超希釈された水に特有の秩序構造があること (川田薫博士の研究結果) 改訂版 | まーりんのまりんエッセンス

まーりんのまりんエッセンス

魂・心・体に響き渡る、これから先の時代のエッセンス
「海のエッセンス」「月のエッセンス」の物語

テーマ:

※ 以下は、川田先生に以前の記事をみていただいて一部修正し、思い出したことなどを
加筆したものです。
※ 写真の掲載 (出典:
『水の本質の発見と私たちの未来: 顕微鏡写真から見えてくる
水の“素顔”』 
(文芸社)
) も、ご本人より了承を得ております。


水の構造性質の研究は、いまだに科学のメインストリームではないので、独自に研究されて
いる方々を知ることは、普通に生活しているなかではめったにないことです。

川田薫・理学博士はそうした研究者のひとりで、
わたしは昨年と今年のJPHMAコングレスでの講演を聴いてすごく興味を惹かれました。

川田博士の本来のご研究の一部が、岩石ミネラルの水溶液に関するものだったそうで
電顕で撮ったミネラル溶液の微細構造が、超希釈したホメオパシーの作用機序にヒントを
与えるように思われ、わたしとしては、今後の研究展開にも目が離せないのです。




以下は、川田博士が昨年と今年のJPHMAコングレスで発表され、
わたしが聴講した内容です。



・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

前振り (まだホメオパシーとの関連が見えてこない部分ですが、面白いので載せます)


地殻上部、地殻下部、マントル上部の各層の岩石を溶液にすると、それぞれに異なった
作用が生まれる。

花崗岩の溶液・・・生理活性(生体内の生理的機能に対して触媒となる)作用
玄武岩の溶液・・・界面活性(他の物質を水中に取り込む)作用
かんらん岩の溶液・・・水質浄化作用(界面活性と反対の作用)

ここで大変なことが分かってしまった。

岩石によって、これだけはっきり違う性質を示すのに、

原子吸光法を使って元素分析すると
じつは種類の違う岩石同士であっても、組成(構成成分)には大きな差がない
ことがわかった。


「物質が溶液に溶ける」という現象は、これまで「物質が溶液中でバラバラのイオンとなって、
溶液内で均一に分布している状態だ」と説明
されてきました。

これが正しければ:
(見た目の種類は違っても)同じ材料で構成されている岩石を水に溶かす
⇒同じような溶液になって区別がなくなるはず

そのはずだったのが、実際はそうではなかったわけです。




では、これらの溶液の性質の違いをもたらしているのは何か。


岩石を構成する物質自体の違いであるということが こうして実験的に否定されたので、
川田博士は
それは岩石の「構造」そのものを反映しているのではないか、溶液中の岩石は
元素単位でイオン化しているのではなく、もうちょっと大きな構造をもつのではないのか
と考えたそうです。

また「どんな物質も、5 nm(ナノメートル: 5ミリの1/1000,000)以下になると触媒作用が
現れ、1 nm で最大となる」ことがすでにわかっていたので
その構造は、おそらく1~5 nm 程度であろうと予測できました。

そこで、溶液中の岩石の構造を、電子顕微鏡で調べることにしたのです。
電子顕微鏡を採用したのは、「誰が見ても、パッとわかる」ために、視覚化しようと思ったから。

まず、岩石と純水の双方を電子顕微鏡で観察したところ、どちらも同じような特徴的構造をとる
ことがわかった。

『水の本質の発見と私たちの未来: 顕微鏡写真から見えてくる水の“素顔”』
川田薫、中島敏樹著(文芸社)より 


平均粒径2 nm の一次粒子 
⇒合体⇒ ~20 nm の二次粒子
 
⇒さらに合体⇒ ~100 nm の三次粒子


一次粒子内は、岩石を構成するシリケート四面体(または水分子の四面体)が計算上では
~250個ほど詰まっていると考えられる。

しかし、水は、ミネラルよりも三次粒子がぼんやりとした像だった。
⇒ 水はミネラルよりも安定しておらず、より動きが激しい

ここまででわかったこと:
● これらの粒子は、小さな粒子が集まって、より大きな粒子になるという階層構造ないし入れ子構造をとる。
● これらの粒子は、絶えず激しく動いており、一次⇔二次⇒三次とダイナミックに離散集合を
繰り返している(動的平衡)。

ここは、川田博士が強調された部分です。
六員環内部の構造に関し、磁性体の磁区のようなものかとお尋ねしたら、そんなものではなく
もっとダイナミックなものだと説明されました。 わたしたちは、ある瞬間に撮影された写真を
みることしかできない(後述するように、これが科学・顕微鏡の現時点の限界)ので、
水の “ほんとうの姿” は、やっと垣間見ることしかできていないようです。

ペットボトル入りの水を想像してみましょう。その中にどのくらい H2が入っているかを計算すると・・・12~13%、最大15%ほどにしかならない。後の~85%は、じつは空間であり、
水の粒子間にはそれほど空隙がある


● 粒子と粒子との間(電顕写真では、二次粒子同士、一次粒子同士に隙間がみられる)に
他の物質が入り込んだ状態が、「水に物が溶けた」状態といえる。
しかし、この粒子そのものと同様に、粒子の境界も次の瞬間にはすぐ壊れて分散する。




