北米

2026.04.16 11:00

トランプがキリストと抱き合うAI画像を投稿、「神への冒涜」と批判された数日後

Julia Demaree Nikhinson - Pool/Getty Images

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ドナルド・トランプ大統領は米国時間4月15日、国旗を背景に自身とイエス・キリストが親密に抱き合うAI生成画像を共有し、そこに「なかなかいい」とのコメントを添えた。この数日前には、トランプ自身をキリストとして描いた別の画像が「神への冒涜」であると保守的なキリスト教徒から激しく批判されたばかりだった。

この画像はもともと、「アイリッシュ・フォー・トランプ」と呼ばれるXアカウントが投稿したものだ。そこには、「私は決して信心深い男ではなかった。だが、悪魔的な怪物たちの正体が次々と暴かれる中、神が自身のトランプ(切り札)を切っているとは思えないだろうか」というキャプションが添えられていた。

トランプはこの投稿のスクリーンショットを自身のトゥルース・ソーシャルで共有し、「極左の狂人たちは気に入らないかもしれないが、私はなかなかいいと思う!!!ドナルド・J・トランプ大統領」とコメントした。

次ページ > 今週初めにも物議を醸す画像を投稿

翻訳=江津拓哉

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政治

2026.04.15 11:00

トランプ、メローニ伊首相を攻撃──教皇擁護で欧州の貴重な盟友と亀裂

Photo by Demetrius Freeman/The Washington Post via Getty Images

Photo by Demetrius Freeman/The Washington Post via Getty Images

ドナルド・トランプ大統領は、イタリア紙コリエーレ・デラ・セラのインタビューで、イタリアのジョルジア・メローニ首相を激しく攻撃した。かつての盟友であり同じ右派ポピュリストであるメローニが、米国によるホルムズ海峡の確保に協力しなかったこと、そしてトランプによるレオ教皇への攻撃を「容認できない」と批判したことが理由だ。

イラン攻撃への不参加と教皇擁護を理由に、メローニへの不満を語る

インタビューでトランプはイタリア国民がメローニを支持しているか尋ね、「彼女には驚いた」と述べた上で、「彼女には勇気があると思っていたが、間違いだった」と語った。

トランプは、メローニがイタリアをイラン攻撃に関与させたがらないことに不満を示し、「彼女はアメリカが代わりにやってくれると思っている」と主張した。

トランプはまた、レオ教皇への批判を繰り返した。米国生まれでカトリック教会の最高指導者であるレオ教皇は、米国政府のイラン攻撃を繰り返し非難してきた。トランプは同紙に対し、「彼は理解していない。戦争について語るべきではない。実際に何が起きているのか、まったく分かっていないからだ」と述べた。

移民政策でメローニをおとしめる

トランプはさらに、ハンガリーのビクトル・オルバン首相を引き合いに出してメローニを低く評価した。オルバンは12日の選挙で大差で敗北し、退任が決まっている。トランプはオルバンを「移民問題で素晴らしい仕事をした立派な人物」と評し、「彼は、イタリアがしたように人々を入国させて国を台無しにすることはしなかった」と述べた。

次ページ > メローニ、「教皇聖下に対するトランプ大統領の言葉は、容認できない」

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北米

2026.04.14 09:00

トランプの「自身をキリストになぞらえた画像」に非難殺到、後に削除

Julia Demaree Nikhinson - Pool/Getty Images

Julia Demaree Nikhinson - Pool/Getty Images

ドナルド・トランプ大統領は、自身を病人を癒やすイエス・キリストになぞらえたAI生成と思われる画像を投稿し、保守系キリスト教徒の支持者からの反発を招いた。これを受け、トランプは米国時間4月13日にこの画像を削除した模様だ。トランプが物議を醸す投稿を撤回するのは稀なことである。

トランプは米東部時間12日午後9時過ぎにこの画像を投稿したが、13日正午より前のどこかの時点でそれを削除したとみられる。

13日午後、ホワイトハウスで記者団から問われたトランプは投稿したことを認めながらも、「あれは(宗教的な)描写ではない」と主張した。「医師として人々を良くしている自分の姿のつもりだった。実際に私は人々を良くしているし、大いに良くしている」と述べた。

このトランプの投稿に対し、かつてはトランプの熱烈な支持者でありながら、昨年トランプと決別して議会を去ったマージョリー・テイラー・グリーン元下院議員が批判の先頭に立った。彼女は正教会の復活祭(イースター)の日にこの写真を投稿したトランプを非難し、「私はこれを完全に糾弾し、反対する!!!」と宣言した

