- 1二次元好きの匿名さん26/04/24 19:27:21
女性補助監督A「そうなんです!あ、日車さんは1級術師だからわかんないですよね、こんな些末な呪霊。でもいま若い女性の間に現れるってんで噂になってるんです、『自分の好きな男性の姿で現れる呪霊』」
日車「……ほう」
女性補助監督B「つっても噂レベルですしね、ネットの噂。片思いしてた男の人の姿した何者かがまるで理想の彼氏みたいに愛してくれて、呪霊と分かっていながら抗いきれずにズルズルあま~い生活楽しんじゃうとか。TLエロ漫画みたいじゃない?」
女性補助監督A「…ばか!日車さんに何言ってんの…!あ、あはは私たち、それじゃあこれで…」
女性補助監督A(遠ざかりながら)「日車さんみたいな上品な人にあんなん言ったらだめじゃん!」
女性補助監督B(遠ざかりながら)「ごめ~ん、でもああいう人に限って…」
日車「………」
数十分後 日車の住むマンションの一部屋
日車 ガチャ
日車「………ただい、ま」
???「おかえり~」パタパタパタ
廊下の奥から現れるのは、成人した姿の虎杖悠仁
愛する者を見つめる目で帰宅者を迎え入れる
虎杖?「おかえり、寛見。連休だな~。2人でゆっくりしような♡」
日車(抱きすくめられながら)「……………………ああ」
虎杖?「…どうした?疲れた?今日は出動任務なかったんだろ?…まぁ、デスクワークも疲れるよな~俺なんて絶対事務仕事無理。寛見はすごいよ、よしよし。お疲れ~」
日車(虎杖?のたくましい胸に抱かれながら)「………いや、大丈夫だ。…ただいま。いたど………悠仁」 - 2二次元好きの匿名さん26/04/24 19:36:58
虎杖?「夕飯先にする?それとも先シャワー浴びる?」
日車「…そうだな。君がせっかく作ってくれた夕飯が冷めるのは嫌だ。…先に夕飯をもらおう」
虎杖?「よっしゃ!今日はカレーだぞ~シーフードカレーにしてみました!あ、寛見」
日車「…?ん?」
虎杖?「んーーーーっ!!」
日車「…!ん、んう…」
キスしてくる虎杖の姿をした何か
…俺は、その唇を受け入れる
深くなっていくキスを全部受け入れる
虎杖の姿をした何者かはその間、目を細めて俺を見つめている
それ以外何ができる?
『片思いしてた男の人の姿した何者かがまるで理想の彼氏みたいに愛してくれて』
…抗える人間なんて、いるのか?
ようやく口を離されたら虎杖の姿をした何者かは照れくそうに笑った
虎杖?「へへ…我慢できんで、キスしちゃった。…ごめん、寛見、まだ靴も脱いでないのに。…さ、飯にしょ?」
その手に手を引かれる
…俺は、そのままダイニングへとふらふら歩いて行った - 3二次元好きの匿名さん26/04/24 19:47:36
虎杖?「じゃん!さー食べてよ寛見!」
サラダに、彼の言ったとおりのシーフードカレーがたっぷりライスの上に黒光りしている
いただきます、と手を合わせて俺は食べ始める
虎杖の姿をした彼は、頬杖をついて俺を見つめていた
「彼」が現れたのは数日前だ
最初、任務から帰ってへとへとになった俺の脳が見せた幻だと思った
でも「大丈夫?無理せんで、寛見」と俺の額に触れるその手のぬくもりは本物だった
そういった幻を見せる呪霊がいないかと調べていた矢先、さきほどの補助監督たちの話
なるほど、これは巷で女性の間に現れているらしい呪霊か
…危険性も分からない
祓わなければ。そう思いながらも、
虎杖?「…おいしい?寛見」
日車「…うん。うまい」
虎杖?「やったね。…寛見は頑張り過ぎるとこがあるからさ。こうやって、うまいもん食べてエネルギーチャージしてもらわんと。…今夜、寛見のこと抱きたいし」
日車「げほおっ!!!」
虎杖?「あっごめんごめん嘘!寛見お疲れだもん。今夜は早めに寝よ?」
虎杖の姿をした彼はにこにこと満足そうにコップの水を飲み干す俺を見ている
