世界で唯一の捕鯨母船「関鯨丸」3季目の漁へ出港…昨季は届かなかった鯨肉生産量2000トン超え目指す
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関鯨丸は「共同船舶」(東京)が所有し、約100人が乗り組む。小型捕鯨船と船団を組み、北海道や東北沖などの排他的経済水域(EEZ)内で操業。捕鯨船が捕った鯨を積み込み、最新設備で解体・冷凍保存し、港に陸揚げする。
関鯨丸は今後、太平洋を北上し、今月21日から房総半島沖でニタリクジラ漁を実施。イワシクジラなどを捕りながらさらに北上し、5月からナガスの生息数が多いとされる北海道沖のオホーツク海で漁をする。
今季の漁全体としては昨季と同様、11月下旬頃までの間、仙台港(宮城県)と下関港を拠点に、1か月半~2か月程度の航海を4回実施。いずれも捕獲枠上限のナガス58頭、ニタリ133頭、イワシクジラ56頭を捕り、12月上旬に下関港に帰港する。
漁期中の最初の寄港は6月7日の仙台港。冷凍鯨肉を陸揚げするほか、生肉も上場する。下関港には7月27日に寄港する。博多港と釧路港への初寄港はそれぞれ8月20~21日と11月7~8日。船内案内イベントを開くなどし、関鯨丸と鯨肉をPRする。
昨季、関鯨丸はナガスの捕獲枠60頭を捕りきり、ニタリ143頭とイワシクジラ35頭を含め計238頭を捕獲した。だが、4月下旬に始めたナガスのオホーツク漁では、見込みと違ってまだやせた個体が多かったのが響き、生産量は前季比16トン減の1530トンと目標を470トン下回った。この教訓を生かし、今季のオホーツク漁は5月にずらす。
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