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【完全攻略】Google Antigravity セッティングガイド|AIエージェント開発の新時代を、今すぐ始めよう


これまで130社以上の企業様に、AIのコンサルティング・セミナー・導入支援を提供してきた実績をもとに、本記事を執筆しています。「AIを導入したいけど、何から始めればいいか分からない」——そんな声を、僕はこれまで何百回と聞いてきました。だからこそ、この記事では一切の遠回りをせず、Google Antigravityの設定方法をゼロから完全解説します。

株式会社ストラテジーAI 代表取締役 中尾香達

さあ、Google Antigravityの設定をやっていきましょう。

最初は難しそうに見えるかもしれませんが、ぶっちゃけ結構簡単にいけます。

正直に言います。世の中には「AIエージェント」とか「自律型プラットフォーム」とか、横文字を並べて難しそうに語る記事があふれています。でも、それじゃ伝わらないんですよ。僕がこれまで130社以上の企業様にAI導入を支援してきて痛感しているのは、「難しそうに見えること」が最大の敵だということです。

この記事では、小学6年生でも分かるレベルの言葉で、Google Antigravityのセッティングを完全解説します。1ステップずつ、画像付きで。読み終わる頃には「なんだ、こんなもんか」と思ってもらえるはずです。

それでは本編に入りましょう。




1. そもそもGoogle Antigravityって何?

まず最初に、「これ何なの?」という話をします。

Google Antigravityは、エージェント型の開発プラットフォームです。

……と言っても、これだけだとピンとこないですよね。もう少し噛み砕きます。

普通のAIコーディングツール(CopilotやCursorなど)は、「コードの続きを予測して書いてくれるアシスタント」です。つまり、あなたが書いている行の続きを提案してくれる。便利ですが、あくまで「補助」なんですよね。

Antigravityは違います。計画を立てて、コードを書いて、ブラウザでWebページを確認して、テストまでやってくれる。しかも、それを複数のエージェントが同時並行でやってくれる。いわば「ミッション コントロール」——エージェントたちを管理する司令塔です。

5つのバグを5人のエージェントに同時に割り振って、並行して直させる。そんなことができてしまう。

この記事で学べること

  • Antigravityのインストールと初期設定

  • Agent ManagerEditorBrowserの使い方

  • ルールワークフロースキルによるカスタマイズ

  • セキュリティ設定で安全に使う方法

用意するもの

  • 個人用Gmailアカウント(プレビュー版は無料で使えます)

  • Chrome ウェブブラウザ

  • Mac、Windows、または対応Linuxマシン

たったこれだけです。特別なサーバーも、クラウドの設定も要りません。


2. インストール — 5分で終わります

「インストールが面倒くさそう」と思った方、安心してください。ぶっちゃけ、5分で終わります。

ステップ1: ダウンロード

ダウンロードページ(antigravity.google/download)にアクセスして、自分のOSに合ったバージョンをクリック。以上です。

ステップ2: インストーラーを実行

ダウンロードしたファイルを開いて、インストーラーの指示に従うだけ。

ステップ3: 初期セットアップ

起動すると、こんな画面が出ます。


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「Next」をクリックして、以下を設定していきます:

  1. セットアップフロー選択 — すでにVS CodeやCursorを使っている方は設定をインポートできます。初めての方は「最初からやり直す」でOK

  2. エディタテーマ選択 — ダークモードかライトモード。お好みで(個人的にはダークモード推奨です)

  3. エージェントの使い方を選択 — ここが大事なので、詳しく説明します

ステップ4: エージェント設定 — ここが最初の分岐点


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ここで3つのポリシーを設定します。難しく考える必要はありません。要は「エージェントにどこまで任せるか」を決めるだけです。

ターミナル実行ポリシー

エージェントがターミナルでコマンドを勝手に実行していいかどうか、の設定です。

  • 常に続行 → エージェントが自動でコマンドを実行する(危険なコマンドは拒否リストで除外可能)

  • レビューをリクエスト → 実行前に「これ実行していい?」と聞いてくる

確認に関するポリシー

エージェントが作った計画やタスクを、あなたに確認するかどうかの設定です。

  • 常に続行 → 確認なしでガンガン進める

  • エージェントが決定 → エージェント自身が「これは確認した方がいいな」と判断する

  • Request Review → 常にあなたの確認を取る

JavaScript実行ポリシー

ブラウザ上でJavaScriptを実行する権限の設定です。

  • 常に続行 → 自由に実行可能(最大自律性だが、セキュリティリスクも最大)

  • レビューをリクエスト → 毎回確認を取る

  • 無効 → ブラウザでのJavaScript実行を一切禁止

どれを選べばいいの?

