Ayumu OKUBO

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Ayumu OKUBO
@waschmaschine
哲学・政治理論。博士(文学)。非常勤講師。最新共訳書『文学的絶対』 amzn.to/3EZwLqW 共著『〈つながり〉の現代思想』 amzn.to/3ud5TMA 訳書『地理哲学』 amzn.to/3465dOl 『暴力』 amzn.to/3v6R4fv

Ayumu OKUBO’s posts

博論、無事に提出しました! 本当に長い道のりでした。審査はこれからですが、お世話になった方々にひとまずご報告まで。
今回のマルクス・ガブリエル氏のメディアでの扱われ方を見て改めて感じたのは、日本では「哲学者」はほとんど「預言者」のように見なされているということ。「言ってることはなんだかよくわからないけど、どうも真理を体現してそうな人」。発話内容はほとんど吟味されない。本来の哲学からは遠い態度。
素人なりに法学の勉強をすると、この分野では人格なり意志なり哲学的にはいえば形而上学的な存在が生き生きと機能しているわけで、なんとも不思議な感触がある。
博論書くのに、章単位はGoogleドキュメントである程度書いて、統合作業はScrivenerで行った。博論のように大部の文章を書くのにScrivenerはすごい便利。章のあいだを簡単に移動できるし、検索や置換も全体と章単位のどちらでもできるし。
「デモは、抑圧された敵対性の症候として、何かが「うまくいっていない」ことの証拠として、有効である」(Oliver Marchart, Die politische Differenz, S. 297)。デモに立つのが1人であっても、十分意味がある。
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磯部洋明 ISOBE Hiroaki
@isobehiroaki
四条河原町て高校生がたった一人で立ってました。見た人が考えるきっかけになれば、とのことです。
ヘーゲルの「積極的」自由概念が、アメリカで一方では奴隷制度擁護に使われ、他方でキング牧師に影響を与えたことを指摘する記事。哲学に押し寄せるポリティカル・コレクトネス。: Philosophie in Amerika: Was hat Hegel mit Rassismus zu tun?
ドゥルーズ&ガタリ最後の著作を、脱構築派を代表する哲学者ロドルフ・ガシェが精緻に読み解きます。哲学と古代ギリシアの関係に興味のある方にも興味深い一冊かと。ぜひお手にとってみてください。: 『地理哲学 ー ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』について』(月曜社) amzn.to/3pCHVrL
ハーバーマスの新著は哲学史。しかし、1700ページ…。
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Daniel Steinmetz-Jenkins
@daniel_dsj2110
Jürgen Habermas's 1700 page history of philosophy and religion due out this Fall. Guess he wanted a book larger than C Taylor's Secular Age: suhrkamp.de/buecher/auch_e
『新潮』今月号の蓮實重彦「青山真治をみだりに追悼せずにおくために」を立ち読み。ここまで泣かせにかかる追悼文も珍しいのではないか。映画作家、批評家としての青山真治ではなく、ひとりの人間としての彼を浮かび上がらせることばの運びは、ほとんどメロドラマである。彼の映画を見直さなければ。
大河内泰樹『国家はなぜ存在するのかーヘーゲル「法哲学」入門』(NHK出版)。ヘーゲルが感染症で亡くなったことから語り始め、フーコーの生権力とヘーゲルのポリツァイを重ねて論じるなど、現代においてヘーゲルを読むことの意義を強く意識した入門書。ヘーゲルの難解さをほとんど意識せずに読める。
第1章を担当しました。この章は、カール・シュミットの有名な「友/敵」の区別が規範的な区別を暗に前提しており、それゆえに、シュミットの理論値では、敵を殲滅することを目指す「絶対的敵意」をうまく抑え込めないことを指摘しています。: 暴力 | 法政大学出版局 h-up.com/books/isbn978-
ロドルフ・ガシェ『地理哲学』の見本をいただきました! みなさんのお手元に届くまで今しばらくお待ちください。
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拙論「ニーチェにおける自由と自律」が『倫理学年報』第70集(日本倫理学会編)に掲載されました。ニーチェの自由意志否定と自律の要請の間の矛盾を責任の問題として捉えなおすとともに、自律自体にひそむアポリアの観点からニーチェの自律の議論を整理しました。ご笑覧ください。
