イランはアラブ首長国連邦(UAE)と領有権を争うペルシャ湾の3つの島を巡り、中国がUAEの「根拠なき主張」を支持したとして抗議した。米国の制裁を受け中国と関係を深めるイランとしては異例の対応。中国は国際的な影響力拡大を狙い、中東外交に力を入れてきたが、良好な関係にあるイランの怒りを買い、手痛い失点となった。
イランが問題視したのは5月30日付の中国とUAEの共同声明。UAEが領有権を主張しイランが実効支配するホルムズ海峡に近い大トンブ、小トンブ、アブムサの3島について「中国は2国間交渉を通じて平和的解決を目指すUAEの努力を支持する」と明記した。習近平国家主席とムハンマド大統領の北京での会談後に発表された。
これに対しイラン外務省は6月2日、中国の叢培武・駐イラン大使を呼び出し「3島はイランに永遠に帰属している」と抗議。ロイター通信によると3島は1971年以来、イランが実効支配している。(共同)
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