ここは正直に言います。「レビュー主導の開発」を選んでください。

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4つのプリセットが用意されています:

  • セキュアモード → ガチガチにセキュリティを固めたい方向け

  • レビュー主導の開発(推奨) → エージェントが「これでいい?」と聞いてくれる。一番バランスがいい

  • エージェント主導の開発 → エージェントに全部任せる。慣れてきたらこっちでもOK

  • カスタム構成 → 自分で全部決めたい上級者向け

迷ったら「レビュー主導の開発」一択です。エージェントが提案して、あなたが承認する。この流れが一番安心感があります。

ステップ5: エディタの設定

次のページでは以下を設定できます:

  • キーバインディング(VS Code、Vim、Emacsなど、使い慣れたものを選べます)

  • 推奨拡張機能のインストール

  • コマンドラインツール(`agy`コマンドでターミナルからAntigravityを起動できるようになります)

ステップ6: ログイン

個人用Gmailアカウントでログインすれば完了。プレビュー版なので無料で使えます。

はい。これでインストールは終わりです。言ったとおり、簡単だったでしょう?


3. エージェント マネージャー — ここが司令塔です

Antigravityを起動すると、最初に表示されるのがエージェント マネージャーです。

ここがすべての起点になります。見た目はVS Codeに似ていますが、中身は全然違います。テキストを編集するためのツールではなく、エージェントを管理するための司令塔として設計されています。

何がすごいのか

普通のAIツールは、チャットで1つずつ指示を出して、1つずつ結果を受け取ります。Antigravityは違います。

5つの異なるエージェントを、5つの異なるタスクに同時に割り当てられる。

並列で動かして、結果を一覧で確認できる。承認が必要なものはまとめて表示される。これが「ミッション コントロール」の意味です。

ワークスペースを設定する

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まず、作業フォルダを「ワークスペース」として登録します。

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新しいフォルダ(例: `my-agy-projects`)を作って選択するだけです。

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モデルを選ぶ

画面上部のプルダウンから、使用するAIモデルを選択できます。

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Planning モード vs Fast モード — これ、めちゃくちゃ大事です


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ここは必ず理解しておいてください。

Planning モード
複雑なタスクに使います。エージェントがまず計画を立てて、あなたに確認を取ってから実行する。丁寧で確実。時間はかかるけど、品質が高い。

Fast モード
「変数名を変えて」「この関数を修正して」みたいな簡単なタスクに使います。計画を立てずにサッと実行する。速いけど、複雑な作業には向かない。

迷ったらPlanningモードを使ってください。慣れてきたら、タスクの難易度に応じて使い分けるのがベストです。

画面の構成要素

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  1. Start Conversation → 新しいタスクを始める

  2. Workspaces → プロジェクトフォルダの管理

  3. Playground → 試しに何か聞いてみたい時のスペース(後からワークスペースに変換可能)

  4. Browser → エージェントにWebを見に行かせる

  5. Editor View → コードエディタに切り替え


4. ブラウザ機能 — エージェントがWebを見に行く

ここがAntigravityの面白いところです。エージェントが自分でブラウザを操作して、Webページを確認してくれる。

スクリーンショットを撮ったり、ボタンをクリックしたり、コンソールログを読んだり。あなたの代わりにWebアプリの動作確認までやってくれるわけです。

ブラウザでできること

  • クリック、スクロール、入力 — ページ上の操作

  • コンソールログ読み取り — エラーの確認

  • DOMキャプチャ — ページの構造を取得

  • スクリーンショット — 画面の静止画を撮影

  • マークダウン解析 — ページの内容をテキスト化

  • ビデオ撮影 — 操作の様子を動画で記録

Chrome拡張機能のセットアップ

ブラウザ機能を使うには、Chrome拡張機能のインストールが必要です。手順は簡単。

  1. Playgroundで会話を開始

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  1. 何かブラウザを使うタスクを入力(例: 「go to antigravity.google」)

  2. 以下のメッセージが出るので、「Setup」をクリック

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  1. ブラウザが開いて、拡張機能のインストール画面が表示されます

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  1. 「Add to Chrome(Chromeに追加)」をクリック


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  1. 権限を許可すれば、エージェントがブラウザを操作できるようになります

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もし自動インストールがうまくいかない場合

以下のいずれかの場所にあるChromeアイコンをクリックして、手動でインストールできます:

  • Antigravityの左下

  • エディタの右上

  • エージェント マネージャーの左下


5. アーティファクト — 信頼のギャップを埋める仕組み

ここは少し概念的な話ですが、めちゃくちゃ大事です。

エージェントが「バグ直しました」と言ったとします。でも、本当に直ったかどうか、どうやって確認しますか?

