「今さら基本練習?」と揶揄されても…中日首脳陣が敢行する“本気の方向転換”
そして試合を作るためには、先発投手の踏ん張りは絶対条件。「柳、大野のベテランに頼りっぱなしではダメ」(中日OB)という意見はもっとも。右の髙橋宏斗、左の金丸夢斗には中心となって貯金を作り出してもらいたいものだ。 「開幕から1ヶ月でチームプランを修正するのは想定外だった。しかし新たな戦い方が構築できたところに怪我・故障者が戻って来れば、戦力は格段に上がるはず。そして出場機会が増えることが予想される、投手の中西聖輝、櫻井頼之介、野手の花田旭という新人3人にはがむしゃらなプレーで起爆剤になって欲しい」(中日関係者) 巷では早くもヤクルト・池山隆寛監督と井上監督の比較が始まるなど、悲観的な意見も目にする。しかし今季はまだ14試合を終えたところ。阪神に3連敗したことで首位とのゲーム差は7.5と離されているが、食らいついていきたい。 「井上監督の早めのチーム再建策が当たってくれれば……。ピンチはチャンスと捉え、チーム一丸となって戦うべき。諦めることなく1つずつ勝ち星を積み重ねたい」(中日OB) 「先は長い」とファン・関係者の誰もが認識すべき。交流戦が終わるまでAクラスに食らいついていれば、今季のセ・リーグを面白くできるはず。球団創設90周年のメモリアルイヤー、中日は必ず何かを見せてくれるはずだ。 編注:カリステは4月13日に登録抹消された (文・スポーツライター 田中雄也) 田中雄也/元高校球児で大学卒業後は出版社に勤務後、独立してフリーのライター・編集者として活動を開始。スポーツを主としながら、音楽、ファッションなどのカルチャーやライフスタイルに関する編集・執筆活動も行っている。現場や人物に密着した取材を得意とし、選手の言葉や背景に深く光を当てるスタイルに定評がある。
田中雄也