家に眠るこいのぼり、もう一度空へ 吹田の桃山公園で90匹泳ぐ

岡田真実
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 大阪府吹田市の桃山公園で、家庭に眠っていたこいのぼりを集めて泳がすイベントが開かれている。初めての試みで、5月6日まで。

 赤や黒、緑に金……。色も大きさもばらばらなこいのぼりがそよ風に吹かれ、悠々と泳いでいる。しわが入ったものや少し色あせたものもある。

 公園を親子3代が集まる場にしようと、指定管理者が企画した。3月に公園の公式HPや園内の掲示板などで「家に眠っているこいのぼりはありませんか」と呼びかけたところ、住民らから90匹が寄せられた。「子どもが独立したので飾る機会がない」「家に飾る場所がなくなった」などの理由だったという。

 歌の練習で公園にやってきた近くの女性(87)は「いい試みで大賛成。こいのぼりがまちを元気づけてくれるように感じる」。草花を見に来た近くの田尻雅幸さん(59)はこいのぼりの前で足をとめ、「孫が今年初節句を迎えるので、うちは今から必要になるけど、いらんようになったら出しますわ」。

 5月6日までの期間中の休日は、公園広場でたこ焼きやからあげなどのキッチンカーが出店する。

 毎年恒例のイベントにするのが目標。来年に向けて、こいのぼりを募集している。問い合わせは桃山公園パークセンター(06・6832・5480)へ。

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    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2024年4月27日15時41分 投稿
    【視点】

    奈良県高取町の「町家の雛めぐり」のことを思い出した。高取町では2007年から今年まで、街道沿いのいたるところに展示されている雛人形をゆっくりと散策しながら観ることができる「町家の雛めぐり」が開催されていた。地域住民が家に眠らせたままの雛人形

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