クジラ肝×あん肝タッグ 料理に活用「新名物に」 北茨城民宿組合
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あんこう鍋など茨城の冬の味覚を代表するアンコウ料理で知られる北茨城市の平潟漁港周辺の旅館・民宿で、アンコウとクジラの「肝」を使った新メニューが誕生した。5月から宿泊客向けに提供する予定。地元は捕鯨大手「共同船舶」(東京)とタッグを組み、未利用部位のクジラ肝を活用して新たな名物にしようと張り切っている。
平潟漁港周辺の旅館・民宿10軒でつくる北茨城民宿組合が考案した「奇跡・幻のステーキ」は、皿に載った常陸牛(160グラム)のステーキの上で、表面を軽くあぶったあん肝とクジラ肝(いずれも25グラム)が並ぶ。濃厚なあん肝に対し、牛レバーのような味わいのクジラ肝は海の風味もほのかに感じる。マッシュポテトと赤ワインソースを合わせて様々な味が楽しめる一品だ。
組合長で「あんこうの宿まるみつ旅館」を経営する
共同船舶は世界で唯一の捕鯨母船「
同大の成分分析によると、クジラ肝はたんぱく質が豊富でヘルシーな食材だという。共同船舶は今年、日本近海で体長約20メートルと大型のナガスクジラ58頭を捕獲する予定。同社営業部の高野雄介部長は「安全に提供できるので、なじみのない部位もおいしく食べられると知ってほしい」と期待する。
「奇跡・幻のステーキ」は5月から1年限定で、まるみつ旅館と民宿数軒で提供する。宿泊代と別で7700円(税込み)。組合ではクジラ肝を使ったカツや鍋物など、他の新メニューも検討中だ。武子さんは「あん肝と組んで北茨城の新たな名物になれば。世界に向けて発信したい」と意気込んでいる。