この幸福感ランキング、実際に秋田で育った、また小中の担任もしていた私が考察すと、大きく何点かにまとめられる。
○学校の先生がとにかく頑張っている
→とにかく、よ〜やっとる。本当にきめ細かいところまで気を遣ってやってる。テスト返す時も一人一人に声かけて返すし、年4回のいじめアンケートも朝アンケートとったら、朝の時間で回収→すぐ対応とめちゃくちゃ早い。休んだ子がいれば18時過ぎまで残って電話するし、中学生でも毎日交換日記のようなものでコメントして、悩みに寄り添っている。ただし、すべては先生のプライベート時間の犠牲のもとに成り立っている。
○中学校までは、自分や家庭ごとの「差」が分かりにくい
→これも大きい。子どもって、親の経済格差に敏感であるが、これを感じにくい仕組みだ。かなり簡易的な書類で就学援助申し込めるようになっているし、秋田は基本的に公立学校進学なので、周りの子との「差」が分かりにくい。ただし、高校に入ると県外に進学できる子との「差」に否応なしに直面する。
○「井の中の蛙
」でいさせてくれる
→これは私の主観だが、秋田は人口減少に伴い学年やクラス数も減り、小さなコミュニティである。その中で定期テストや体力テスト、お絵描きや習い事などやれば、何かしら上位に入ることができる。どんな子でも、そのコミュニティの中では尊敬される「特技」があるし、それを今の時代は周りの人が褒めてくれる。井の中の蛙は大海を知らなくて良いのである。
総じて秋田が1位は良い事なのですが、高校生以上になると、これまで隠されていた差に直面するのが現実で、秋田県外に出た後戻らない人も多いのです。
Quote
日本経済新聞 電子版(日経電子版)
@nikkei
子どもの幸福感1位は秋田県 人口減に危機感
nikkei.com/article/DGXZQO
人口が43年連続減少している秋田県ですが、子どもの幸福感が高いことが分かりました。ふるさとを知る教育や探究型授業を通じ、自発性を引き出していることが奏功しています。
#日経_連載 #データで読む地域再生