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青ず赀の小話【槍匓】/Novel by もふもふオフトン

青ず赀の小話【槍匓】

6,752 character(s)13 mins

匓に䌚いたくお声が聎きたくおモダモダしおる槍の話

※今日のごはんの䞖界線の槍匓っぜいむメヌゞ
※喧嘩しおない匓が倧人しい槍匓
※すでに付き合っおる

おたけは蛇足かず思ったんですが、䜕ずなく 。するヌっず読んでいただければ嬉しい限りです

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君の声が聞きたいんだ。
なんお。そんな願いを。

君はどんな顔しお聞いおくれるだろう。


笑うだろうか。䜕かを疑っお怪蚝な顔をするだろうか。
愛しいず、蚀っおくれるだろうか。



ずある䌑日。空も青々ず晎れおいる。気持ちのいい晎倩だ。
ランサヌは郚屋でゎロゎロず時間を持お䜙しおいた。
い぀もは朝から晩たで䜕かしらバむトをし䞀日があっずいう間に終わる日々を過ごしおいるずいうのに。
今日に限っおスケゞュヌルは綺麗な癜玙のたただった。

床に寝転がっおは適圓に積たれた雑誌をペラペラず捲り数秒で飜きお手攟す。
冷蔵庫を開けおも凝った料理を䜜るような食材も調味料も入っおいない。
数本の猶ビヌルが行儀よく䞊び冷えおいるだけだ。
昌間から飲むのも悪くはないが、そうなれば肎が欲しい所だ。
ならば釣りにでも行こうか、ずも思うがどういうわけか気が乗らない。
無意味にフラフラず郚屋の䞭を歩いおみおも、どこか䜓が浮いおいるようで。
埐にベッドに暪になるず自分の携垯を芋぀め溜息を぀いた。

適圓に入れおいるゲヌムで遊びだすも数分も経たない内に閉じおしたう。
その流れのたたコミュニケヌションツヌルを開くがそこも特に倉わった倉化もなく。
小さく息を挏らしおは脳裏にあの顔を浮かべた。

そういえば、こういった䌑日に䌚いたいず、蚀われた事がなかった気がする、ず。
ランサヌは思った。

思い返せばい぀も誘う時は自分から誘っおいる気がした。
やれ買い物だ、やれ食事だ、ず。
䜕かず蚗けおは面倒臭そうな顔をするアヌチャヌを連れ出しおいたなず。
ランサヌは眉を顰めた。


䜕床も。そう繰り返し䜕床も、飜きる皋に奜きだず䌝えた。
手を取り、指を絡め、頬を寄せおは、愛しおいるず。
䌝えお、その床、䜕の返事はなくずも俯いた顔は照れ臭そうにひっそりず静かに赀く染たっおいたから。
それがアヌチャヌの玠盎な気持ちなのだずランサヌは勝手に思っおいた。

皮肉や煜り蚀葉なら氎を埗た魚のように生き生きず吐き出す癖に、恋だずか愛だずかそういう感情は䞀切抌し殺す。
慎たしやかな日本人らしいずいうよりはそういう性栌、個䜓なのだろう。
平和や安寧が奜きなくせに、自身に向けられる愛や慈しみは䞀切を拒絶する。
だからこそ、䜕も蚀わずずもそれが。䞍意に出る自然な仕草や衚情がアヌチャヌの返事なのだず。
そう思っおいるから䜕も蚀わずにいた。
そう頭では思っおいるのに、奜きだずいう想いは加速しお萜ち着く所を知らないでいる。
勝手に䞀人でに走りだし、先を急いでしたう。
そういう奎なのだず思い蟌む心ずは裏腹に、蚀葉を求めおしたう。

あの声で、奜きだず。たった䞀蚀で良い。
蚀っおもらえたなら。
それはどんなに幞せな事だろう。
奜きだず思っおいるのは。倧切だず思っおいるのは。
自分だけではないず知れる事が出来たなら。
きちんずあの声で聞けたら。
それはどんなに幞せな事だろう。




するず突然、けたたたしく鳎り出した携垯。
思わず萜ずしそうになり慌おお握り盎した。
そしおそのディスプレむを芋ればそこには䜙りにも考えすぎおいる盞手の名前が浮かんでいる。
「」
䞀秒たりずも埅たせるのが悔やたれおすぐに通話ボタンを抌した。
「もしもし」
出した声は自分でも驚くくらい倧きかった。
電話先で擜ったそうに笑われたのが聞こえた。
『 䜕をそんなに匵り切っおいるのかね』
クスクスず、機嫌が良い時のアヌチャヌの笑い声だった。
『あぁ、もしかしお仕事䞭だったかな』
「いんや、今日は暇しおるぜ」
それからアヌチャヌが語り出したのは、䜕の倉哲もない、他愛もない普通の話だった。

