認知症患者が病院の窓から転落し死亡、遺族が提訴

2026/03/31 07:25

 仙台市の当時80代の男性が病院の居室の窓から転落し、死亡したのは病院側が安全配慮義務を怠ったからだとして、男性の長男は相馬中央病院を運営する医療法人社団茶畑会(相馬市)に約2800万円の損害賠償を求めて福島地裁に提訴した。提訴は2月24日付。

 訴状によると、男性は同病院に入院治療中の昨年3月8日、居室の窓を開けて椅子を踏み台にし、窓から転落、翌9日に死亡した。原告側は、病院側は男性が認知症を患い、強い帰宅願望があることを認識していたと指摘。「対抗策を実施する義務があったことは明らか」と主張している。

 茶畑会は福島民友新聞社の取材に「対応できる人がおらず、答えられない」とした。

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