デリダの「差延」が講演された日から今日(27日)でちょうど50年。「内容」(と呼べるなら)と歴史的コンテクストの手際のよい紹介。: Derrida’s Quarrel: “La Différance” at 50 - Derrida’s Quarrel: “La Différance” at 50
書影が出ましたね。校了したので、予定日近辺には出ると思います。何卒財布の紐をゆるめていただきますよう、よろしくお願いいたします。
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法政大学出版局
@hosei_up
【近刊情報】(発売予定日:2023年10月20日) 叢書・ウニベルシタス 1163 文学的絶対 ドイツ・ロマン主義の文学理論 フィリップ・ラクー=ラバルト:著, ジャン=リュック・ナンシー:著, 柿並良佑:訳, 大久保歩:訳, 加藤健司:訳 h-up.com/books/isbn978-
菅直人や鳩山由紀夫のことを、落ちぶれたと笑う人もいるけど、首相を経験したあとでも、院政を引くわけでもなく、一市民、一議員として行動しているところは共感できるな。議員だろうが首相だろうが、一市民なんだから。
去る2月に行われたシンポジウムの動画が公開されています。各章ごとに別動画になっています。僕の担当は「その2」になります。:【期間限定公開】R・J・バーンスタイン 『暴力』オンライン公開研究会 ─暴力と暴力のトラウマについての哲学的再検討(その1) youtu.be/v0rX7cbv_0g
松浦寿輝『明治の表象空間』下巻の文庫版あとがきで、氏の丸山眞男への愛とでも形容すべき想いが吐露されていて、意表をつかれる。本の執筆準備と思われるゼミに出て中江兆民などの読解を拝聴したが、丸山へのそんな想いを窺わせる発言はひとつもなかったような気がする。
コールの死を受けて、ZDFは特別番組を流している。ほとんど国葬並みの扱い。やはりドイツ統一時の首相というのが大きい様子。
昨年度出版されるはずだった論文が、コロナで遅れ、ようやく公刊されたようです。ニーチェが後期に唱えた「大いなる政治」が何を批判対象としていたかを再構成しています。 「大いなる政治とは何か : 後期ニーチェの政治構想の背景」 ci.nii.ac.jp/naid/400222983
↓ カントやアリストテレス、デカルトを好み、バリバールやリクールの下で学び、イデオロギーとは何かを簡明に語り、政治には哲学だと訴え、民主主義の不完全さ(権力の座の空虚)を理解し、果てにはドゥルーズの「襞」まで持ち出してくる(この理解だけ若干怪しいw)。哲学研究者は必読かも。
中国のウイグル自治区での人権侵害を問題にするのと同じように、日本の入管施設の人権無視を問題にするべき。
小山勉『トクヴィル:民主主義の三つの学校』(ちくま学芸文庫)は、『アメリカの民主主義』だけでなく『旧体制と大革命』も十分に取り扱うことによって、民主的専制、行政的専制を批判した自由思想家としてのトクヴィルの姿を浮き彫りにして、学びが多い。民主主義と自由は不可分であるべきなんだなと
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ルターの宗教改革を群像劇として描くドラマだった。保守化していくルターに対して、ドイツ農民戦争を率いるトマス・ミュンツァーが英雄化されていて新鮮。Luther-Film im ZDF: Die Saat des Gewissens
『現代思想』でのSEALDs奥田くんのインタヴューをざっと読む。いじめや東北大地震、原発など今の日本にあるいろいろな問題と正面から向き合って生きてきた若者の姿はまぶしいほど。SEALDsの活動が考えぬかれたものであることもよくわかった。彼らの活動に興味がある人は必読でしょう。
ヤン=ヴェルナー・ミュラー『試される民主主義』を早速読む。ポスト・トゥルース状況を巡って、「純粋に事実に基づいて政治の議論が行われた黄金時代などというものが存在しなかったことは明らかだ」と言われ、また、自由民主主義が西側のデフォルトだとは「甘い幻想」だもと明言され、小気味よい。
↓ MoMAでのドナルド・ジャッドのオンライン展覧会、結構充実している。 moma.org/calendar/exhib 展示の様子を見れたり、各作品ごとのオーディオ・ガイドも聴ける(当然英語)。ジャッド本人の短いインタビューも。あのソリッドな作品群と、とっても柔和な本人の印象とのギャップに萌える。
くだらない雑学知識をめぐって東大生を持て囃す番組が跋扈してるのを見ると、本当の「知」とは何かについて正しい像がこの国では共有されていないんだなと悲しくなる。
今や話題の人、大村知事は、農水省の官僚から自民党で政治家になった人だったんですね。あのような態度が「保守」だったはずなんだけど、今や「左」と見なされてしまうほど、日本の中の対立軸は「右」に寄ってしまった。
