守矢 奈央
【所属】デジタルハリウッド大学大学院 デジタルヘルスラボ
集まった支援総額:573,000円(税込)
目標に達成しました
ご支援ありがとうございました
1,500 円:サンクスメール
3,000 円:くつ下1 ペアと直筆お礼状
5,000 円:くつ下2ペアと直筆お礼状
10,000 円:くつ下5ペアと直筆お礼状
30,000 円: プロダクトを作った経験を話す講演+くつ下2 ペア(イニシャル刺繍入り)*
50,000 円:一緒にathe ブランドを広げる会議に参加できる権利+くつ下2 ペア(イニシャル刺繍入り)*
100,000 円:リターン無し。気持ちだけの寄付枠。
※ 尚、商品のお届けは2018 年夏以降を予定しています。進捗はこのプロジェクトページをチェックしてください!
*イニシャル刺繍は英字一文字になります。
皆さま はじめまして。
デジタルハリウッド大学大学院1年に所属している守矢奈央です。
東京出身で昨年デジタルハリウッド大学を卒業した後、デジタルハリウッド大学院のデジタルヘルスラボに入って多汗症患者向けのプロダクトを開発しようとしています。
『多汗症向けの超吸水・超速乾・防菌・防臭に優れたくつ下』を開発し、全国の多汗症の患者さんに広めていきたいと思っています。
またクラウドファンディングを通じて、製品のプロトタイプの作成をしようと思っています。
『日本での有病率は人口の約5.3%と言われている原発性手掌多汗症ですが、守矢さんが多汗症の人向けの製品を作ろうと思ったきっかけについて教えて頂けますか?』
まず自分自身が重度の掌蹠多汗症患者で、幼い頃から日常生活でたくさんの悩みを経験してきたことが開発しようと思った主な理由です。根本的な治療法も未だになく、重度の多汗症の人に特化したような製品も開発されていないため、普段生活している上での悩みを解消するような術はなかなかありません。致死疾患ではなく、認知度も低いため、患者さんしか悩みを知らないからだ、ということに気付きました。
でもある時、誰もやっていないなら実際に多汗症特有の悩みが分かる私自身が解決すればいいんじゃないかと気付いたんですよね。さすがに20年近く悩んでいるので、このような使命感があります。そういった思いが高まって、大学4年の12月に 頂いた内定をすべて断って、大学院に進学して製品を実際に作ろうと決意しました。
『患者さんしか分からない苦労がある、とおっしゃられましたが具体的に守矢さんはどのような苦労をなされたのでしょうか?』
とにかく人に理解されないということですかね。幼いころは散々ないじめにも遭いましたし、赤の他人から心ない言葉をかけられることも未だにあったりします。
具体的な例を上げると、手の汗がスマホ・パソコンにしみ込んで中の基盤を腐食させて壊してしまったり、スマホの画面が操作出来なかったりします。また、足元は手と違って絶えず解放されている訳ではないため、肌トラブル等が絶えず起きやすいのも事実です。私は掌蹠多汗症の重症患者であるため、靴と足の間で 自分の汗で滑って転んでしまうほどの異常な発汗で 夏場に裸足でサンダルを履くことは出来ず、自宅でもくつ下なしの生活は困難です。フローリングは本当に滑って危ないんです・・ 好きな人と手をつなぐことも出来なかったり、紙を触るのが苦手だったり(触ると穴が開くほどの手汗)、異常な発汗によって汗染みがものすごく目立って着る服も制限されるなど 特有の悩みもありますね。このように、普通の人が当たり前に出来るささいな事が、私達にとっては当たり前ではないんですよね。
『今回作ろうとしている製品について、どのような特色があって、他にないプロジェクトになっていくのでしょうか?』
今開発しようとしているのは天然繊維(いぐさ・和紙・麻・シルクなど)をベースにしたユニセックスのくつ下です。天然繊維を用いる事で、吸水・速乾にとても優れていて、防菌防臭もしっかりしてくれるんです。確かに天然繊維ベースのものは多くあります。しかし私達のような異常な発汗にまで応えてくれて、且つ日常的に使えるものであるというところが今までの製品と違う点だと考えています。なので履いていて蒸れにくく、靴下も何枚も変えずに済むのではないかと思っています。一言でまとめると、機能性・デザイン性共に優れた多汗症患者用くつ下ですが、くつ下なので、広く一般の方にも使って頂けるかと思います。