以前は、コードを全部読んで自分で確かめるしかなかった。Antigravityでは、アーティファクトという仕組みで、エージェントの作業内容を視覚的に確認できるようになっています。

アーティファクトの種類

Task Lists(作業開始前)
コードを書く前に、エージェントが「こういう手順でやります」という構造化プランを出す。ここにコメントを追加できる。

Implementation Plan(計画段階)
技術的な詳細を含む変更設計。「どのファイルをどう変えるか」が明示される。

Walkthrough(実装完了後)
作業が終わった後の変更概要。テスト方法のまとめ付き。

Code diffs(コード変更時)
変更前と変更後の差分が表示される。Google ドキュメントのように、特定の行にコメントを付けられる。

Screenshots(ビジュアル確認時)
UIの変更前後を画像で比較できる。

Browser Recordings(動作確認時)
エージェントがブラウザで操作した様子を動画で記録。

アーティファクトの確認方法

エディタから: 右下の「Artifacts」をクリック

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エージェント マネージャーから:Review changes」の横にある切り替えボタン

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コメントでフィードバック

Google ドキュメントと同じ感覚で、アーティファクトの任意の箇所にコメントを残せます。エージェントはそのコメントを受けて、修正を行います。

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6. エディタ — コードを書く人はここが戦場

AntigravityのエディタはVS Codeベースです。普段VS Codeを使っている方は、ほぼ同じ感覚で使えます。ファイルエクスプローラー、構文ハイライト、拡張機能——全部そのまま。

ただし、AIエージェントとの連携機能が追加されています。ここが肝です。

画面構成

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3つのパネルで構成されています:

  • エディタ — コードを書く場所

  • ターミナル — コマンドを実行する場所

  • エージェントパネル — AIに指示を出す場所

覚えておくべきショートカット:

  • `Ctrl + `` ` → ターミナルの表示/非表示

  • `Cmd + L` → エージェントパネルの表示/非表示

  • `Cmd + E` → エディタとエージェント マネージャーの切り替え

この3つだけ覚えておけば、まず困りません。

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エディタの便利機能

予測入力(Autocomplete)

コードの続きをAIが予測して提案。Tabキーで受け入れるだけ。

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Tab to Import

使おうとしているライブラリのimport文がなかったら、自動で提案してくれます。Tabで追加。

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Tab でジャンプ

コード内の「次に編集すべき場所」にカーソルを自動移動。

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インラインコマンド(Cmd + I)

コードの途中で`Cmd + I`を押すと、自然言語で指示を出せます。「この関数にエラーハンドリングを追加して」みたいな感じで。

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ターミナルでも使えます。

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エージェント サイドパネル

`Cmd + L`で開くエージェントパネルが、AIとの対話窓口です。

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  • `@`を入力 → ファイルやディレクトリをコンテキストとして追加

  • `/`を入力 → 保存済みのワークフローを呼び出し

モードの選択

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  • Fast → 簡単なタスク向け

  • Planning → 複雑なタスク向け(計画を承認してから実行)

モデル選択

会話ごとに異なるモデルを選べます。


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Explain and Fix

コードの問題箇所にカーソルを合わせて「Explain and fix」を選ぶと、エージェントが原因を説明して修正案を出してくれます。


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問題の一括送信

「Problems」セクションに表示されているエラーを、「Send all to Agent」で一括送信。エージェントがまとめて解決を試みます。


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ターミナル出力の送信

ターミナルに出たエラーメッセージを選択して、`Cmd + L`でエージェントに送信。「これ何?」と聞くだけで原因と解決策を教えてくれます。

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エディタとエージェント マネージャーの切り替え

  • エディタ画面の右上 → 「Open Agent Manager

  • エージェント マネージャーの右上 → 「Open Editor

  • ショートカット → `Cmd + E`


7. フィードバックの送り方 — エージェントとの対話術

ここは実践的な話です。Antigravityを使いこなすコツは、エージェントにうまくフィードバックを送ることにあります。

Planningモードで使ってみましょう

まず、Planningモードが選択されていることを確認してください。

1. プロンプトを入力

例えば「Create a todo list web app using Python」と指示します。

2. Implementation Plan(実装計画)が出る

エージェントが計画を出してきます:

Goal: Create a simple, functional, and aesthetically pleasing Todo List web
application using Python (Flask).

