純金コインを初めて買ってみた|メープルリーフ金貨の購入体験記
先日、初めて「純金コイン(メープルリーフ金貨)」を購入しました。
といっても、大げさな話ではなく、あくまで自分用の備忘録として、感想などをゆるくまとめておこうと思います。
純金コインを買った理由
今回、私が純金コインを買った理由は、投資目的というより、どちらかというと「金が好きだから」です。
子どもの頃、テレビで金の延べ棒を見て、「いつか大金持ちになったら、絶対にこれを買おう」と思っていました。
でも、現実はしがない普通のサラリーマン。
そんな夢のような話は遠いままでした。
それでも50歳を過ぎ、ようやく少しだけ「資産」と呼べるものを持てるようになり(正直、恥ずかしいくらい小さな額ですが)、その延長線上で金を買ってみようと思ったわけです。
これまで投資はオルカン(全世界株式)やS&P500、先進国債券など、インデックスを中心に続けてきました。
でも最近は金の価格がかなり上がっており、長期的に見ても日本円の価値は下がる一方かもしれない。
そう思ったとき、「少額でも金を持っておくのは悪くないかも」と感じたんです。
金の延べ棒? 純金コイン?
金の現物を買う場合、選択肢としては「インゴット(金の延べ棒)」と「純金コイン」があります。
どちらにしようか少し悩みましたが、最初の金はやっぱり純金コインがいいなと思い、コインに決定。
中でも以前から気になっていた「メープルリーフ金貨」に目をつけました。
神戸・元町時計店へ
購入したのは、神戸元町にある「元町時計店」。
1946年創業の老舗で、グランドセイコーなども扱っているお店ですが、田中貴金属工業の特約店でもあります。
「初めての金購入は、ちゃんとした店で」
という気持ちが強かったので、ネットでいろいろ調べて、評判のよいこちらに決めました。
私が訪れたのは金曜の午後3時すぎ。
予約なしでふらっと入り、「純金コインを買いたいのですが」と伝えると、奥のカウンターに案内されました。
スタッフの男性がとても丁寧に対応してくださり、
・インゴットと純金コインの違い
・メープルリーフ金貨とウィーン金貨ハーモニーの違い
など、初心者の私にもわかりやすく説明してくれました。
どっちにする? メープルリーフ vs ウィーン
予算は30万円以内だったので、1/2オンス(約15.5g)の金貨を購入することに。
デザイン的にはウィーン金貨の裏面(ウィンナホルン、ハープ、チェロ、バイオリンなど6種の楽器が並ぶ)のほうが好みだったのですが、ネット情報によるとメープルリーフのほうが流通性が高いとのこと。
将来的に売却しやすい方がいいかと思い、最終的にはメープルリーフ金貨を選びました。
とはいえ、どちらも純度99.99%の24金。
実際のところ、売却のしやすさに大きな違いはないと思います。
選ぶポイントは「デザインの好み」で良さそうです。
ちなみに、私が購入したメープルリーフ金貨の裏面には、チャールズ3世の肖像が刻まれていました。
少し前まではエリザベス女王だったそうで、個人的にはそちらのデザインのほうが好みでした。
これはちょっと残念。
そして、ついに購入!
スタッフの説明を受け、メープルリーフ金貨に決めた私は、住所・氏名・職業・連絡先などを契約書に記入。
購入に関する注意事項(返品不可など)も確認し、いよいよ支払いへ。
この日の1/2オンス金貨の価格は、283,592円。(2025年5月23日時点)
支払いは「現金のみ」。
クレジットカードは使えません。
事前に近くの郵便局ATMで現金を下ろしていたので、封筒からお札を出してスタッフへ手渡します。
スタッフが数えていると、「少し足りませんね」と言われて焦る私。
「えっ、そんなはずは…」と封筒をのぞくと、1000円札が1枚、底に貼り付いたままでした。
無事に渡して、取引完了。
ホッとしました。
手にした純金コインの存在感
購入したメープルリーフ金貨は、ラップでパウチされた状態。
立派な箱に入っているのかと思っていたのですが、純金コインは基本的に箱なしだそうです。
代わりに、田中貴金属工業のフェルト製ケースに入れてもらえました。
家に帰って改めてコインを眺めると、さすが純金。
手のひらの上でキラリと光る姿には、思わず見とれてしまいます。
表面にはメープルの葉っぱとCANADA、そして純金の証しである9999の刻印
裏面には、チャールズ国王と「2025」の刻印が施されていました。
個人的には、この「年」が刻まれているのがなんだかうれしい。
100年後、200年後、もしこのコインが残っていれば、
「これは2025年に作られたんだ」
と誰かが気づいてくれるかもしれません。
サイズは500円玉ほどですが、価値はまるで違う。
見た目は小さいのに、ずっしりとした重みを感じる。
不思議な感覚です。
最後に
今回、思い切って初めて純金コインを買ってみましたが、それは投資というより「ちょっとした夢を手に入れた」ような体験でした。
小さなコインひとつでも、手に取ると感じる重みや輝きは、数字には表せない価値があります。
これから先、価格がどうなるかはわかりませんが、金貨を眺めるたびに、あのときの自分の気持ちを思い出せるような気がしています。
そんなふうに、自分なりの「ちいさな豊かさ」をひとつずつ積み重ねていけたらいいなと思います。


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