23歳妊婦“見知らぬ国で出産”住民27人のうち1人がインド人、言葉の壁で孤立する女性も…馬産地・北海道浦河町で支援員が見つめる共生のカタチ
北海道放送
いま、日本有数の馬産地を支えているのは、インドから来た人たちです。日本人とインド人がともに働く一方で、故郷を離れ、孤立する女性たちの姿もありました。北海道浦河町に暮すインド人を支援する女性を通して、外国人との共生の在り方を見つめます。(HBC報道部:貴田岡結衣記者) 【写真を見る】23歳妊婦“見知らぬ国で出産”住民27人のうち1人がインド人、言葉の壁で孤立する女性も…馬産地・北海道浦河町で支援員が見つめる共生のカタチ ■インドから来た町民413人…馬産地でも深刻な人材不足 伝統の踊りを舞うのは、インド人の女性たち。遠く離れた故郷”ラジャスタン”の踊りです。 彼女たちが暮しているのは、北海道日高地方の浦河町です。 国内有数の馬産地も、人材不足は深刻です。現在、多くのインド人が、馬の生産や育成を担っています。 人口約1万1000人。400人あまりが、インドから来た人たちです。 この町に、インドの公用語「ヒンディー語」を話す日本人がいます。 ■「体の不調があっても、救急車を呼べなかった…支援が必要」 稲岡千春さん。4年前、東京から「地域おこし協力隊」として移り住み、インド人女性の支援を続けています。 稲岡千春さん 「これはコリアンダーリーフ、パクチー。浦河では採れないので、士幌町から毎週送ってもらっている」 何気ない会話の中で、困りごとを聞き取ります。時には、甘く煮出したインドの「チャイ」が待っていることも。 浦河町でインド人を支援する稲岡千春さん 「彼女には1人、インドに帰った友だちがいて、涙が出るくらい悲しいみたい。そんな話を聞いてまわったり。読めない書類を呼んだり、そういうことを週1回まわっています」 体調の不安や、出産、子育てなど、さまざまな相談が寄せられます。 浦河町でインド人を支援する稲岡千春さん 「インド人の男性は自分の意思で来ていますよね、ここで働こうと思って。女性は(夫に)連れて来られて、言葉も分からないし、時々深刻な体の不調があっても、自分で救急車を呼べなかった出来事があって…やはり支援が必要だなと思う」 言葉がわからず、思うように外出もできない。孤立した環境に置かれたインド人女性は、少なくありません。
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