グローバルヘルスやジェンダー問題、人権問題や食料不安。世界にも、日本にも、これらの課題を解決すべく活動している人がいます。NGOをはじめとする「現場で働く人」をゲストに迎えるポッドキャスト「地球で働く!」。第29回では、タイで活動する公益財団「アークどこでも本読み隊」代表の堀内佳美さんにお話を伺いました。ポッドキャスト本編はApple Podcast新しいウィンドウで外部サイトを表示します。Spotify新しいウィンドウで外部サイトを表示します。で配信しています。

本は新しい世界への扉だった

今回と次回は、タイの公益財団「アークどこでも本読み隊」代表、堀内佳美さんをゲストにお迎えします。

高知県出身の堀内さんは、生まれた時から目が不自由で、高校生のころ、完全に光を失いました。心の支えとなってきたのが、家族による読み聞かせで子どもの頃から親しんできた読書でした。本は堀内さんにとって空気のような存在であり、好奇心と新しい世界への扉を開くものだったと言います。

「どこでも本読み隊」では、タイ北部に拠点を置き、移動図書館や幼児教育センターを通して、子どもたちに本を届けています。 山岳民族の子どもたちへの識字教育支援も展開し、彼らの教育環境の改善に貢献しています。

人生を変えた、タイでの経験

聞き手を務めるのは、大学生の谷内田直歩さんです。前編では、国際協力にかかわるまでの道のりを話していただきました。

収録に参加した大学生の谷内田直歩さん(右)とwith Planetの藤谷健シニアエディター=東京都中央区、編集部撮影

堀内さんの人生を大きく変えたのが、大学在学中に参加した東南アジアのタイでのワークキャンプでの経験だったと言います。チェンライ県にある少数民族の村で教会の建て直しを手伝った堀内さんは、そこで目の不自由な夫婦の美しい歌声に触れ、深い感動を受けます。この経験を通して、国際協力や社会貢献への強い思いを抱き始めることになります。

大学卒業後、一般企業に就職した堀内さんでしたが、国際協力への思いを断ち切れず、インドの社会起業家育成機関で1年間学びます。そこで、自身のプロジェクトとして「どこでも本読み隊」の設立を構想、そして実現させました。 インドでの研修では、様々な国籍の参加者と交流し、多様な価値観に触れることで、自身の活動に対する確信を深めていくことができたと言います。

ぜひ本編を聴いて、考えて、感じたことや思ったことを私たちにシェアしてください!(続きはポッドキャスト本編で。Apple Podcast新しいウィンドウで外部サイトを表示します。 / Spotify新しいウィンドウで外部サイトを表示します。 ご感想は #地球で働く をつけてSNSで教えてください)

堀内佳美さん

アークどこでも本読み隊代表。国際基督教大学在学中に1年間、タイへ交換留学。2009年には、インド南部ケララ州で社会企業家を育成する団体カンターリ・インターナショナルのプログラムに参加し、2010年にはタイで「アークどこでも本読み隊」を設立。現在、読み聞かせや移動図書館でタイの人々に読書の楽しみを伝えるほか、少数民族の子どもたちの識字教育にも取り組んでいる。