米の軍事攻撃に「現実味」 キューバ大統領が警告
【サンパウロ=時事】カリブ海の島国キューバからの報道によると、同国のディアスカネル大統領は16日、米国が検討を始めたと報じられたキューバへの軍事攻撃について、「現実味がある」として国民に備えるよう警告した。
米紙USAトゥデーは15日、米国防総省がトランプ大統領からキューバ軍事介入の命令が出た場合に対応できるように計画の準備に入ったと報じた。米国は敵対するキューバとの交渉を開始したが、ディアスカネル氏は米側が求める退陣を拒否している。
ディアスカネル氏は16日、親米独裁政権を打倒した1959年のキューバ革命について、社会主義を目指したものだと意義づけた61年のフィデル・カストロ演説から65年となったことを記念するイベントに参加した。
米紙報道を念頭に「それ(軍事攻撃)を避けられるように備える義務が自分たちにあるが、不可避となれば勝利するだけだ」と訴えた。
また、キューバに対する石油供給の遮断といった米国の措置を批判。大規模停電の頻発など経済危機に陥っているとして、米国には「キューバの家族が抱える苦しみへの絶対的な責任」があると強調した。