阪神・森下翔太 王者の証「黄金ユニ」で弾丸2号!メジャーでは違反の極端な守備シフト撃破
◇セ・リーグ 阪神1―4DeNA(2026年4月1日 京セラD) 阪神は1日、DeNA戦(京セラドーム)に1―4で敗れ、連勝が3で止まった。阪神・森下翔太外野手(25)が2試合ぶりの2号ソロ。4点を追う6回にライナー性の打球を左翼席へ運んだ。4年目で初の30本塁打を目標に掲げる今季は開幕から打撃好調を維持。初顔合わせだったDeNAの新外国人左腕・コックスも苦にせず、持ち前の強打を発揮し、今季2度目の3安打をマークした。 【写真】阪神 「輝は左に対して初球を軽打している」岡田顧問ズバズバ評論、佐藤輝、森下の打撃を分析 “違反シフト”を打ち破る一撃だった。大リーグでは23年から極端な守備シフトが禁止。そんな極端な包囲網を敷かれても、森下には関係なかった。 「(守備シフトは)あまり気になってないですね。(打球)角度はあまり出なかったですけど、芯で捉えられた。うまく入ってくれた」 4点を追う6回2死からの第3打席だ。カウント2―1から先発・コックスが投じた内角への148キロ直球をフルスイング。ひと振りで仕留めたライナー性の打球は左翼席に着弾した。打席に入る直前。二塁手・牧が二塁ベース後方のやや左に守備位置を取り、二、三塁間には3人の野手が守るシフトを敷いていた。初回2死からの打席では二塁ベース後方にいた牧がライナーを好捕。しかし、6回には、中大の先輩をあざ笑うかのような弾丸を放ってみせた。 「凄くコントロール良く投げられた。次対戦するときは、それも頭に入れてやりたい」 チームは5回まで“初モノ”の助っ人左腕に大苦戦。直球を主体にツーシームやスライダーをコーナーに散らされた。5回まで4安打無得点。京セラドームに何度もため息がもれる劣勢ムードを一掃した。開幕3戦目となった3月29日巨人戦で描いたチーム1号に続く、奮闘の2号アーチ。今季、左投手に対し打率・556(9打数5安打)、2本塁打と強さも誇示している。 1打席目の二直、続く打席の中前打、本塁打の全てで打球速度が170キロ以上を計測した。かねて「170キロが出ている時は、効率良くバットが出ている証拠」と話す。「しっかり捉えられれば、あのぐらいの打球速度は出る。いい数字じゃないですかね」と状態の良さにもうなずいた。 「当然、角度がついて打球速度が出ればホームランももっと増える。まあ、入ればホームランはホームラン。これから打席数も増えていくと思うので(本塁打も増える)」 24年も王者の証である黄金ユニホームを着て本塁打を放った。その時と同じ5試合で2発のペース。2年前は計16本にとどまっていても、スイングスピード、技術も格段に上がっている。目標の「最低30本塁打以上」は、決して夢物語ではない。 (石崎 祥平) ▽守備シフト規制 極端な守備位置を規制するため、MLBで23年から導入。野球規則5・02(c)に「投手が打者に対して投球のためにボールが手から離れたとき、4人の内野手のうち、2人ずつは二塁ベースの両側に分かれて、両足を位置した側に置いていなければならない」と記載されている。なおNPBを含む日本国内では、現時点で同ルールは適用されない。