貸し切り列車で初の入社式、京急電鉄 新入社員「働く心構えできた」
神奈川県内で1日、県庁と市役所、地方銀行、民間企業などが入庁式や入社式を開いた。黒岩祐治県知事は新入職員への訓示で、積極的な政策提案を呼びかけた。仕事のイメージを早くつかんでもらおうと、京浜急行電鉄は式や交流会を貸し切り列車で初めて開催した。
511人が入庁した神奈川県では、職員が政策提案して事業化を目指す「県庁版社内ベンチャー制度」を2025年から導入している。黒岩知事は「自分の仕事を切り開いてほしい」と述べた。
横浜銀行グループの入行式には約190人が出席した。片岡達也頭取は「長年かけて積み上げてきた地域のお客様との信頼とその重みを心に刻み、誠実さと高い倫理観を持って行動してほしい」と力を込めた。
京浜急行電鉄は列車を使った入社イベントを初めて開いた。午前11時27分に神奈川新町駅(横浜市)を出発する貸し切り列車に記念切符を持った新入社員116人が乗車し、川俣幸宏社長が「車掌」になって一人ひとりの切符を検札しながら声をかけた。
保線や電力施設を担う施設部に入る社員は「昨日までは高校生気分だったが、社会人として働く心構えが出てきた」と緊張感を持って話した。
相模鉄道は30日に運行を開始した新型車両の13000系で入社式を開いた。千原広司社長は「常に新しいことに挑戦し成長する姿勢が求められる」と話した。小田急電鉄はロマンスカーミュージアム(神奈川県海老名市)で入社式を開き、鈴木滋社長は「新たな価値創造に取り組んでいる。一歩一歩自分らしい成長を」と挨拶した。