Tech Stack:
- Backend: Python with Flask
- Frontend: HTML5, CSS3 (Vanilla), Jinja2 templates

ここがポイントです。計画の段階でコメントを入れられる。

「FlaskじゃなくてFastAPIを使ってほしい」とコメントすれば、エージェントが計画を修正してくれます。コードを書き始める前に軌道修正できる。これが大きい。

3. Task List(タスクリスト)が出る

具体的な作業ステップが並びます:

- Create requirements.txt
- Create directory structure (static/css, templates)
- Create static/css/style.css
- Create templates/index.html
- Create main.py with FastAPI setup and Database logic
- Verify application

ここにもコメントを追加できます。例えば「検証は、Todoの追加・編集・削除を実際にやって、スクリーンショットを撮って確認してほしい」と具体的に指示する。

4. コード変更の確認

コードが出来上がったら、3つの選択肢があります:

  • Accept all → 全部OK。そのまま採用

  • Reject all → 全部やり直し

  • Review changes → 変更内容を確認して、個別にコメントを付ける

「全メソッドにコメントを追加してほしい」など、ここでも修正指示が可能です。

5. Walkthrough(チュートリアル)

実装が終わると、エージェントが以下を自動でやってくれます:

  • サーバーの起動

  • ブラウザでの動作確認

  • スクリーンショットや動画の撮影

ここでもフィードバック可能。「青いテーマをオレンジに変えてほしい」と送れば、修正して再検証までしてくれる。

フィードバックのコツ

  1. コメントを書いたら、必ず送信する — 送信がエージェントのトリガーになります

  2. コーディング中でもコメント追加OK — 計画がリアルタイムで更新されます

  3. 「やり直し」も怖くない — チャット内で「↩️ Undo changes up to this point」を選べば、特定時点まで巻き戻せます


8. ルールとワークフロー — あなた専用のエージェントに育てる

ここからが面白いところです。Antigravityのエージェントは、あなたのプロジェクトに合わせてカスタマイズできます。

アクセス方法

エディタ右上の「...」メニュー → 「Customizations」


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ルール(Rules)— 常に守らせるガイドライン

ルールとは、エージェントが常に従うべき指示です。「コードは必ずPEP 8に従え」「コメントは必ず書け」みたいなことを設定しておけば、毎回言わなくてもエージェントが勝手に守ってくれる。

ワークフロー(Workflows)— 呼び出して使う保存済みプロンプト

ワークフローは、チャットで`/`を入力して呼び出すオンデマンドの指示テンプレートです。「テストを自動生成して」という指示を保存しておけば、`/generate`と打つだけで毎回使える。

違いを整理すると

ルール → 常に適用される。設定したら忘れていい
ワークフロー → 必要な時に`/`で呼び出す。特定タスク向け

保存場所

ルール

  • 全プロジェクト共通: `~/.gemini/GEMINI.md`

  • プロジェクト固有: `your-workspace/.agents/rules/`

ワークフロー

  • 全プロジェクト共通: `~/.gemini/antigravity/global_workflows/<NAME>.md`

  • プロジェクト固有: `your-workspace/.agents/workflows/`

実践してみましょう

ルール例1: code-style-guide

* Make sure all the code is styled with PEP 8 style guide
* Make sure all the code is properly commented

ルール例2: code-generation-guide

* The main method in main.py is the entry point to showcase functionality.
* Do not generate code in the main method. Instead generate distinct
  functionality in a new file (eg. feature_x.py)
* Then, generate example code to show the new functionality in a new method
  in main.py (eg. example_feature_x) and simply call that method from the
  main method.


