不登校児童・生徒を集めた多様化学校が富山で開校 北陸3県では初
富山市に13日、不登校の児童・生徒を対象にした学びの多様化学校(不登校特例校)「市立古志(こし)はるかぜ学園」が開校した。小学部14人、中学部22人が転入学。特例校は全国に84校あり、北陸3県では初の設置となる。
特例校は国が指定し、子どもの自主性を重視した学びの場を提供する。学習指導要領に縛られず、児童・生徒が自分で学習内容を選ぶなど柔軟な運用でカリキュラムを組める。はるかぜ学園は、通常の学校より1割程度少ない授業時間数で卒業できる。
市教委によると、市内の小中学校の不登校児童・生徒などは2024年度は約1080人。市は不登校児童・生徒などの保護者にアンケートを行い、特例校の要望や、子どもにも「学び直したい」などの声があることを把握した。こうしたケースに対応するため、学校の設置を進めていた。
はるかぜ学園は教職員19人の小中一貫校で、先月閉校した旧浜黒崎小学校の校舎を利用する。開校式では児童・生徒が拍手の中、迎えられた。只石展英校長は、子どもたちに「学園は、自分でつくる学校、自分をつくる学校、ありのままの自分でいられる学校を目指しています。一人ひとりの価値観を尊重し、みなさんが自立できるように話し合いながら、学校をつくっていきましょう」と呼びかけた。