「1/2と1/3ではどちらが大きいか?」小学校教員の授業案が炎上…学校教育にケチをつける大人が続出するワケ
―[貧困東大生・布施川天馬]―
読解力、計算力、英語力……さまざまな「○○力」の中で、みなさんはどの力が一番重要だと思いますか?
教育の重要性が叫ばれて久しいですが、その主張は発信者の立場によって大きく異なるようです。
数学の先生は数学を、文筆家は国語を、教育投資に造詣が深い教育パパ・教育ママは早期英語の重要性を説いており、仮にこれらをすべて実行したならば、3歳から塾に入っても間に合わないほど。
勉強は人生を豊かにしますが、勉強だけが人生を豊かにするものではないはず。
そもそも「早期○○」のスタートダッシュで確保できる利益はたかが知れており、それだけで人生を一生逃げ切れるほどの役得が得られないように見えます。
それにも関わらず、誰もが早期教育の重要性を叫んで回る狂った受験社会に我々は生きている。
そんな教育に熱心な方々は、僅かな違和感も見逃しません。
先日、ある小学校の先生がSNSで「『1/2と1/3ではどちらが大きいか?』と尋ねた後に、『1/2を1/3が上回る場合』を考える」という授業案を考案されました。
これに猛反発のリプライがついたのです。
そこで双方の主張を見てみると、どちらの言い分もよくわかる。同時に、ネット論客に足りないのは「相手の視点に立ってみる余裕」と「自らと相手の言葉を補おうとする言語化能力」であることが見えてきました。
令和の炎上リスクを減らすために必要不可欠な「国語力」の重要性について検討します。
授業が行われた意味を考える
批判する人たちは「余裕がない」
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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