ここから本題 ・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


では、ミネラルを水に添加したら、水の構造はどうなるのか。

以下の3種類の濃度のミネラル溶液を、同じように電顕で観察☆

(a) 700 ppm (その物質が 7/10,000 の重量比率で溶液に入っている)
  氷特有の六員環構造。 そのなかに、さっきの階層構造をとる粒子が入っている。

(b) 5 ppm (その物質が 5/1000,000 の重量比率で溶液に入っている)
  六員環が歪んでる。 粒子表面は写真のような構造をとり、その内部は楕円体の三次粒子
  が立ち上がった状態で縦にきっちりと並列し、まるで短毛の絨毯のように整列している。


  ⇒濃度が低くなってはじめて観察された秩序
  ⇒水は、溶かしこんでいるミネラルの濃度が5 ppm 程度になると、秩序化する
   
ということは・・・
溶かしている物質(ミネラル)の濃度によっては、水のエントロピーは負になる !!
    
これが本当なら、いくら強調してもしたりないことです。
エントロピーとは、この世界の事象における「秩序/乱雑さ」の物差しです。 これまで工学に
おけるモデル、あるいは宇宙物理学では、すべからくエントロピーは増大するということに
なっていました。 宇宙は膨張する。 本はいつのまにか本棚から引き出したままになり、部屋
はいつのまにか汚れ、片付けないものでいっぱいになる。 ・・・形あるものは壊れる。

それは全てに通用するルールだと思えましたが、例外がありました。
「生命体」です。
わたしたち人間も、生きているかぎりは、呼吸や摂食により取り込んだエネルギーを使って
細胞を入れ換えるなどし、全体としては、絶えず機能
を維持し、腐って崩壊することなく
生体としての秩序を保っています。 
これが、エントロピーが負(-)であるということです。

このことは、工学分野で機械の制御モデルを考えていた人々にとっては、新鮮な驚きでも
あったのです。生物学を制御工学に取り入れる考え方は、たとえばサイバネティクスなど
で語られ、通信ネットワークを有機的に作動させることはできたけれど、
シリコンのハードウェア自体は有機的に進化しなかった。


「なぜ、生きているのか」「生きているとは、どういうことなのか」

この問いは、いまもなお脇に置かれたままになっています。


いま、水のエントロピーが負になるということになれば、生き物以外の物質ではじめて
熱力学の法則の例外がみつかったことになります。

体は多量の水からできていることから、生命体は、むしろ水の性質を利用して
自身のエントロピーを増大させないようにしているのかもしれないのです。




 
じゃあ、さらに濃度を下げるとどうなるのか・・・

(c) 7 ppb (その物質が 7/1000,000,000 の重量比率で溶液に入っている)
  5 ppm とはまた異なった、流れ構造のような秩序性が観察された。


川田博士は、当初ここまで薄めたら純水と変わらなくなるんじゃないかと予想されていた
そうですが、観察の結果、超純水と7 ppb溶液とでは状態が全く違ったことに大変驚いた
ということです。

さっきの純水の写真↓(※写真の大きさは同程度だけど、スケールは違うようです。
でも、ちがった構造をとってることはわかります。)




ここでわかったこと:
● 水は、ほんの微量(1/1000000000オーダー)でも他の物質が
入ると、
それに応じて全く構造が変わる。 
     先の実験結果から 
構造が変わるということは、性質が変わる
ということ。





さて。 この7 ppbという濃度は、ホメオパシーのレメディーの希釈単位では 9X ないし 4~5C
に相当します。

これは、体内でホルモンや酵素が作用するオーダーよりは高めですが、ホメオパシー的には
かなり低濃度(低ポーテンシー)。


ホメオパシーでは、このレベルではまだ溶液中に物質が残存しており、物質が細胞に直接
作用することにも考慮しています。 生薬系のレメディーが原液レベルから販売されている
のに対し、ARS.(ヒ素)などの毒物、劇物のレメディでは、こうした低ポーテンシーのものが
販売されていないのは、そうした理由によります。





もっと薄めたら・・・ 川田博士は、当時はこれ以上薄めて何か得られると予期していなかった
ため、この実験は、ここで打ち切られています。 

ちなみに
つくば高エネルギー科学研究所における分析では、濃度の検出限界 10-15 だそうで、10-15 以上の希釈溶液の研究は、現時点では不可能である(現在の科学の
限界)
とのことでした。


これは昨年に聴いた話ですが、今年、修正はされませんでした
要するに、より希釈したらどうなるか、何にも入ってない水と同じになるのかそうじゃないのか
という件に関しては、現代科学の水準では実験すらできないので、議論ができるはずがない
ということです。

ただし、限界近くまで希釈した場合に、その溶液は(c)のように純水とは違う秩序をもって
いることから、その先を類推することはできる。 (しかしそれも確定した何かではなく、
類推にしか過ぎない。)




顕微鏡のほうも、室温で溶液のビデオ撮影が可能なように進化するといいのですが。
(個人的には、電子線やX線を当てて「物質を見る」方法では、本当の姿は観測できないと
思っていますが)

川田博士は、電顕ではない方法で、また別の切り口での水の研究を続けていらっしゃるよう
です。 またお話を伺ってシェアしたいと思っています! (^-^)/

AD

まーりんさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります