何もしないで毒を抜く。
東京在住の女性C様から「諸事情が爆発して家と仕事を失ったから熱海の家を使わせて欲しい」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。十五の時に家出をして、夜の世界で働くようになり、十八の時にこどもを産んだが、旦那はまったく働かず、自分一人の力で精一杯生きて来たが限界を迎えた。C様は、そのようなことを言った。
熱海の家は適度な自然に囲まれているから、遠くの山や遠くの海をぼーっと眺めることができる。疲れた時や困った時は、遠くの景色をぼーっと眺める。可能な限り長時間眺める。すると、心がすーっと晴れやかになる。やる気とか野心とか元気とか希望とか外付けのエネルギーではなくて、内側から湧き出す真性のエネルギーを取り戻せる。
熱海の家には「世界がほっといてくれている」感覚がある。ここだけが世俗と切り離されていて、山川草木の営みだけが目の前で展開されている。何もしないと毒が抜ける。過去の毒。未来の毒。家族の毒。人間の毒。生きるために植え付けられてきた毒から、一旦自由になる。借り物の元気を抜き切った後に、本当の元気が湧き出して来る。
生きている限り、誰もが傷ついている。誰もが傷ついているのだと思えば、人にも優しくなれる。メンタルの強い人はいない。誰にでも苦手なものはあり、それぞれの生きづらさを抱えながら、好きに向かう人もいれば、嫌いに押し潰される人もいる。生きづらさが問題になるのは、意識が自分に向かっている時だと思う。意識が自分に向かうと、自分は生きるのに向いていないと思い悩む。意識が外側に向かった時、自分のことは問題ではなくなり、好きなもののために生きたいと思う。
熱海の家をC様に譲り、家主の私は家を出た。翌朝「久し振りに朝日を見た」と、一枚の写真が送られて来た。騙されたと思って、試しに一年間上品な言葉を使って見て欲しいとお願いした。言葉を変えると、人間が変わる。自分や他人に投げつけている言葉を変えると、世界は別の側面を見せてくれる。その後、C様から「ずっとやりたかった仕事を東京でやれることになりました」と連絡が来た。何もしないで毒を抜く。借り物の元気を抜き切った後に、本当の元気が湧き出して来る。
おおまかな予定
4月12日(日)東京都中央区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


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