開幕どん底の井上ドラゴンズ、いつ"ボタンの掛け違い"は解消されるのか?
私たちの日常生活でもボタンを掛け違えることがある。往年のCBCスポーツアナウンサーの先輩が、プロ野球の実況中継の中で、よく使った"名文句"を思い出した。 【動画】ドラ・田中幹也がセンター前を死守する“神”キャッチ!球場も沸いた美技を『スロー映像』で!【1分18秒~】 「一度掛け違えたボタンは、なかなか元に戻らない」 各球団との対戦を終えた中日ドラゴンズは3勝11敗、借金は8になった。開幕前の評価が高かっただけに、そのショックは大きい。(敬称略)
開幕ゲームの"落とし穴"
ボタンの掛け違いは、何と言っても広島での開幕ゲームである。開幕投手の柳裕也が好投し、打線もそれに応えて17安打の猛攻、5対1のリードで9回裏を迎えた。しかし、脇腹痛で開幕に間に合わなかった松山晋也に代わって、抑えを任されたアルベルト・アブレウが打ち込まれ同点になり、最後は延長サヨナラ負け。OBで野球解説者の川上憲伸さんも「勝ったと思って風呂に入っていた」とメディアで明らかにしていたが、誰もが勝ちを信じたゲームだった。それを落としたことが、最初のボタンの掛け違いだった。
大野と柳が歯止めをかけた
チームはそこから開幕5連敗。しかし、そんなボタンの掛け違いを修正しようという気概を見せたのが、大野雄大だった。讀賣ジャイアンツ相手に、あわや完封かという気迫の投球で完投勝ちした。その翌日には、開幕ゲームで勝利投手になれなかった柳裕也が、リリーフの誰にも頼ることなく、完封劇によって2連勝。大野と柳、この2人のベテラン投手によって、開幕からのボタンの掛け違いは、どうやら解消されたはずだった。しかし…。
1イニング7失点の「まさか」
悪夢の大逆転負けは、4月5日の日曜日、神宮球場での東京ヤクルトスワローズ戦だった。先発の高橋宏斗(※「高」は「はしごだか」)は自らもタイムリーを打つなど、5点のリードを背負って、快調に投げていた。しかし、7回裏にペースを乱す。交代したリリーフ陣が打ち込まれて、この回だけで何と7失点。広島での開幕ゲームに続いて、再びボタンの掛け違いが起きてしまった。開幕ゲームと同じように、継投がうまくいかなかった。