トランプ米大統領は9日、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の通航の許可に関し、「イランは非常にひどい対応をしている。それは我々の合意とは違う」と批判し、イランの対応は2週間の停戦合意違反だと主張した。自身のソーシャルメディアに投稿した。
トランプ氏は別の投稿で、イランが海峡を通航する石油タンカーから仮想通貨で通航料を徴収するとの報道に触れ、「もししているなら、今すぐやめるべきだ」とし、徴収を認めない考えも示した。
米国とイランはパキスタンの首都イスラマバードで現地時間11日午前(日本時間同日)、戦闘終結に向けた初めての協議に臨む見通しだ。ただ、両者の間では協議を前に、ホルムズ海峡の通航やレバノンが停戦の範囲に含まれるかなどを巡り、「合意」に関する認識の相違が鮮明になっている。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は8日、イランが米国と合意した2週間の停戦期間中、海峡を通航する石油タンカーから、1バレル当たり1ドル(約159円)の通航料を徴収すると報じた。イラン側の関係者はFTに「この2週間が武器輸送に使われないようにするため、海峡の出入りを監視する必要がある」と語ったという。
11日の協議では、ホルムズ海峡を巡る対応も主要な議題となる。トランプ氏はイランと2週間の停戦に合意する条件として「(海峡の)完全で即時の安全な開放」を挙げた。だが、イラン側は海峡の支配権を強める方針を示唆。8日には、イスラエルがレバノンに大規模な攻撃を行っていることは合意違反だとして海峡の「再封鎖」を表明していた。【ワシントン松井聡】
あわせて読みたい
Recommended by