今井達也が挙げたゲリット・コールやザック・ウィーラーを上回る背番号「45」のエースは誰がいたのか
今井達也(ヒューストン・アストロズ)は入団会見で背番号「45」の理由について、ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)とザック・ウィーラー(フィラデルフィア・フィリーズ)を挙げた。
2人とも、1990年生まれの右投手だ。ドラフトの順位は、2011年の全体1位と2009年の全体6位。どちらも、2013年6月にメジャーデビューした。そこから変わることなく「45」を背負い続けている点も共通する。コールはピッツバーグ・パイレーツ(2013~17年)とアストロズ(2018~19年)とヤンキース(2020年~)、ウィーラーはニューヨーク・メッツ(2013~19年)とフィリーズ(2020年~)。コールは2025年、ウィーラーは2015~16年が全休だ。
ここまでに、コールは先発317登板で1954.0イニングを投げ、奪三振率10.37と与四球率2.30、防御率3.18とFIP3.16を記録している。2023年はサイ・ヤング賞に選ばれた。ウィーラーは先発283登板の1728.1イニングで奪三振率9.48と与四球率2.55、防御率3.28とFIP3.29。サイ・ヤング賞は受賞していないものの、投票2位はコールと同じ2度だ。
FIPはフィールディング・インディペンデント・ピッチングの略。ざっくり説明すると、守備の要素をできる限り排除した防御率だ。
さらに球史を遡ると、コールとウィーラーを凌ぐ背番号「45」のエースもいた。こちらも右投手の2人、ボブ・ギブソンとペドロ・マルティネスがそうだ。ともに殿堂入りしていて、セントルイス・カーディナルスは背番号「45」をギブソンの永久欠番としている。ボストン・レッドソックスの背番号「45」もペドロの永久欠番だ。
ギブソンは1959年から1975年までカーディナルス一筋に投げ、1960年の途中から「45」を背負った。先発482登板とリリーフ46登板で計3884.1イニングを投げ、奪三振率7.22と与四球率3.10、防御率2.91とFIP2.89。2度のサイ・ヤング賞のうち、1度目の1968年はMVPも受賞した。このシーズンは先発34登板の304.2イニングで防御率1.12とFIP1.77。28登板で完投し、そのうちの13登板は完封した。
ペドロはレッドソックスの前後にそれぞれ2チーム、ロサンゼルス・ドジャース(1992~93年)とモントリオール・エクスポズ(1994~97年)、メッツ(2005~08年)とフィリーズ(2009年)で投げた。背番号が「45」でなかったのは、エクスポズ時代の一時期だけだ。先発409登板とリリーフ67登板の計2827.1イニングで奪三振率10.04と与四球率2.42、防御率2.93とFIP2.91を記録し、1997年と1999~2000年にサイ・ヤング賞を手にした。
ちなみに、コールとウィーラーの身長は6フィート4インチ、ギブソンは6フィート1インチか6フィート2インチ、ペドロは5フィート11インチだ。今井は180cmなので、ペドロとほぼ同じ身長ということになる。