ロッテ・藤原恭大、クールな男が初のサヨナラ打「みんなが喜んでくれたのですごくうれしかった」 ルーキー左腕の負け消す千金打
(パ・リーグ、ロッテ3x-2ソフトバンク、ロッテ1勝、3日、ZOZOマリン)クールな男が真っ赤に燃えた!! ロッテ・藤原恭大外野手(25)が九回に自身初のサヨナラ打を放った。7回2失点と好投しながら敗戦投手の危機にあったドラフト2位ルーキー、毛利海大投手(22)=明大=の姿に発奮。後輩の負けを消し、3-2の勝利に導いた。 1-2の九回2死二、三塁。打席に入った藤原は、守護神の杉山と冷静に相対していた。初球、真ん中付近に来た154キロの直球をあっさりと見逃したが「だいぶ伏線を張れていた」。初球を捨てて変化球待ちに見せかけ、2球目以降に勝負をかけた。 「(次は)真っすぐだろうなと」。2球目、予想通りの直球を捉えて右越えに二塁打。プロ8年目で初のサヨナラ打となった。二塁ベース付近でチームメートに囲まれ「どうしていいのか分からなかったけど、とりあえず右手を挙げて、みんなが喜んでくれたのですごくうれしかったです」とはにかんだ。 開幕前に「ちょっと熱く燃えたい」と髪を赤にチェンジ。頭の中は冷静でも、髪色さながらハートは熱く燃えていた。「毛利がホームランを打たれた後、すごく悔しそうな顔をしていて。本当に頑張っていたんで『これは負けを付けられないな。これは打たないといけない』と。その中で打てたのですごくうれしかった」。7回2失点と力投したルーキーを初黒星の危機から救ったことを喜んだ。 母校の大阪桐蔭高は3月31日に4年ぶり5度目の選抜大会優勝を飾った。自身も高校時代は2018年に甲子園で春夏連覇を達成。甲子園での経験はプロでも生かされている。「緊張はあんまりしなくなりました。緊張しても体が動かないとか、悪い緊張の仕方はなくなりました。甲子園より緊張することはない」と言い切る。 昨季は最下位に沈み、ソフトバンクには9勝15敗1分けと圧倒された。サブロー監督の下、巻き返しを期すシーズン。試合前まで打率・211と本調子ではなかった藤原が殊勲打を放ち、王者との初戦を今季初のサヨナラ勝ちで制した。「すごく強いチーム。1戦目を最高の勝ち方で勝てたのは明日からにつながる」とうれしそうだった。(片岡将)