帰省したら実家がタワマンになってた
こんな作品にする予定はありませんでした…
書いてたらなんかインスピレーション湧いてきて変な方向に歪曲しちゃいました(´>∀<`)ゝ
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作品タイトル「帰省したら実家がタワマンになってた」
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母「あんた最近帰って来てないし少しは顔見せにきなさい」
P「えー結構忙しいんだけどな…あ、でも次の休日空いてるわ」
母「あんたの好きなハンバーグ作って待ってるから。アイドルの子連れてきてもいいわよ」
P「さすがにそれは厳しいと思うけど…とりあえずまたかけ直すよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
親から顔を見せに来いと呼び出されたので実家に帰ろうとしたらそこには見慣れないタワマンがありました…
いや確かにね、車から降ろされた辺りからあんな建物あったかなとは思ってたけどね
まさかそれが自分が過ごしてきた家だとは思わないわけで
連れてきた夏葉はなぜかしたり顔で仁王立ちだし
P「夏葉…これはどうなってるんだ?」
夏葉「ふふふ…これが有栖川の力よ!」
どうやらこいつの仕業らしい。鍛えすぎた脳までムキムキになってしまったようだ
夏葉「有栖川をフル活用したら、基本なんでも出来るわ」
夏葉「最新鋭の医療にリハビリだってお手の物よ」
P「例にあげる二つがおかしいだろ」
P「そういえば俺の部屋は?」
夏葉「聞いて驚きなさい、私とプロデューサーの部屋はなんと最上階よ!」
P「最上階!?エレベーター使ったとしてもめっちゃ時間かかるじゃん」
P「しかもナチュラルに同棲してた?」
夏葉「あ、エレベーター付け忘れたわ」
P「え?このタワマン何階建てなんだ?」
夏葉「それはね…有栖川家の力をふんだんに使った30階建てよ!」
P「高いわ!毎日階段で往復できる距離じゃねえだろ」
夏葉「ちなみにエレベーター想定だったから階段着いてないわよ。非常用の梯子で移動してちょうだい」
P「とんでもない欠陥住宅じゃねえかふざけんな」
夏葉「まあまあ、喜ぶのはまだ早いわ」
P「どこをどう見たら喜んでるように見えるんだ…」
夏葉「なんとマンション内にジムとバーが着いてるわ!」ドヤァ
P「お、それはちょっといいかもな」
夏葉「まあジムは器具運び込めてないしそもそも運べないし、バーは人雇ってないからどっちも使えないわ」スン
P「スンじゃねえよ、よく最初ドヤ顔できたな」
夏葉「医者は雇ってるけどね」
P「医者別にいらんだろこの施設」
P「意味不明すぎて頭痛するわ」ズキズキ
夏葉「でもお義母さん達は梯子で29階まで行ってるしなんなら住み心地いいって褒めてくれたわよ」
P「おい漢字おかしいだろ誰がお義母さんだ」
P「あとなんでうちの親はこの環境に順応してるんだよ…… 」
母「案外住んでみたら慣れるもんよ」
P「うわっ!いつの間にそこに居たんだ…?」
夏葉「あらお義母さん、ごきげんよう」
母「夏葉ちゃんはいっつも可愛いわねぇ…うちのバカ息子と結婚してくれるなんて信じられないわ…」
P「おい待て結婚するなんて話聞いたことないんだが」
夏葉「?言ってないから当然でしょ?」キョトン
P「当然じゃねえよこっちがおかしいみたいになってんじゃねえか」
母「もうあんた、頭がおかしくなったの?」
母「とりあえず部屋行って頭治してきなさい」
P「おい怪我してるみたいな言い方すんな。とりあえず部屋に…いや部屋最上階だよな?」
夏葉「そうよ?」
P「梯子だよな?」
母「ええ」
P「やっぱ無理だわ」
夏葉「仕方ないわね…カトレアは空を飛べるからそれに乗っていけば楽ちんよ」
P「カトレアって空飛べるのか!?そんな夢みたいな話あるわけ…」
夏葉「だって夢だもの」
P「え?」
P「……夢か。よく考えればあんなん現実なわけないよな」
P「ああなんか変な夢見てたからか頭痛いな…」ズキ
夏葉「プロデューサー!もうすぐ約束の時間なのに全然準備進んでないじゃない!」ガチャ
P「あ、夏葉おはよう」
夏葉「ええおはよう…じゃないわよ急ぎなさい」
夏葉「なんども呼んでるのに全然目を覚まさないんだから…」
P「今は本物の夏葉だよな?」
夏葉「まだ寝ぼけてるの?しゃんとしなさい」
夏葉「有栖川家のパーティーに遅刻するわよ」
P「あ!?そう言えば5時からパーティーじゃん…今の時間は…」
携帯をつけると結構ギリギリな時間なことがわかった
何百人も人が集まるパーティーに遅刻はまずい
P「ごめん!今すぐ支度するから先に車行っといてくれ」
夏葉「もう…それじゃあ先に戻っとくわね」
P「ああすまん…それにしてもなんか大切なことを忘れてる気がするんだよな」
夏葉「ずっと待ってるんだから、あなたも早く戻ってきなさいよ」
P「ずっと待ってる?なんでそんな大袈裟な言い方するんだよ」ズキ
また頭痛。ちょっと昼寝しすぎたかな?
