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太平洋戦争中の1942~43年に使用されていた、兵隊のように行進する動物や日の丸が描かれた「出席カード」や、木銃を構えて遊ぶ園児の姿を写した写真など、幼児教育においても戦時色が濃厚だったことを伝える展示もある。企画展は5月10日まで。要入館料。
明治期に始まった幼児教育の歩みは150年がたった現代も続いている。幼児教育で全国をリードした京都市保育会は「京都市立幼稚園教育研究会」と名称を変え、今も活動中だ。
同研究会の会長で伏見板橋幼稚園(伏見区)の齋藤麻友子園長と、市教育委員会学校指導課の中西昌子参与は「脈々と受け継がれてきた研究会のバトンを次につなげたい」と思いを込める。「かつては研究会が散会になった後も、街灯の明かりの下で話し合いが続けられていたと聞いている」。齋藤さんは、先輩教員から伝え聞いた熱心な活動の一端を振り返る。
同研究会は市立幼稚園15園が加盟していて、毎月、幼稚園教員が近隣園に集まり、保育事例などを持ち合って研究を行っている。少子化の影響で単級のクラス編成が増えつつある中で、研究会の存在は同じ年齢のクラスを受け持つ教員の保育研究や情報交換の場にもなっている。中西さんは「デジタル化が進む現代社会だからこそ、子どもたちは自然に触れて五感を使う体験を大切にしてほしい。教員の思いを教育で実現するためにも、研究会を未来に残したい」と話す。