その目がとろけるような色をしているので、俺はたちまち心を奪われてしまう - 4二次元好きの匿名さん26/04/24 19:58:01
…この「何者か」には設定があるらしい
いわく、俺とは1年以上一緒に暮らしていて、生涯の伴侶とお互い定めていること。
休日前の夜は………俺を抱きつぶしていること
俺を寛見と呼ぶこと。…そして俺も、彼を「悠仁」と呼ぶこと。
笑えるだろ?虎杖と呼ぶと、「いい加減その呼び方やめて」と怒られる…
一番訳が分からないのは、先ほどの補助監督たちの話からも分かるとおり、目の前にいる彼が「虎杖の姿を模した呪霊」である可能性が非常に高いことを分かっていながらも…
俺を見つめながら微笑む「彼」をはねのけることが出来ない俺自身についてだ…
虎杖?「…寛見、腹いっぱいになった?」
日車「ああ。おいしかった。ごちそうさま」
虎杖?「へへ…寛見、顔色ちょいよくなった。…やっぱちゃんと食べねぇと」
俺の頬を撫でる彼の指先
…その指のあたたかさは、確かに人間の持つそれだ
……騙されるな、これは呪霊だ
だが俺は結局…彼の指が俺の髪に滑り、後頭部を撫でるのをはねのけられないでいる - 5二次元好きの匿名さん26/04/24 20:05:40
夕食後
シャワーを浴びて、俺と虎杖の姿をした彼はソファに横並びになって彼の選んだホラー映画を観ていた
やべー、こえー!と騒ぎながらも俺の肩を抱いて離さない彼に、いちいち年甲斐もなく唾をのみ込む
…偽物でもなんでも
…俺にとっては、焦がれてやまない「彼」そのものだった
…映画も終わり、夜も更けた
さて、と彼が伸びをする
輝く笑みを俺に向けた
虎杖?「……寛見。そろそろ寝よっか。…その前にさ。俺に、なんかしてほしいことあるでしょ?頑張って
る寛見の好きなこと、なんでもしてあげる」
…魅惑的な誘いに、愚かな俺は口を開く
…虎杖。偽物でもなんでもいい。…俺は、君にdice1d3=1 (1)
1 強く抱きしめてほしい
2 深くキスしてほしい
3 抱いてほしい
- 6二次元好きの匿名さん26/04/24 20:08:55
虎?日スレだ!!!
🎲くん様子見してるけどこれ抱かれたらヤバい感じか?
でもエロは見たいし(強欲) - 7二次元好きの匿名さん26/04/24 20:34:19
片方呪霊だけど虎日だやったー
- 8二次元好きの匿名さん26/04/24 20:42:16
これは期待
- 9二次元好きの匿名さん26/04/24 21:36:14
こういうの好き…
- 10二次元好きの匿名さん26/04/24 22:10:16
とりあえず10まで保守しつつ待機
- 11二次元好きの匿名さん26/04/24 22:14:16
日車の「願望込み」の虎杖って事ですか
良いですよこの展開 - 12二次元好きの匿名さん26/04/24 22:18:05
- 13二次元好きの匿名さん26/04/25 00:40:00
保守
- 14二次元好きの匿名さん26/04/25 01:55:21
「何者か」の設定も日車の願望の反映…ってこと?
- 15二次元好きの匿名さん26/04/25 01:58:19
食べてるものは流石に描写通りよね??
実は変な肉の塊でしたとかホラーだったりする? - 16二次元好きの匿名さん26/04/25 02:23:43
現実の虎杖も日車のこと意識してるやつかな?
偽物にNTRてるみたいで興奮する
…一応確認なんですけど現実は逆カプとかそういうのはないよね?
虎日、虎?日固定でだいじょぶよね? - 17二次元好きの匿名さん26/04/25 09:03:50
※奥の男の人は呪霊に唆されて抱いてる呪霊を死んだ恋人だと思い込んでます
- 18二次元好きの匿名さん26/04/25 13:48:39
本物の虎杖はちゃんと現実の方居るんだよね?
