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君以外のマスターは不必要。だから/Novel by 僕

君以外のマスターは不必要。だから

19,348 character(s)38 mins

新人マスター候補生5人がカルデアに送り込まれる。
鯖に愛されるぐだ男くんに嫉妬して、嫌がらせする彼ら。
そしてそれに対して怒り、反撃する鯖たちのお話。

<追記>
たくさんのコメント、ブックマーク、いいねありがとうございます!!
2018年09月10日付の[小説] 男子に人気ランキング 26 位にランクインされたということで、滅茶苦茶びびっています。
本当にありがとうございました!

<ATTENTION>
※人理修復後のお話(1部~2部の間)
※ご都合主義なため、「この時間軸いなくね?」という人も普通にいます
※ネタバレ上等、原作との矛盾上等
※ぐだ男愛され
※モブいます
※FGO初心者(始めてから50日以内)なので、知識不足はご容赦ください
※ぐだ男くんの名前は藤丸立香で設定しています
※真名バレあり、エルキドゥの絆礼装ネタバレあり

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※人理修復後のお話(1部~2部の間)
※ご都合主義なため、「この時間軸いなくね?」という人も普通にいます
※ネタバレ上等、原作との矛盾上等
※ぐだ男愛され
※モブいます
※FGO初心者(始めてから50日以内)なので、知識不足はご容赦ください
※ぐだ男くんの名前は藤丸立香で設定しています
※真名バレあり、エルキドゥの絆礼装ネタバレあり
※鯖ちょっとだけ性格悪め

☆☆☆

「面倒なことになってきたねえ」

その言葉とは裏腹に、美人な天才は口角をあげる。
その隣で重くため息をつくロマンを安心させるように、立香は無理やり笑顔を作った。

丁度一週間前、人理を全て修復した。
様々な犠牲を乗り越え、ようやく平穏が訪れると思った―――のだが。
凍結されたマスターが次々に解凍され、徐々に力を取り戻した魔術協会から手紙が来たのだ。
丁寧な文章で書かれたその手紙を要約すると、「藤丸立香はクビだ。新しいマスターをそちらに向かわせるから、出ていけ」というものだった。
それを読んだダヴィンチちゃんの顔は今でも思い出したくない。
普段怒らない人を怒らせると怖いのだなあ、と痛感した。

立香としては自分の魔力が他のマスター候補に比べ劣っていることに気づいていたため、サーヴァントのためにも身を引こうと考えた。
彼らも魔力が強いマスターに仕えた方が幸せだろうと感じたのだ。

しかし、それを事前に察知したダヴィンチちゃんは意図的に手紙を食堂に放置し、サーヴァントがその事実を知る機会を作った。
それからというもの――仲が良好とはいえないサーヴァントたちが全員タッグを組み、反乱軍を結成した。「藤丸立香以外のマスターは必要ない」、そう言って。
彼らはさりげなく立香が出ていかないように見張りをつけるとともに、モリアーティや孔明、ギルガメッシュ等の頭の回転が速い連中を筆頭に魔術協会を社会的に消す計画を立て始めた。
その計画は順調だった。当たり前だ、睡眠が必要のないサーヴァントが24時間その天才的な頭脳と強靭的な肉体をフル行使しているのだから。
しかし、「厄介な末端が消えた、次は本丸だ」と意気込んだところで立香に計画がばれた。
計画を知った立香は猛反発した。そりゃあもう、人生で一番怒ったかもしれない。
みんなの馬鹿!嫌いになる!そんなことしたら縁切る!
そう喚き散らす立香の言葉に、彼らは一斉に震えだし――なんとか、魔術協会抹殺計画を取りやめてくれた。
ただ、過保護さには拍車をかける結果にはなったが。

その事件をきっかけに、最初はカルデアを去ろうと考えていた立香も「そんなことをしたらもっとひどいことになる」と考えを改めた。
そして、その考えは奇遇にも魔術協会と一致したらしい。
サーヴァントらが末端組織を消したことを踏まえ、彼らも考えを改めたのだ。
「藤丸立香をカルデアから引き離すことは賢明ではない」と。

そして、今日魔術協会から手紙が届いたのだ。
彼らは丁寧に前回の手紙の内容について謝罪すると同時に、「一カ月間マスター候補を5名送り込む。藤丸さんにはマスターとしての役割と同時に、育成や引継ぎを行ってほしい」という旨が書かれていた。
それだけだったら、頭を悩ませる必要はなかった。
しかし、そのあとに書かれた文章が問題で。
「ガウェイン、キャスターのギルガメッシュ、源頼光、エドモン・ダンテス、燕青の5人を新マスターと仮契約させよ」という言葉が記載されていたのだ。

「どういう基準で選んだのかは定かではないが…シミュレーターによる適正かな?何にせよ、選ばれたのは立香くんのことが大好きな連中ばかりだ。全員絆レベル10だったろう、素直に他のマスターについてくれるかが問題だ」

ダヴィンチちゃんが珍しく悩まし気に視線を落とす。

「ただ、やっと魔術協会側が軟化した提案をしてくれたことには変わりない。立香君には悪いが、できれば説得をしてくれると嬉しい」
「はい、これからするつもりです。少し寂しいですけど…最初の提案を呑んで皆と離れるよりはずっとましだ。それに、マスター候補の人たちが書いてくれた手紙を読んだら、すごくいい人たちだった。これなら皆も納得してくれると思う」

その言葉に、ドクターは少しだけ神妙な顔をする。
立香が無意識のうちに握りしめた拳を上からそっと覆い、「君はまだ子供なんだからね。我慢しないように」とふわりと笑った。

Comments

  • August 13, 2024
  • えま

    最後の子は爪剥がすんじゃなくて立花君に事情説明して爪だけ切って貰えば良かったんじゃ…あとご飯粗末にする子は嫌いです。捨てるくらいなら私にくれ!って思ってしまった()

    December 19, 2021
  • スピカ

    食べ物粗末にすればエミヤの宝具が即死効果付与で速攻で飛んでくるぞ。

    September 18, 2021
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