結構深刻なレベルまで来てるし頭痛薬あったっけか
夏葉「こっちはアナタがいないと大混乱なんだから…」
P「ちょっと大袈裟な気がするけど、まあ信頼されてるってことならよかったよ」ズキズキ
痛い。言葉を考えるのに支障が出るレベルの痛みだ
段々痛くなっていってるような気がする
P「行く前にさ、頭痛いから頭痛薬とか探さしてくれ」
夏葉「バカねアナタ、それが頭痛薬で治ると思ってるの?」
P「それって、まるで外傷みたいな言い方しないでくれ」
変なことを言われたので頭を触ってアピールする……
あれ、手に触れてるって髪の毛じゃなくて布?
P「え……なんで怪我なんて」
朧気だった記憶が整理されていく感覚
まるで足りなかったピースが見つかった時のように
そうだ俺、夏葉と実家に向かう途中で事故に…
夏葉「思い出したのね…」
P「夏葉……お前は、現実のお前は無事か?」
夏葉「ええ、アナタが庇ってくれたおかげで体調は良好よ。最も、アナタのせいで気分は憔悴してるけどね」
P「ごめんな…迷惑かけたよな」
夏葉「そんなのどうでもいいわよ。早く戻ってこないと私もカトレアも寂しくて泣いちゃうわよ?」
P「はは、それもそうだな。じゃあありがとな夢の世界の夏葉」
夏葉「ええ、また後で。ね」
刹那、光に包まれる。体が熱を帯びるような、意識が元のあるべき場所に収束するような不思議な感覚
P「……ここは現実?頭は痛いけど、冴えてる感じがするし戻ってこれたのか?」
夏葉「すぅ…すぅ……んん…?」パチ
P「久しぶり夏葉」
夏葉「!?プロデューサー、起きたのね!?体の調子は?意識はハッキリとしてるかしら?とりあえずドクターを…」
P「まあまあ落ち着いて夏葉…」ナデナデ
夏葉「もう…心配したんだから」ポロポロ
何度も泣いたのだろう。夏葉の目は涙の跡が滲んでいる
夏葉「事故のことは覚えているの?」
P「ああ、夏葉が教えてくれたおかげで思い出したよ」
夏葉「私が?」
P「うん、夢の中でね」
夏葉「不思議ね。私も夢の中でプロデューサーと会っていた気がするわ」
P「そっか、人生おかしなこともあるもんだな」
P「っと、とりあえずドクターを呼ぼうか」
夏葉「そうね。夢の話は、退院後にお酒でも飲みながら語りましょう」
あの後医者の方から詳しい話を聞いた。
車に乗っていたら、前から大型車がぶつかってきたこと
夏葉を庇って大怪我を負い、なんども生死の境をさまよったこと
俺が回復したことで、幸いにも事故の死者は居なかったこと
病院が見つからず、有栖川家の設備を借りて治療したこと
P「いやーそれにしても、本当に夏葉には感謝だよ」
夏葉「そんなの私もよ。数日間だったけど、あなたがいない世界は穴が空いたみたいだったもの」
夏葉「もしあなたが居なくなったらって考えると…ううん、暗い話なんて今はやめましょう。なにか楽しい話の方がいいわ」
P「はは、それもそうだな。折角のタワマンなんだし、景色でも見ながら語り合おうか」
P「それにしても夏葉の家はすごいな…これ何階なんだ?」
夏葉「これは30階ね。もう見飽きたと思ってたこの景色もあなたと見ると特別に感じるわ」
P「それは光栄だね。ふあぁ…ずっと寝てたはずなのに眠気が…」
夏葉「それじゃあ二人で寝ましょう。お話は起きてからでもできるんだから」
P「そうだね。おやすみ夏葉」
夏葉「ええ、おやすみなさい」
夏葉「現実でも夢でも、もうあなたを離さないわ……」ギュ