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【キャスターリポート】7小中学校統合の水橋学園 開校の背景は 富山市

2026年4月9日 20:23
【キャスターリポート】7小中学校統合の水橋学園 開校の背景は 富山市

「水橋学園」が開校した背景には、児童生徒数の減少があります。7つの小中学校を統合した新たな学びの場で、教育や子どもたちの学校生活はどのように変わるのでしょうか。

まずは、統合前の先月、小学校で行われた閉校式からです。清水キャスターのリポートです。

「水橋学園」への統合によって閉校した学校のひとつ、水橋東部小学校では先月、閉校式が行われました。

「僕たちの家族も通った水橋東部小学校で、私たちはのびのびと毎日を過ごしてきました」
全校児童は41人でした。
式では、児童たちがこれまでの学校生活の思い出や感謝の言葉を述べ、水橋東部小学校は153年の歴史に幕を下ろしました。


6年生男子児童(取材当時)
Qこの学校の良かったことは
「少人数だからほかの学年との関わりも多くて家族のように仲のいいところです」
Q義務教育学校への期待は
「人数が多くなるのでたくさん友達ができたり、違ういろんな学び方もできると思うので、そういうところに期待したいです」

子ども達は新たな学校での新学期のスタートに期待を膨らませていました。

水橋東部小学校では、これまで新入生がいない年もありました。
昨年度は、2学年が同じ教室で授業を受ける「複式学級」が1、2年生と5、6年生で組まれていました。
水橋地区では小中学校の児童生徒数は2015年度にはおよそ1160人でしたが、昨年度までにおよそ440人減少しました。
また、中学校では教員数も少なく、一部の教科で国の許可を得たうえで専門外の教員が指導にあたっていました。

県内の義務教育学校は、児童生徒数の減少や教育環境の充実などを理由に、昨年度までに高岡市や氷見市、南砺市で開校しています。
今年度は「水橋学園」と南砺市の「五箇山学舎」が新たに開校し、6校となりました。
「水橋学園」は富山市で初めての義務教育学校です。

清水キャスター
「新学期を前に、各学校の児童や生徒が集まりました。全員で新しい校歌を練習しています」

今年2月には、統合する学校の児童や生徒が新しい校舎で交流しました。
子どもたちは校歌の合同練習をしたり校舎を見学したりしました。

「水橋学園」には富山市の小中学校で初めて、エアコンを整備した2つの体育館や、上級生と下級生が交流できるよう2階と3階から出入りできる図書室。
さらに、水橋高校にあったステンドグラスを移設した多目的ホールなど、様々な設備が設けられています。
メディア・スタジオと名づけられた部屋では、授業の一環などで動画の撮影もできるようになっています。

事業費は15年の維持管理費を含めて105億7700万円あまりで、このうち設計と建設にかかった費用はおよそ86億円です。
富山市教育委員会によりますと、義務教育学校では小学校にあたる前期課程の5、6年生の一部の授業を中学校にあたる後期課程の教員が担当することで、専門性を生かした指導ができるということです。

また「水橋学園」では5、6年生も後期課程の生徒と一緒に部活動に参加できる仕組みが設けられるということです。
市教委は、義務教育学校によって小学校から中学校への進学時に学習内容や生活環境の変化に戸惑う、いわゆる「中1ギャップ」の緩和につなげたいとしています。

富山市教育委員会 大窪智恵子学校教育課長
「小学校を卒業した子どもたちが新たな学びの場で中学校に行ったときに、これまでの経験とは違うことに出会って、一部戸惑う子どもたちもいたということが取り上げられます。少しでも小学校から中学校への過程での壁というものを減らし、子どもたちが9年間の義務教育の過程での学びや生活を一貫して学びを深めてもらいたいと思っています」

「水橋学園」ではあす新入生が入学し、あわせて700人あまりの児童生徒が学びます。

最終更新日:2026年4月9日 20:23
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