「今さら基本練習?」と揶揄されても…中日首脳陣が敢行する“本気の方向転換”
「野手は外国人3人(ミゲル・サノー、オルランド・カリステ、ジェイソン・ボスラー)を有効活用。ブルペンでは目処が立った根尾をフル回転させることも頭にあるようだ。もちろん柳、大野を筆頭に、先発投手陣には変わらず踏ん張ってもらうしかないのだが……」(中日OB) まずはカリステ、ボスラーを状況に応じて内外野の両方で起用、打線の底上げを図る。MLB通算164本塁打という触れ込みで入団したサノーだが、日本野球への適応に時間を要している中での苦肉の策と言えるだろう。 「サノーは日本野球に慣れれば結果も出始めると思う。それまでは一塁と外野でカリステ、ボスラーを柔軟に起用していきたいところ。もちろんサノーの調子が良ければ、一塁で固定して長打を期待したい」(中日OB) 内野は二塁・田中幹也、三塁・福永裕基、遊撃・村松開人で固まりつつある。一塁と外野でサノー、カリステ、ボスラーを使い分けて得点力を高める。4番の細川成也が好調なだけに、前後を打つ打者の出現が待たれるところだ。 「練習でのサノーは大振りせず、鋭く低いライナーを打ち続けている。周囲のアドバイスにも耳を傾けている姿に、人間性の良さも感じる。結果が出ず少しナーバスにも見えるが、実績十分な男だけに乗り越えてくれると信じている」(中日関係者) 「カリステ、ボスラーは、外野での捕球の基本や送球時の連携プレーを連日、繰り返して練習している。春季キャンプのような姿に驚いたが、戦い方のプランを変更するのなら納得。交流戦あたりを目処に、起用法を含めた新たな形を構築できれば面白いと思う」(在京球団編成担当者) 「(捕球練習は)今さら何をやっているんだ?」という声もあるが、井上監督が本気の“方向転換”を図っているのならば納得。サノーが本来の打力を発揮するようになれば、“(外国人の)3本の矢”は強力な武器になるはずだ。 「ブルペン陣も、松山を筆頭に出遅れた投手が揃うまで“やりくり”が必要。4月序盤にも関わらず杉浦を獲得したのはそのためだが、根尾に使える目処が立ちつつあるのは大きい。体も強そうなのでフル回転させれば、投手としての経験値も上がるはず」(中日OB) 根尾はプロ1勝を挙げたに過ぎないが周囲の期待度は高い。現役時代に救援投手として活躍した祖父江大輔氏も、「序盤から準備して緊張感のあるところで待ち、しっかり三者凡退で終わらせた。『今年の根尾は良いな』と思いましたね」(9日、メ~テレ『ドデスカ!』)と太鼓判を押すほどだ。