話に絡んでくるんだろうか - 19二次元好きの匿名さん26/04/25 14:07:47
- 20二次元好きの匿名さん26/04/25 14:34:34
イ、イカ墨を使ったカレーかもしれないから…
- 21二次元好きの匿名さん26/04/25 14:36:42
偽物でもなんでもいいって直球で言ってるから実質日車のオナスレなんだよな…
- 22二次元好きの匿名さん26/04/25 14:45:39
実は虎杖も日車のことが好きで同じ現象に遭遇してる可能性も…いやどうかな
- 23二次元好きの匿名さん26/04/25 14:48:45
- 24二次元好きの匿名さん26/04/25 15:26:35
めっちゃ気になるなこのスレ
続き待機 - 25二次元好きの匿名さん26/04/25 15:28:33
さすがにここまできて現実は逆カプはないと信じたいが…
現実の方は両片思いorこれから虎日始まるかもとかかな - 26二次元好きの匿名さん26/04/25 17:34:41
「…抱きしめてほしい。強く」
俺が言うと彼は目を細めて笑う
「そんなんでいいんだ?もっとすげーこと言ってくれても全部叶えんのに」
彼が近づいてきて成長するにつれて逞しくなった腕の中に俺を抱え込んだ
「かわいいね寛見、俺の寛見」
背がしなるほど抱きしめてくるが少しも痛くない
「俺の寛見、離さないからね」
歌うように言われて、ゆりかごのようにあたたかい腕の中に閉じ込められる
涙が出そうになり俺は息を止めた
そんなん、なんて言わないでくれ
ぜんぶ俺が欲しかったものだ
ぜんぶ俺が欲しくてたまらなかったものだ
そのまま抱きしめられたままベッドに入り、彼の胸に包まれたまま眠った
「俺も寛見のだから。俺だけは、寛見のものだからさ。離さないでね」
眠りに落ちるその瞬間まで、夢のような言葉とぬくもりが俺を優しく苛んでくれた - 27二次元好きの匿名さん26/04/25 17:35:42
………
……
…
物語などではこういう場合、朝目覚めると「彼なる存在」は消えているものだ
だが俺の彼は違う
虎杖の姿をして、寝過ごした俺の肩を揺すって起こしてくれる
「おはよう、寛見。朝飯だよー?起きて、ほら。遅れちゃうよ」
まだ覚醒しきれていない俺の額に短いキスをしてから虎杖の姿の彼…は、キッチンに戻る
洗面所で身支度を整えてダイニングに向かうと、白米とみそ汁と卵焼きと焼いた鮭と…とこれぞ健康的な和の朝食、というメニューが並んでいる
「食べたらすぐ出たら良くない?俺洗っとくからさ」
「…いただきます。いつも、ありがとう。…君は、時間は大丈夫なのか?」
「俺?うんへーき。今日は任務入ってないし」
これも彼の設定、だ。高専つきの術師で、つまりは俺の同僚でもあること
…これだけは、現実の虎杖と同じで俺は胸が苦しくなる
朝食と歯磨きを終えた俺を玄関で見送ってくれる彼は、少し寂しそうに笑っている
「今日は早く帰れる?」
「ああ…今日は高専での調査任務だから。出動じゃないから、適当なところで切り上げて帰れると思う」
「ん。早く帰れるってのもそうだし、あとさ。寛見が危険な任務とかじゃなくてよかった」
心をひりひりさせるよう嬉しい言葉とともに、またキスをくれる。…彼はキスが好きなようだ
いや違う。俺が好きだから、か?
扉を閉めて外の世界を歩く
頭を抱えてその場に蹲りたい衝動に駆られるが、しない
高専までの道をひたすら歩き続ける
俺は、幸福だった。愚かにも、虎杖の姿をして俺を愛してくれる「彼」が待つ家に今日も帰るのだと思うと…全身がわななくような幸福を感じていた - 28二次元好きの匿名さん26/04/25 17:40:48
ここからホラー要素が来るなら「彼」との生活を続けるうちに日車がどんどんやつれていくかもしれないけどどうなるだろ…