また今でも吸水・速乾に優れたの衣料品はありますが、スポーツ・アウトドア用品が多いため、普段使いできるほどファッション性がないという問題があります。そこでこの製品は機能性も保持しつつ、デザイン面も重視することで多汗症の人でもそこまで汗のことを気にせず普通に生活できるようになれば、と思っています。
『今回のクラウドファンディングと製品開発を通じてどんなことを実現したいと思われていますか?』
より多くの人に多汗症を知ってもらって、多汗症の人も、自分は自分で良いんだ、周りは自分が思ってるほど気にしていないし、安心して汗をかいて大丈夫なんだと思って生きられる社会を作りたいと思っています。
実は多汗症患者が併発する疾患は“うつ病”が1位に上げられるんですよね。
私の経験上、多汗症の人は周りから冷たい視線を受けたり、冷たい言葉を投げかけられる事が日常的にあります。例えば、先ほどもお伝えしましたが汗のせいでとてもひどいいじめや嫌がらせを受けましたし、電車に乗ってても『この人の汗やばくない?』とか言われたりしました。今も時々言われますね。実際、多汗症のせいで悩み、自ら命を落としてしまった方もいるそうです。致死的疾患ではないものの、現に自殺に繋がりかねないほど悩む人もいるのは事実なんですよね・・。
多汗症の患者さんはそういった経験から疎外感や恥ずかしさを感じてしまって、その結果、多汗症であることを隠したり、多汗症である自分を否定して、本当に自分のやりたいこと自体を諦めてしまうことがあります。このような背景には、少なからず世間の認識の低さも影響しているんじゃないかなと思います。なので、今回クラウドファンディングを通じて、どうにかより多くの人に知ってもらいたいなという思いもあります。
また同時に多汗症の人に製品を届けて、実際に使ってもらう事で『自分は自分だし、多汗症でも大丈夫だよ。』という事を伝えたいですね。ひとりでも多くの汗に悩む方に、そっと手助け出来るような製品を開発したいです。
今までも確かに吸水速乾、防菌防臭など機能性に優れたくつ下や素材はたくさん開発されて来ました。
しかし!日常使い出来るような、ファッション性も兼ね備えた素材・製品はありそうでないのが現状です。
そこで、今後素材開発に繋げるべく、まずは今ある素材を組み合わせたくつ下のプロトタイプを作製するために、クラウドファンディングに挑戦しようと考えました。
『多汗症で悩む患者さんに 機能性・デザイン性ともに優れたくつ下で、好きな靴を履いてオシャレを楽しんでもらうこと』これが私の夢のひとつです。
試作品開発費合計:50万円
使用する素材は天然繊維ベースのもの。
気になる素材は、昔から日本に縁のある『イグサ』や『和紙』『麻』。
天然繊維にこだわる理由として、イグサに関しては 自室の床が畳で、よく汗を吸収してくれることから着目しました。吸水・速乾にとても優れていることはもちろん、においの主な原因となる酢酸・イソ吉草酸・アンモニアなどの化学物質の吸収・減少率がそれぞれ90%を越えていることも選んだ理由の一つです。和紙・麻も同様に吸水・速乾の面で優れているため、このような天然繊維をベースにしたくつ下を開発しようと考えました。
市販の汗対策を謳うモノよりさらに吸水・速乾に優れ、防菌・防臭もしてくれる夢のような繊維を開発すべく、守矢は日本一のイグサ・和紙を求めて、冒険の旅に出ます!
その模様は近日公開予定・・!
このくつ下からスタートし、改良を重ねて素材開発を進めて、多汗症患者さん向けファッションプロダクトをシリーズ化し、多汗症の認知度を今以上に向上させたいです。そしてゆくゆくは治療法の研究を進められるような活動にしたいと考えていますので、応援よろしくお願い致します!
多汗症向けファッションアイテム athe series 第一弾 『汗足』