さらに、ベン・シャピーロとジェレミー・ボアリングによって設立された保守系メディア、デイリー・ワイヤーに寄稿するキリスト教徒たちからも批判が寄せられた。評論家のマイケル・ノウルズはトランプに写真の削除を求め、ライターのミーガン・バシャムも同様に、この画像を「言語道断な冒涜」と呼んで削除を求めた。

トランプが繰り返し称賛し、ホワイトハウスのイベントにも出席したことのある保守派の著名人、ライリー・ゲインズ(反トランスジェンダー活動家で元競泳選手)もこの投稿を批判し、「少しの謙虚さは彼のためになる」、「神を愚弄してはならない」と主張した。

ニューヨーク・タイムズのコラムニスト、デービッド・フレンチはこの投稿について「明らかに気が狂っている」と述べたほか、2019年のトランプ弾劾案でも賛成票を投じたミシガン州選出の元共和党下院議員、ジャスティン・アマーシュなど「ネバー・トランプ派」も反発している。

「フェイクニュース」のせいだとトランプ

問題の画像には、白と赤のローブをまとったトランプが病人に手をかざす姿が描かれている。トランプの両手のひらからは光の束が差し、周囲には医療用スクラブを着た女性、軍服の男性、両手を差し伸べて祈る女性など、複数の人物が彼を見上げている。

13日午後、トランプは「医師としての私の姿だと思っていた。赤十字(レッドクロス)に関連したもので、そこには赤十字の職員も描かれている。我々は赤十字を支持している」と主張した。宗教的な文脈を示唆されると、トランプは一蹴し、批判の責任をメディアに転嫁して「そんな解釈ができるのはフェイクニュースだけだ」と述べた。

本件について、ホワイトハウスはフォーブスによるコメント要請に応えていない。

次ページ > トランプは教皇レオ14世を激しく攻撃

翻訳=江津拓哉

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北米

2025.05.10 11:00

新ローマ教皇、24年の米大統領選で投票 SNS投稿からも政治的傾向が明らかに

新たなローマ教皇に選出されたレオ14世。2025年4月8日撮影(Jakub Porzycki/NurPhoto via Getty Images)

新たなローマ教皇に選出されたレオ14世。2025年4月8日撮影(Jakub Porzycki/NurPhoto via Getty Images)

カトリック教会の最高指導者、ローマ教皇を決める選挙で8日、新教皇に選出されたレオ14世(本名・ロバート・プレボスト)が、2024年の米国の大統領選挙など、過去の選挙で投票していたことが報じられている。この事実から、米国人初の教皇の政治的傾向がある程度明らかになるものとみられる。

米紙ニューヨークタイムズと米CBSニュースは、米シカゴ郊外ウィル郡の投票記録と世論調査会社の有権者情報を基に、シカゴ出身のレオ14世が直近で投票したのは2024年の米大統領選で、不在者投票だったと報じた。レオ14世は、2000年、04年、08年、12年、24年の大統領選で投票していたが、16年と20年に投票した記録はなかった。シカゴのある米イリノイ州の有権者は所属政党を登録する必要がないため、レオ14世は民主党員としても共和党員としても登録されていなかった。

前任のフランシスコ前教皇は「移民や難民と緊密に協力する」米国の司教らへの支持を表明し、「一部の移民の不法滞在を暗黙的または明示的に犯罪行為と同一視するような措置には反対だ」と述べるなど、米国のドナルド・トランプ政権の「大量強制送還」を批判していた。トランプ大統領について、レオ14世は公には発言していないが、兄のジョン・プレボストは8日、米ABCニュースに対し、新教皇はフランシスコ前教皇の跡を継ぎ、「権利を奪われた人々や貧しい人々、そして声を上げられない人々に配慮するだろう」と信じていると語った。

「ロバート・プレボスト」の名前が付いたX(旧ツイッター)アカウントでは、トランプ大統領やJ・D・バンス米副大統領の発言を批判する複数の投稿が確認できる。同アカウントは、聖書は人が誰を愛するかについて階層構造を示唆しているとするバンス副大統領の主張について「J・D・バンスは間違っている」との見出しで批判した米紙ナショナル・カトリック・レポーターの記事を共有していた。そのほか、トランプ大統領が不法移民を「悪いやつら」と表現したことや、2017年にイスラム教徒が多数を占める複数の国からの移民の入国を拒否したこと、不法移民の親から子どもを引き離す政策を批判する他人の投稿も再投稿していた。

次ページ > そのアカウントがレオ14世のものだったとしても、本人が投稿したのか、職員が投稿したのかは不明だ

翻訳・編集=安藤清香

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