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英・仏・オランダの港街巡り ノルウェージャン プリマ命名クルーズ(後編)

ESSAY
2022.10.31

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バイブビーチクラブのインフィニティーホットタブは見晴らし抜群=撮影・上田英夫

バイブビーチクラブのインフィニティーホットタブは見晴らし抜群=撮影・上田英夫

  • 上田寿美子
    クルーズジャーナリスト

    日本旅行作家協会会員、日本外国特派員協会会員。クルーズ旅行の楽しさを伝え続けて30年余り。外国客船の命名式に日本を代表するジャーナリストとして招かれるなど、世界的に活動するクルーズライター。旅行会社などのクルーズ講演も行う。著書に「豪華客船はお気に召すまま」(情報センター出版局)、「世界のロマンチッククルーズ」(弘済出版社)、「ゼロからわかる 豪華客船で行くクルーズの旅」(産業編集センター)、「上田寿美子のクルーズ!万才」(クルーズトラベラーカンパニー)など。2013年からクルーズ・オブ・ザ・イヤー選考委員。

前編から続く

次世代客船「ノルウェージャン プリマ」の命名式クルーズ。アイルランド・コーブを出港したノルウェージャン プリマは、翌日、英国のポートランドに到着しました。ここは、ブリテン島と幅約200メートルの砂州でつながっている陸繋島(りくけいとう)です。

連載「クルーズへの招待状」は、クルーズ旅の魅力や楽しみ方をクルーズライターの筆者がご紹介します。

アイルランドから、英・ポートランド入港

バスツアーに参加し、アボッツベリー・亜熱帯庭園へ行きましたが、入場口でガイドがくれたのは、地図1枚と、「矢印に沿って進むとよい」というヒントだけ。庭園内に入ってゆくと、まず、英国の作家ルイス・キャロルの児童小説「不思議の国のアリス」像が迎えてくれ、ちょっとミステリアスな庭園散策が始まりました。うっそうと茂る緑の庭園を地図と「→」を頼りに歩いていくと、「シダの庭」「アジサイウォーク」「ビルマ(ミャンマー)のロープ橋」「秘密の小径(こみち)」「南半球の庭」「ユリの池」など、興味深い場所が次々に登場。ところどころに、ハートのクイーンやチェシャネコなど「不思議の国のアリス」の登場人物像が潜んでいるのも面白く、あっという間に時間が過ぎていきました。

「不思議の国のアリス」像がかわいいアボッツベリー亜熱帯庭園=撮影・上田英夫
「不思議の国のアリス」像がかわいいアボッツベリー亜熱帯庭園=撮影・上田英夫

次に訪問したのは白鳥のサンクチュアリ「アボッツベリー・スワナリー」でした。ここは、約25エーカーの敷地に広がる白鳥の巣作りの場で、その中心部を歩くことができるのです。優雅で清らかなイメージの白鳥が目の前に、100羽以上もいる様子は、壮観。特に、2羽の白鳥が描き出すハートのフォルムが美しく、見とれてしまいました。これはつがいの白鳥の求愛のポーズだそうで、夫婦になった白鳥の絆が強いことから、恋愛成就や結婚成就のシンボルともいわれています。

白鳥のサンクチュアリ。つがいの白鳥が描くハート形がロマンチック=撮影・上田英夫
白鳥のサンクチュアリ。つがいの白鳥が描くハート形がロマンチック=撮影・上田英夫

船上のインフィニティービーチと、びっくりスライダー

陸上観光を終えた後は、船の施設を満喫する時間。実は、この船は、プールまで革新的なのです。最近、外国のクルーズ船ではインフィニティープールが流行中ですが、この船では、たった一つだけではありません。たとえば、8階のインフィニティービーチは、複数のインフィニティープールや、大きなベッドと浅いプールなどを配置し、潮風の吹き抜けるおしゃれなオアシスを構成しています。

さらに、17階にはメインプールに加え、インフィニティーホットタブ(温水のインフィニティープール)が4カ所も。うち二つは「バイブビーチクラブ」内にあり、ロマンチックな椅子を配置したビーチクラブで海を見晴らすホットタブにつかれば、気分は爽快! 中央の円形バーでは、現代風の自然派カクテルや、無糖のお茶なども注文できます。

海へと続くような8階のインフィニティープール=撮影・上田寿美子
海へと続くような8階のインフィニティープール=撮影・上田寿美子

さらにファミリーで楽しめるプールも発見。「キッズアクアパーク」は、噴水やシャワーで遊べるカラフルな水の遊び場です。一方、「ウェーブ」はタイヤチューブに乗って滑るスリル満点のウォータースライダー。スタート直後の急降下に続き、空に突き出すようなバンクでぐるぐる回るのが、斬新。悲鳴を上げながら私は2回挑戦しましたが、10歳の少年は8回目に挑戦中で、周りの大人たちから「君がチャンピオンだ」「君が今日の新記録を樹立した」とたたえられていました。同じことをしている人たちが話をし、笑いあい、ほめあう。コロナ禍前はよく行われていた、このようなクルーズ中の素敵な交流が、徐々に戻ってきたこともうれしく感じました。

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