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ワークフロー例: generate-unit-tests

* Generate unit tests for each file and each method
* Make sure the unit tests are named similar to files but with test_ prefix


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動作確認

  1. `main.py`にスケルトンコードを作成

  2. エージェントに「Implement binary search and bubble sort」と指示

  3. ルールが効いていれば、エージェントは自動的にファイルを分割してくれる:

    • `main.py` — エントリーポイント

    • `bubble_sort.py` — バブルソートの実装

    • `binary_search.py` — 二分探索の実装

  4. チャットで`/generate`と入力 → `generate-unit-tests`を選択


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テストファイルが自動で生成されます:


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ルールを設定しておくだけで、エージェントの出力品質が劇的に上がる。これ、使わない手はないです。


9. スキル — 専門知識をエージェントに搭載する

ルールとワークフローで「エージェントの振る舞い」をカスタマイズできることは分かりました。次はスキルです。

なぜスキルが必要なのか

ルールやワークフローを全部読み込ませると、エージェントのコンテキストウィンドウが膨れ上がる。そうすると処理が遅くなるし、コストも上がる。

スキルは「必要な時だけ読み込まれる専門知識パッケージ」です。普段は休眠状態。あなたのリクエストがスキルの説明と一致した時だけ、エージェントがそのスキルを呼び出す。

これ、めちゃくちゃ合理的な仕組みです。

スキルのディレクトリ構造

my-skill/
├── SKILL.md          # (必須) メタデータと指示
├── scripts/          # (任意) PythonやBashスクリプト
├── references/       # (任意) テンプレートや参考資料
└── assets/           # (任意) 画像やロゴ

保存場所

  • 全プロジェクト共通: `~/.gemini/antigravity/skills/`

  • プロジェクト固有: `<workspace-root>/.agents/skills/`

実践例1: コードレビュー スキル

これは全プロジェクト共通で使えるスキルです。

ディレクトリを作る

mkdir -p ~/.gemini/antigravity/skills/code-review

SKILL.md を書く

---
name: code-review
description: Reviews code changes for bugs, style issues, and best practices.
Use when reviewing PRs or checking code quality.
---

# Code Review Skill

When reviewing code, follow these steps:

## Review checklist

1. **Correctness**: Does the code do what it's supposed to?
2. **Edge cases**: Are error conditions handled?
3. **Style**: Does it follow project conventions?
4. **Performance**: Are there obvious inefficiencies?

## How to provide feedback

- Be specific about what needs to change
- Explain why, not just what
- Suggest alternatives when possible

テスト用の問題あるコードを用意

import time

def get_user_data(users, id):
   # Find user by ID
   for u in users:
       if u['id'] == id:
            return u
   return None

def process_payments(items):
   total = 0
   for i in items:
       # Calculate tax
       tax = i['price'] * 0.1
       total = total + i['price'] + tax
       time.sleep(0.1) # Simulate slow network call

   return total

def run_batch():
   users = [{'id': 1, 'name': 'Alice'}, {'id': 2, 'name': 'Bob'}]
   items = [{'price': 10}, {'price': 20}, {'price': 100}]

   u = get_user_data(users, 3)
   print("User found: " + u['name']) # Will crash if None

   print("Total: " + str(process_payments(items)))

if __name__ == "__main__":
   run_batch()

使ってみる

エージェントに「review the @demo_bad_code.py file」と指示するだけ。エージェントが自動的にcode-reviewスキルを読み込んで、チェックリストに沿ったレビューを返してくれます。


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実践例2: ライセンスヘッダー自動追加スキル

これはプロジェクト固有のスキルです。新しいファイルを作るたびに、会社のライセンスヘッダーを自動で追加してくれます。

ディレクトリを作る

mkdir -p .agents/skills/license-header-adder/resources

テンプレートを用意(resources/HEADER.txt)

/*
 * Copyright (c) 2026 YOUR_COMPANY_NAME LLC.
 * All rights reserved.
 * This code is proprietary and confidential.
 */

SKILL.md を書く

---
name: license-header-adder
description: Adds the standard corporate license header to new source files.
---

# License Header Adder

This skill ensures that all new source files have the correct copyright header.

## Instructions
1. **Read the Template**: Read the content of `resources/HEADER.txt`.
2. **Apply to File**: When creating a new file, prepend this exact content.
3. **Adapt Syntax**:
   - For C-style languages (Java, TS), keep the `/* */` block.
   - For Python/Shell, convert to `#` comments.

