市)は、2024年度入試で志願倍率が初めて1倍を切り、地元に衝撃が走った。

 少子化が進み、全国の公立高校で相次いで志願倍率が過去最低となる中、伝統ある地方の名門校も例外ではなくなっている。26年度から始まる私立高校の授業料無償化の影響も指摘されるが、同校OBで3月末まで校長を務めた国岡進さんはそれだけではない若者の変化を感じている。

県内トップの進学実績だが…

 「これはやばいことになる……」。23年の夏休み前、国岡さんは次年度の生徒募集に向けた中学校訪問をし、危機感を募らせた。同校を志望する生徒が例年より少ないと感じたからだ。そのため、11月の中学校訪問では、受験するか迷っている生徒には挑戦を勧めるよう学校に求めた。

 そして迎えた翌年3月の入試。同校の倍率は0・96倍で受験者全員が合格した。県教委によると、同校の定員割れはデータが残る1985年以降で初めてだった。

 鳥取藩の藩校「尚徳館」の伝統を継ぐ同校は1873(明治6)年に開校し、1889(明治22)年に現在の鳥取城三の丸跡に移転。著名な政治家や研究者ら多彩な人材を輩出してきた名門校だ。

 県内トップの大学進学実績を誇る同校の定員割れは、地元紙や教育雑誌で大きく伝えられた。国岡さんは「伝統校で大変な結果になってしまった。期待されているのに応えられず、同窓生や県民に申し訳なかった」と振り返る。

 当時は…

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