【自宅で“コンサート級”の音】鹿島が開発、9億円ヒットの立体音響スピーカー

  • 文:麻倉怜士
Share:

〈立体音響スピーカー〉
KAJIMA OPSODIS 1 鹿島 オプソーディス ワン

FB-1.jpg
コンサートホールや劇場などの設計・建設に長年携わり、高い技術を有する鹿島建設だからこそ実現した。幅382㎜、高さ80㎜、奥行130㎜と、コンパクトな設計。¥132,000

ゼネコン大手の鹿島建設が開発した立体音響スピーカー「オプソーディス ワン」が、クラウドファンディングで大ヒット。支援額9億円超を達成し、日本企業単独では史上最高額を記録。その勢いに乗って、3月から一般発売に踏み切った。流行のサウンドバーはどれも、2チャンネルで入った信号をマルチチャンネルの立体音響に変換・拡張するが、その効果の高さと、質のよさでは、本スピーカーが断トツだ。

なぜ鹿島建設なのか。同社社員が社会人留学した英国サウサンプトン大学と共同発明し、特許を獲得した立体音響再生技術「オプソーディス」を社内で披露したところ、たいへんな評判を呼び、同社としては稀有な消費者向け商品としてつくったのである。

人が最も自然な立体音響が聴けるのは、〝バイノーラル再生〟だ。これは、顔形オブジェの鼓膜の位置で録音した音源をヘッドホンで再生すると、リアルな没入感のある音が聴けるというもの。

オプソーディスとは、ヘッドホンではなく、スピーカーによるオープンな空間でバイノーラル的に再生する技術だ。ヘッドホンでは左右の音が完全に分離されて耳に入るが、スピーカーでは左右の音が空間で混ざってしまう。この混ざり成分をカットする技法が、オプソーディスの根幹だ。

さらにスピーカーの位置を感じさせずに音が拡散する、〝ステルス性〟にも留意した。アンプの信号処理によって左右のスピーカーから出た音が両耳にどう届くか制御し、スピーカーの存在を〝消す〟
のだ。これで、2チャンネルの音源であっても、音の中にある空間情報を引き出して、圧倒的な立体音響を再現するのだ。

クラファン最高記録の樹立は、むべなるかなである。

FB-2.jpg
シンプルなインターフェイスながら、Bluetooth、光デジタル、USB-C、アナログと、多彩な接続に対応。スタイルに合わせて3つのサウンドモードを選択できる。

麻倉 怜士

デジタルメディア評論家。デジタルシーン全般の動向を常に見据える。著書に『高音質保証! 麻倉式PCオーディオ』(アスキー新書)、『パナソニックの3D大戦略』(日経BP社)などがある。

OPSODIS 1 カスタマーセンター
050-3381-5157

麻倉怜士

デジタルメディア評論家

デジタルメディア評論家。デジタルシーン全般の動向を常に見据える。著書に『高音質保証! 麻倉式PCオーディオ』(アスキー新書)、『パナソニックの3D大戦略』(日経BP社)などがある。

麻倉怜士

デジタルメディア評論家

デジタルメディア評論家。デジタルシーン全般の動向を常に見据える。著書に『高音質保証! 麻倉式PCオーディオ』(アスキー新書)、『パナソニックの3D大戦略』(日経BP社)などがある。

【参加者募集中】モータージャーナリストと走る、マセラティ最新SUV「グレカーレ」の試乗会が高知で開催

  • 文:Pen編集部
Share:

モータージャーナリスト、飯田裕子さんと吉田拓生さんが参加するマセラティの試乗体験イベントが、高知 蔦屋書店にて行われる。期間は4月30日(木)から5月2日(土)の3日間。現在参加者を募集しており、応募締切は4月14日(火)まで。

試乗イベントへの応募はこちら
https://form.run/@Pen-MaseratiSpecialExperienceJapanTour-in-KOCHI

マセラティをよく知るプロと、最新SUV「グレカーレ」を試乗

今回試乗するのは、高水準のパワーと効率性を兼ね備え、近年のマセラティを代表する最新SUV「グレカーレ」から、最上級グレード「トロフェオ」とエントリーモデル「GT」の2モデル。飯田さんと吉田さんが同乗し、各モデルの特徴や走りの魅力を解説する。プロ視点のレクチャーを受けながらステアリングを握れるのは、なかなか得られない体験だ。経験豊富なふたりによる案内とともに、マセラティとグレカーレの魅力に触れてほしい。

0_01_3.jpg
p_02.jpg
左:飯田裕子●自動車メーカーに勤めながら、弟(レーシングドライバー・飯田章)とレース活動をスタート。退職後は「クルマ×人×生活」をテーマに、多方面の媒体で執筆。ドライビングインストラクターの経験も豊富。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
右:吉田拓生●自動車雑誌の編集部員を経て、モータリングライターとして独立。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。新旧あらゆるクルマの評価を得意としており、その知識量と会話力は随一。

本イベントに際し、飯田さんは「クルマの性能はもちろん、デザインや使い勝手など、お伝えしたいことがたくさんあります。ぜひ、ご応募ください」とコメント。

吉田さんは「これまでも試乗会で同乗させていただき、ステアリングを握ったときにパッと輝く参加者の方々の笑顔に、毎回嬉しい気持ちになります。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています」 と呼び掛けている。

US Production236920M_1.jpg
「グレカーレ」のエントリーグレードGT。2.0リッター直列4気筒マイルドハイブリッドを搭載。
MaseratiGrecaleTrofeo (2)_1.jpg
3.0リッターV型6気筒ツインターボを搭載した「グレカーレ」最上級グレード「トロフェオ」。