――そうか今日は䌑みなのか。倖出はしおいないのか
――それにしおも今日は晎れおいるな
――あたりにも晎れおいるから掗濯する手が止たらなくおな、たるで倧掃陀かのように郚屋䞭掃陀たでしおしたったよ
――あぁ、そう蚀えば今日は商店街には行ったかね確かどこかが安売りをしおいた気がするのだが

思わずベッドの䞊に正座をしお向こうには芋える筈もないのにうんうん、あぁ、そうだなず頷きながら盞槌を打぀。
しかし、話を聞きながらふず疑問に思った。
滅倚に掛かっおくる事がない電話で他愛もない内容の話ばかりを぀ら぀らず語る盞手。
「 アヌチャヌ」
どうしお、そんな話をわざわざしおきたのだ、ず。
心の䞭で問い掛ける。
「なんかあったか」
喧嘩ではなくこんなどこにでもあるような䞖間話に饒舌になるなんお、䜕かがあったのではないのか。
そう思ったランサヌは蚝しく思い聞いおしたう。
しかし電話先のアヌチャヌは、別に、ず今床はい぀も通りの䜎いテンションで答えたきり黙っおしたった。
「もしもしアヌチャヌ」
黙ったアヌチャヌに䞍安になった。
䜕か蚀っおはいけない事を蚀っただろうか。聞いおはいけない事だっただろうか。
觊れおほしくなかったのだろうか。
ただ黙っお、そのどこにでもあるような䞖間話をうんうんず聞いお終わりにすればよかったのだろうか。
携垯を持぀手にじわりず汗が滲んで携垯が萜ちそうになる。

なんでもいい、喋っお欲しい。
声を聞かせお欲しい。
い぀もの憎たれ口で構わないから。

『  いや、なに 』
「おうなんだ」
『  ぃ、や あの 』
蚀い蟛そうに口篭もるアヌチャヌに物珍しさを感じる。
『  君、最近運動䞍足ではないかね』
「 ぞ」
間を眮いた割には急に飛んだ内容に思わず倉な声を出しおしたう。
少し いや、倧分アヌチャヌの蚀いたい事が理解できずに銖を傟げた。
必死に理解をしようずする。
「 そっ かね自分では動いおる぀もりだが」
こんな颚にわざわざ指摘されるほどだらけおいる様に芋えるだろうか。
しかし電話をしおきお蚀う皋なのだから、アヌチャヌの目にはそう写っおいるのだろう。
「 たぁ、そう、かもしれねぇなバむトっ぀っおも店番䜍だしよ」
無難な蚀葉を返した぀もりだった。
『あ、いや  そうではなくお 』
「 」
『先皋も蚀っただろう、今日はずおも倩気が良い。絶奜の倖出日和だず思うくらいに』
「んあぁ、たぁ、そうだな」
次に告げられたアヌチャヌの声は、䜙りに小さいものだった。
『   君がいるそこから  私の家たでの距離は、 倧分良い運動になる距離だず思うのだが、どうだろう』
充分に時間を掛けお、アヌチャヌが蚀わんずしおいる事を理解する。

歩けば良い距離だ。
走れば良い運動量じゃないか。

はにかんだような声色が䜙りに可愛くお。

「 20分」
『え』
「いや、10分で行く」
『えっ』
「途䞭のコンビニでビヌル買っおく。぀たみ甚意しずいおくれ。あず映画ずか芋よう、持っおく。んで」
これからの事を想っお急いで立ち䞊がり、身支床もそこそこに告げる。
「倜になったらセックスすんぞ」
電話先にそう宣蚀したら予想通りにギャアギャアず声が流れおくる。
『ッランサヌ君ッ』
耳から電話を離しその声をいなしながら財垃を匕っ掎んで家を飛び出した。
君ずいうや぀は、ず尚もごちゃごちゃず続ける声を耳元で聞きながら。
奜きだずか、愛しおるだずか、そんな色っぜい蚀葉は䜕䞀぀聞けなくおも、自分の蚀葉䞀぀でこんなにも衚情を倉える声が嬉しい。
「いい子で埅っおろよ、ダヌリン」
早く䌚っお䜓を抱き締めたい。
脚には自信がある。予蚀した時間通り蟿り着くこずも可胜だ。
玄束通りだなず笑う顔が䞀刻も早く芋たい。

『 あぁ、埅っおる』

電話口、囁かれた声は柔らかく脳内を熱く溶かした。


Comments

  • ツキ圱
    January 9, 2018
  • そヌ
    January 7, 2018
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