岡山)ムスリムが快適な街へ 「食」や「礼拝」に対応
長谷川健 田部愛
ビザの緩和や円安の影響で、イスラム教徒(ムスリム)が多いマレーシアやインドネシアなどの東南アジア諸国からの訪日外国人が増えている。ムスリムの人たちが快適に過ごせるよう、県内でも大学や企業が「食」や「礼拝」の対応を進めている。
岡山理科大学(岡山市北区理大町)に4月27日、イスラム圏からの留学生の利用を想定した学生食堂「レストランハラール」がオープンした。
大学にはマレーシアとサウジアラビアからのムスリムの留学生22人が在籍。同じグループの倉敷芸術科学大学(倉敷市連島町西之浦)でもパキスタンからのムスリムの学生15人が学んでいる。
ムスリムの学生が日本で生活する上で悩みを抱えるのが「食」の問題だ。イスラム教の戒律で、豚肉やアルコールは摂取できない。直接、素材としていなくても、製造過程で混じってもいけない。「ぶっかけうどんに塩を振って食べることしかできない学生もいた。今後もイスラム圏からの留学生は増える見通しで、何とか対策を打ちたかった」と広報担当者は話す。来日後、体重を10キロ近く減らす学生もいたという。
解決策にと考えたのが、戒律に基づいて処理された食材を使った食堂の開設だった。国内のムスリムの支援にあたっているNPO「日本ハラールサポート協会」(岡山市北区)の指導を受け、戒律に沿っていることを示す「ムスリムフレンドリー」の認証を取得。食堂の開店にこぎ着けた。
鶏肉や魚のメイン料理にサラ…