自民「法抵触ない」、党大会で自衛官国歌斉唱 「政治的行為」批判も

政府与党連絡会議に出席するため首相官邸に入る萩生田光一幹事長代行=2026年4月13日午前11時59分、平田明浩撮影 拡大
政府与党連絡会議に出席するため首相官邸に入る萩生田光一幹事長代行=2026年4月13日午前11時59分、平田明浩撮影

 自民党の萩生田光一幹事長代行は14日の記者会見で、陸上自衛隊中央音楽隊の鶫真衣3等陸曹による党大会での国歌斉唱について、自衛隊員による政治的行為を制限した「自衛隊法に抵触するものではない」とする党の見解を示し、「防衛省の了解も得ていた」と述べた。

 萩生田氏は、12日の党大会への鶫氏の起用は党側の要請ではなく、党大会の演出を担当した企画業者の推薦だったと説明。党側は事前に業者を通じて、現役自衛官が特定政党の集会で歌唱することに問題がないか防衛省に確認し、「問題ない」との回答を得て、党大会運営委員会で決定したとした。

 自衛隊法に関しても、党側が改めて防衛省に見解を確認したところ、「国歌の歌唱それ自体に政治的目的はなく、直ちに違反するものではない」との回答があったとし、違法性を否定した。同省は「職務としてではなく、私人として関係者から依頼を受けた」と説明したという。

 党大会での現役自衛官による国歌斉唱を巡っては、野党やSNS上で、自衛隊に求められる政治的中立性の観点から疑問視する声が上がっている。【安部志帆子】

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