ネタのはずの国際信州学院大学、文科省資料に出現~コー・イノベーション大学設置認可書類に「付属高校」 #エキスパートトピ
国際信州学院大学は長野県に存在…しない、長野県以外にも存在しない、架空の大学です。2018年1月ごろ、ネット掲示板で誕生し、公式サイトやXなどSNSの運用は2026年現在も続いています。
2018年8月には、同大職員がうどん店の50人分の予約を無断でキャンセルしたとの店側投稿で話題になりました。なお、国際信州学院大学だけでなくうどん店も架空であり、いわゆる「釣られた」ことに。
なお、国際信州学院大学の公式サイトの「学長の言葉」にあるフランス語を自動翻訳すると「このページは架空のもの」というオチになっています。
ココがポイント
飛騨地域初の四年制私立大学「コー・イノベーション大学」の入学式には、1期生51人が参加。
出典:CBCテレビ 2026/4/3(金)
国際信州学院大学
国際信州学院大学はそのうちの1校、というわけではありません。先にネタばらしをすると、同校は架空大学、つまりフェイクです。
出典:石渡嶺司 2018/4/22(日)
(※25ページ 高校生向けアンケートに回答した高校一覧に)私立国際信州学院大学付属高校
出典:コー・イノベーション大学設置認可申請書類「学生の確保の見通し等を記載した書類②」
エキスパートの補足・見解
ネタであるはずの国際信州学院大学が文部科学省の資料に登場していたことが先日判明しました。
2026年開学のコー・イノベーション大学(岐阜県飛騨市)の設置認可申請書類が4月1日に公開されました。
「学生の確保の見通し等を記載した書類②」25ページに、高校生アンケートに回答した高校一覧が記載されています。この一覧表の中ほどに、「私立国際信州学院大学付属高校」の名称が記載されています。
公的な書類にネタであるはずの「国際信州学院大学」が登場するのは初でしょう。
もっとも、文部科学省の職員も、あるいは、コー・イノベーション大学の担当者も気づいていなかったはず。
なぜ、ネタであるはずの大学名が資料に登場したのか、その理由は同資料の24ページに出ています。
アンケートについて、「学校名を記してください」と出ています。
おそらくは、アンケートに付き合わされた高校生がささやかな「仕返し」として、架空の高校名を記入。それをコー・イノベーション大学の担当者が見逃し、そのまま一覧表にした、ということではないでしょうか。
なお、コー・イノベーション大学は3日に入学式があり、定員120人のところ、入学者数51人、充足率42.5%となりました。