街にサイレン響き、高台へ避難 不安漂う最大震度5強の東北
20日午後4時50分ごろに発生し、東北地方で最大震度5強を記録した地震。一部地域では津波警報も発令され、街にサイレン音が響いた。地元住民からは不安の声が漏れた。 青森県五戸町の町議、佐々木喜克さん(40)は農作業中、揺れに見舞われた。町は昨年12月にも震度5強の地震に遭い、佐々木さんの住む地区でも農道の法面が崩れる被害が出た。「船酔いするような感覚だったが、前回(12月)のほうが大きかったかもしれない」。続く地震に「高齢者も多い地域なので声掛けをしていきたい」と緊張をにじませた。 「津波が来ます。海岸には近づかないでください」。震度4を記録した岩手県釜石市の市街地には、津波への警戒を促すサイレン音とともに、防災無線が繰り返し避難を呼び掛けた。JR釜石駅前のホテルでは、宿泊客らが従業員の指示に沿って高台に避難した。 平成23年の東日本大震災の恐怖がさめやらないのが福島県だ。相馬市の主婦、土屋友紀さん(45)は「物が倒れたりということはないが、かなり長い揺れだった」と振り返る。地震を受けて息子の通う中学校まで迎えに訪れた土屋さんは「街中のあらゆるところから津波警報のサイレンが聞こえる」と不安げに語った。