今井達也、メジャー電撃移籍の直前まで「正式オファー0」だった 独占密着で明かした、期限ギリギリの攻防
「背中を直接押していただいていると肌で感じられました。日本を離れても応援してくださる方がたくさんいることを忘れちゃいけないと思いました」(今井) メジャー球団からのオファーを待ち続け、交渉期限が残り1週間となった12月27日。いよいよ、アメリカへ飛び立つ日がやってきた。 しかし、市場の動きは例年より遅く、ほかのFA選手も移籍が決まっていない状況だった。そのなかで今井に関心を持ち、ボラス社に接触してきた球団は10球団弱。下交渉で2~4球団に絞られてから今井が現地アメリカへ渡ることになっていた。 メジャーの中でも高い注目を集める今井は、移籍先を探す先発投手のパワーランキングで4位に入った。それでも当人は冷静だ。 「メディアが何を言おうと、嘘か本当かはわからない。自分で実際に見て感じて思ったことが自分の中で事実になるじゃないですか。僕はそれしか当てにはしていない。吉田正尚さんの時も、レッドソックスのスカウトが日本の試合を見に来ていなかったらしいんです。急にポンって1日で決まったらしいんですよ。村上宗隆選手もホワイトソックスに入団するとは誰1人予想していなかったじゃないですか。そういうこともあるんでね、メディアは気にしていないですね」
ロサンゼルスに到着し、交渉期限は残り6日。朝から休む間もなくメジャー球団との本格交渉に入る。 そして、日が暮れた夜7時。初めてボラス氏本人との打合せへ。3時間に及んだミーティングの内容は意外なものだった。 「意外と具体的な候補は上がっていないらしい。というのも、興味を持っている球団と正式なオファーはまったく別の話らしいです。もちろん僕の投球のメカニックについていろいろ話をしたいという話はちょくちょくはあるんですけど、それが実際に契約に至るかとなると別の話になってくる。正式にオファーがあるかどうかはまだわかっていないです」(今井) 正式なオファーはまだ届いていないという衝撃の事実。この時、交渉期限は残り6日を切ろうとしていた。今井は代理人ボラスの元へ通い、オファーが届くのを待ち続けていた。