Create a new Python script named data_processor.py that prints 'Hello World'」と指示すると、エージェントがテンプレートを読み取って、Pythonのコメント形式に変換した上でファイルの先頭に追加してくれます。


10. セキュリティ設定 — ここだけは絶対に読んでください

ここは正直に言います。この章は飛ばさないでください。

AIエージェントにターミナルやブラウザへのアクセス権を渡すということは、それなりのリスクが伴います。Antigravityには、そのリスクを管理するための仕組みがしっかり用意されています。

ターミナルコマンドの自動実行ポリシー

設定場所: `Antigravity — Settings` → `Advanced Settings` → `Terminal`

3つのモードがあります:

オフ(最も安全)
許可リストに載っているコマンドしか自動実行しない。それ以外は必ずあなたの承認を求める。

自動(バランス型)
エージェントが内部的にリスクを判断。危険そうなコマンドは承認を求める。

ターボ(速度最優先)
拒否リストに載っているコマンド以外は、何でも自動で実行する。速いけどリスクも高い。

パターン1: 許可リスト方式(セキュリティ最優先の方)

おすすめの企業様: セキュリティポリシーが厳しい環境、本番環境に近い作業をする場合

  1. Terminal Command Auto Executionを「オフ」に設定

  2. 「Permitted Terminal Commands」で「Add」をクリック

  3. 安全なコマンドだけ登録(例: `ls -al`)

動作確認:

  • 「List the files in this directory」→ `ls`は許可済みなので自動実行される

  • 「Delete the file」→ `rm`は許可されていないのでブロックされる

設定変更後はAntigravityの再起動が必要な場合があります。

パターン2: 拒否リスト方式(スピード重視の方)

おすすめ: 開発速度を優先したい、ローカル環境での作業がメインの場合

  1. Terminal Command Auto Executionを「ターボ」に設定

  2. 「Deny List Terminal Commands」に危険なコマンドを追加:

    • `rm`

    • `sudo`

    • `curl`

    • `wget`

動作確認:

  • 「Check the version of python」→ 自動実行される

  • 「Download www.google.com home page」→ `curl`が検出されてブロック

ブラウザのセキュリティ — プロンプトインジェクション対策

ここも大事です。エージェントが悪意のあるWebサイトにアクセスした場合、プロンプトインジェクション攻撃を受ける可能性があります。

対策はブラウザURL許可リストです。

  1. `Antigravity — Settings` → `Advanced Settings` → Browser URL Allowlist

  2. 「Open Allowlist File」をクリック

  3. `HOME/.gemini/antigravity/browserAllowlist.txt`が開く

  4. 信頼できるドメインだけを登録する


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正直、セキュリティ設定は地味な作業です。でも、ここを雑にすると後で痛い目に遭います。最初に5分かけて設定しておくだけで、後々の事故を防げる。 やらない理由がありません。


11. まとめと次のステップ

お疲れさまでした。ここまで読んでいただいた方は、Antigravityのセッティングが一通り完了しているはずです。

振り返ると、やったことは以下の通り:

  • Antigravityのインストールと初期設定

  • エージェント マネージャーで複数エージェントの管理

  • ブラウザ拡張機能のセットアップ

  • アーティファクトでエージェントの作業を可視化

  • エディタの基本操作とショートカット

  • フィードバックの送り方

  • ルールワークフローでエージェントをカスタマイズ

  • スキルで専門知識を搭載

  • セキュリティ設定で安全に運用

最初は「難しそう」と思ったかもしれませんが、1つ1つは大したことないんですよ。大事なのは、まず触ってみることです。触って、失敗して、直す。この繰り返しで、気づけばエージェントを自在に操れるようになっています。

さらに深く学びたい方へ

以下のGoogle公式Codelabがおすすめです:

Building with Google Antigravity
https://codelabs.developers.google.com/building-with-google-antigravity?hl=ja
動的な会議用Webサイトや生産性向上アプリの構築例を通じて、実践力を磨けます。

Antigravityを使用してGoogle Cloudにビルド・デプロイする
https://codelabs.developers.google.com/build-and-deploy-gcp-with-antigravity?hl=ja
サーバーレスアプリケーションの設計・構築・デプロイを学べます。

リファレンス


最後に

僕(中尾)がこれまで130社以上の企業様にAI導入を支援してきて、一番感じていることがあります。

AIツールの導入で差がつくのは、ツールの性能ではなく「触り始める速さ」です。

完璧に理解してから始めようとする人は、永遠に始められません。まず触る。分からないことが出てきたら、その都度調べる。この記事をブックマークしておいて、困った時に戻ってきてもらえれば、それで十分です。

Google Antigravityは、AIエージェント開発の新しいスタンダードになる可能性を持ったツールです。今のうちに使いこなせるようになっておけば、それだけで大きなアドバンテージになります。

さあ、まずはインストールから始めてみてください。5分で終わりますから。


株式会社ストラテジーAI 
代表取締役 中尾 香達
https://strategy-ai.jp/


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