気仙沼市の出生数 前年度と同じ176人
気仙沼市の出生数 前年度と同じ176人
気仙沼市の2025年度の出生数は176人で、前年度と同数だった。2016年度以降、毎年度減少を続け、24年度までは最少人数を更新していた。依然として低水準に変わりはなく、出生が1桁やゼロの地区があるなど、少子化に伴う学校再編は待ったなしの状況といえる。一方、総人口は3月末時点で5万4603人で、昨年同月比で1千人以上減った。
出生数では、前年度から増加した地区が4地区あった。最多の気仙沼は前年度から3人、面瀬は8人、中井は1人、小泉は3人それぞれ増加。大谷は8人で変動はなかった。
減少したのは7地区で鹿折は1人、松岩、新月、階上、大島、津谷は各2人、唐桑は4人減少。小原木は23年度に4人が生まれたが、24、25年度と2年連続で出生数がゼロとなった。
市全体の出生数は、昨年1~12月の暦年では161人となり、前年を18人下回って過去最少を更新。しかし、1月に月別では最多の24人、2月に14人、3月には11人が生まれ、年度としては前年度と同数だった。
東日本大震災前の10年度に450人だった出生数は、11年度に400人、19年度に300人、23年度には初めて200人を割り込み、全国同様に少子化が加速している。ただ、昨年度に限ってみれば、16年度から続いていた減少はストップした。
人口減少対策などを担当する市の菅原千枝子ウェルビーイング推進官は「前年度と出生数が同じだったのは一時的なものなのかは、今後の推移を冷静に見ていく必要がある」と指摘。「子供を産み育てやすく、暮らしやすいまちづくりなどに向けた施策に引き続き全庁挙げて取り組んでいく」と話している。
一方、市の人口は3月末現在、5万4603人(男2万6275人、女2万8328人)で昨年同月から1113人減少。進学や転勤に伴う社会減が響き、前月末からは297人の大幅減となった。
昨年度1年間で見ると、出生数176人に対して死亡は1024人。848人の自然減で、前年度からは112人少なかった。
一方、転入1285人に対して、転出は1550人。265人の社会減で、こちらも前年度の371人から減少幅が抑えられた。
総人口は震災前の11年2月末は7万4247人だったが、今年1月末に5万5千人を割り込み、3月末では震災前から1万9644人減少。気仙沼、松岩、新月、面瀬で減少が目立っている。