今回の試乗体験イベントは、マセラティ ジャパンが全国の蔦屋書店とコラボレーションする企画の第一弾。『Maserati Special Experience Japan Tour in KOCHI』と銘打ち、「グレカーレ」の試乗のほか、2ドアクーペのグランドツアラー「グラントゥーリズモ トロフェオ」の車両展示も予定されている。

『Maserati Special Experience Japan Tour in KOCHI』

●開催日時
4月30日(木)13時~、15時~、17時~
5月1日(金)10時30分~、13時~、15時~、17時~
5月2日(土)10時30分~、13時~、15時~ 
●開催場所
高知 蔦屋書店(高知県高知市南御座6-10)
●参加費
無料(完全予約制)
●当選案内
当選された方へのみ、4月14日(火)から4月23日(木)ごろまでに事務局よりご連絡します。
●応募フォーム
https://form.run/@Pen-MaseratiSpecialExperienceJapanTour-in-KOCHI

 

ハリー・ウィンストンがパーク ハイアット 東京とコラボ! 摩天楼を見下ろす空間で味わう贅沢なひと時

  • 文:Pen編集部
Share:
★メイン★HW_MAR_23_004_M.jpg
2025年の大規模改装を経て、新章の幕を開けたラグジュアリーホテル「パーク ハイアット 東京」。そこにハリー・ウィンストンの美学が重なり、サンクチュアリのような空間が広がる。

2026年5月11日〜7月12日の期間、リニューアルオープンを果たしたパーク ハイアット 東京とハリー・ウィンストンとのコラボレーションによる「Harry Winston’s New York アフタヌーンティー」が開催される。

今回のアフタヌーンティーでは、“HARRY WINSTON’s New York(ハリー・ウィンストンズ ニューヨーク)”をテーマに、メゾンの原点であるニューヨークの街並みや光景を表現した特別なメニューをラインアップ。41階のラウンジで、ニューヨークの空気感と東京の眺望が交差する、特別な時間を楽しめる。

さらに期間中、アフタヌーンティーを注文した方には、数量限定でオリジナルギフトを用意。加えて、会場でハリー・ウィンストン公式LINEを友達追加した方には、デジタルギフトのプレゼントも予定されている。

至福の空間に身を委ねながら、ニューヨークのエスプリと東京の眺望が響き合う、非日常のひと時を堪能をしてみては。

“HARRY WINSTON's New York”アフタヌーンティー

開催期間:2026年5月11日(月)~7月12日(日)
開催場所:パーク ハイアット 東京 41階 『ピーク ラウンジ』
東京都新宿区西新宿3-7-1-2
時間:12:00-15:00 / 13:30-16:30 / 15:30-18:30(180分制)
※各回とも、入店時間にかかわらず、利用は終了時間まで。
料金:アフタヌーンティー お1人様 9,900円 (税込、サービス料別)
www.tablecheck.com

狂騒の20年代を象徴する、ヴァシュロン・コンスタンタン「ヒストリーク・アメリカン 1921」の新作はシルバートーンの文字盤が美しい

  • 文:並木浩一、富永淳
Share:
Historiques_1100S_000R-H115_3Q_4-5.jpg
3時位置に配されたスモールセコンドは、スネイル仕上げが施され視認性を高めている。グラデーションを効かせたダークブルーカーフが、ピンクゴールドの輝きを引き立て、1920年代の余韻を再現する。

「狂騒の20年代(ロアリング・トゥエンティーズ)」と呼ばれる1920年代。社会や文化、芸術が旧来の価値観から解放され、大きな転換を迎えた時代である。時計界においても、主流が懐中時計から腕時計へと移行し、新たなデザインの可能性が爆発的に広がった。ヴァシュロン・コンスタンタンがこの時代に生み出した「アメリカン 1921」の原点は、まさにその前衛的な時代精神を象徴するマスターピースだ。

45度傾けられた文字盤と、右上の角に配されたリューズ。この奇抜にも思えるアシンメトリーな造形は、ステアリングを握ったまま、手首を返すことなく自然に時刻を読み取ることができるドライバーズウォッチとしての機能がある。人種差別と闘ったアメリカの牧師であり作家のサミュエル・パークス・キャドマンが、説教中にさりげなく時間を知るために愛用したという逸話も、この時計が持つ洗練された実用性を物語っている。

ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2026で発表された最新作「ヒストリーク・アメリカン 1921」は、温かみのあるピンクゴールドのケースに、シルバートーン文字盤が美しく調和する。鮮やかなブルーのアラビア数字と針は、端正なコントラストを生み出す。パティーナ加工を施したダークブルーのカーフレザーストラップが、ヴィンテージの風合いと現代的な洗練を同時に演出している点も見逃せない。

単なる過去の意匠の模倣ではなく、歴史的伝統を尊重しながらも、ジュネーブ・シール基準の品質で完璧な審美性を追求する。「ヒストリーク・アメリカン 1921」の奥底には、ヴァシュロン・コンスタンタンの今年のテーマである「あらゆる可能性を探求する」という哲学が、静かに、しかし力強く脈打っているのである。

Historiques_82035_000R-H114_BTY_4-5.jpg
独特の傾きを持つダイヤルには、表面に細かな凹凸を持たせたグレイン仕上げが施されている。ブルーのアラビア数字と同色に仕上げられた18Kゴールド製の針が美しく映える。

 

vc_5.jpg
ヒストリーク・アメリカン 1921/丸みを帯びたクッション型ケースと斜めに配されたダイヤルが、1920年代の型破りな美学を現代に伝える。手巻き、18KPGケース、ケース径40㎜、パワーリザーブ約65時間、カーフストラップ、シースルーバック、3気圧防水。¥7,598,900

ヴァシュロン・コンスタンタン

TEL:0120-63-1755
www.vacheron-constantin.com