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三牧聖子

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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授

報告

解説停戦機運が高まるたびに、イスラエルがぶち壊すといういつものパターンだ。イランは停戦にはレバノンも含まれると主張し、イスラエルの戦闘行為を停戦違反とみなし、ホルムズ海峡の再封鎖を示唆している。停戦を仲介したパキスタンも、停戦にはレバノンも含まれると強調し、イスラエルに停戦合意の遵守を求めている。もっとも「イランの停戦条件10項目を交渉の基盤とする」と発表したはずの米国も、イスラエルに同調し、レバノンは対象外と主張している。 レバノン攻撃についてもイスラエルは「自衛」を主張しているが、国際社会もイスラエルの拡大解釈された自衛概念に精査の目を向けねばならない。米国の巨額の軍事支援による近代的な武器装備と秘密裏に保有する核兵器によって地域において圧倒的な軍事力を持つ存在でありながら、「自衛」という大義でこれまで何度も他国の領土に侵犯し、住民を無差別に殺害してきた。到底、自衛では正当化されえない。

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    フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

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    弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

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コメンテータープロフィール

三牧聖子

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授

アメリカ政治・外交、国際関係論。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、高崎経済大学准教授等を経て2025年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会)や『Z世代のアメリカ』(集英社)、共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)等。

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