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「…ただいまー」
帰宅したカルマは、家の奥に向かって呟いてみる。
しかし、誰もいない家だから、返事も帰ってこない。
カルマはたいして気にも止めず、鞄を放り出して自室のベッドへ駆け込んだ。
グシャグシャの答案用紙を、また手で握って唇を噛みしめる。
このくらい、余裕だったハズなのに。楽勝だと思ったのに。
「結局、どうせ俺だめなんだよね。」
自嘲気味に呟やいたカルマは、期末テスト当日までの自分を振り返ってみる。
ー 殺せんせーの言うとおり、真面目に勉強するべきだったのか? ー
真面目に勉強に取り組む自分の姿を想像して、カルマは自分の事でもひけた。
通常運転でサラッと勝っての完全勝利。
これは、カルマもモットーである。親だろうが、誰だろうが関係ない。
けれど、あの理事長の一人息子が有頂天でほくそ笑むのを見ているのも面白くない。
「……もう、どうだっていいや」
眠くなってきたカルマはそのまま、その感覚に身を委ねた。
また、一人の夜がやって来る。
いつもの事なのに、こんなに恐くなるのは何故だろうか。
本当は知っている。
自分は、誰かに側にいて欲しいのだと。
続きくれませんか…