カス・ミュデの論考。リベラル政党の没落は、極右政党の台頭とは相関していないため、移民政策によって極右から票を取り戻すという戦略は誤り(ムフへの言及あり)。公正で平等な社会という価値を打ち出すヘゲモニー戦略の方が重要と主張。 t.co/r5hbZg3NLg
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某所で中小企業の利益代表的な方々と話したとき、みなさん一様に言うのは「自助努力が大切」、暗に生活保護はダメという話。それは国の財政の問題というよりはほとんど信条、イデオロギーに近いものだと感じた。生保を認めると自分の努力は報われなくなるとでもいうような。だから厄介なんだろう。
↓ 留学を勧める一番の理由はたぶんこれ。孤独なマイノリティーになる経験は、語学の上達なんかよりはるかに重要なものだろう。
エルネスト・ラウラウ『現代革命の新たな考察』(法政大学出版局)、特にその第1章「現代革命の新たな考察」は、一段落ごとに新たな洞察が開示されるような濃密なテクストで圧倒的。ポスト構造主義が政治理論に応用されたときに何が言えるのか、そのひとつの到達点がこの時点ですでに示されている。
↓ 丸山真男はかつて、日本の左翼は憲法を守ろうとする点では保守であり、右翼は憲法を変えようとする点で革新である、というようなことを言っているが、SEALDsのこの宣言文は「正しき保守」である気がした。このような宣言がなぜ保守政党から出てこないのだろうか。
酒井直樹「レイシズム・スタディーズへの視座」(『レイシズム・スタディーズ序説』以文社)が、レイシズムが何か、特に「上品な」レイシズムとは何かをコンパクトに論じ切っていて素晴らしい。「戦後の日本はいわば合衆国にとっての「満州国で」あった」と、日本にある上品なレイシズムが告発される。
廣松や宇野派、さらには柄谷との距離を敬意とともに率直に語っていて面白い。「グローバリズムは地球規模の収奪のシステムだ」と断言する場面も。: 熊野純彦(東京大学教授・哲学者) 「いま、なぜマルクスなのか?」
ラクー=ラバルト/ナンシーの『文学的絶対』がいよいよ発売されました。われわれが「文学」と呼んでいるものはいったい何なのか。そしてその誕生は、カントの衝撃とどのように関連していたのか。今のわれわれをも拘束する、骨太な問題へとあなたをお連れします。 h-up.com/books/isbn978-
僕も寄稿した、『〈つながり〉の現代思想—社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析』(明石書店)が出版されました。最前線の論文集です。拙稿「友愛の政治と来るべき民衆—ドゥルーズとデモクラシー」では、ドゥルーズの「来るべき民衆」に社会的紐帯のヒントを探ってます。 akashi.co.jp/book/b356984.h
ホネットの後任Martin Saarの「情動と社会」ゼミの初回だん。プラトン理想国家における詩人追放から説き起こし、現代のトランプ現象まで、いかに情動が政治から排除されてきたかとゼミのテーマ設定をするところまで。教室から溢れんばかりの学生たちで、期待度の高さがうかがえた。
グーグルレンズ、下線が引いてあっても難なく文字認識してくれるし、ほとんど手直しの必要がない。いつの間にか、クロムを媒介にしてスマホからそのままPCのクリップボードにテキストデータを貼り付けられるようになってるし。もはや写経の必要なし。すげえよ、21世紀。
梁英聖さんの『レイシズムとは何か』(ちくま新書)、むちゃくちゃ勉強になる。ドイツと日本という旧ファシズム国が、レイシズムについてなぜここまで両極的な態度を取ることになったのか、国際政治の歴史をふまえて分析した箇所などは、そのまま政経の教科書とかに載せてほしいレベル。
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偉大なgroßドイツ人であり偉大なヨーロッパ人だった、というのがどの人の口からも出てくる。EU成立の道筋をつけたコールは、「EUの中心のドイツ」という自画像にとって象徴的な存在なのだろう。
ドイツの討論番組では、マクロンが勝ったとしてもそのあとの数年間で結果を出さないと、もう次のチャンスはないと、強く強調されていた。EUの成否がかかる数年になるのかもしれない。
最近ジジェクの『厄介なる主体』(初版1999年)を再読しているが、「多文化主義やリベラルと極右排外主義とは表裏一体」といった彼の主張がようやく実感として理解できる。以前は日本で極右の存在をそこまで感じられなかったので、あくまで理論として理解していたように思う。20年のタイムラグか。
ナチスを肯定したい人は、リチャード・ベッセル『ナチスの戦争』(中公新書)あたりを読んでみればいい。兵站のこともろくに考えずイデオロギーだけで戦争に突っ走り、自国の兵や民衆に惨たらしい死や被害をもたらしたのがナチス。そしてこの戦争こそ人種と並んで彼らのイデオロギーの中核にあった。